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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 2055

    三月えみ

    自分の尺度以上は想像する
    ネタバレ
    2022年7月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 印象に残ったのは、冒頭の「骨壷」だ。近未来設定の中で浮いているように感じた。作家さんが直に目にしたものだろうか、と想像した。
    本作がそうであるというわけではないが、自分の内面を投影した作品になることもあるだろう。よって、作家の書く世界に是非は持ち込まないように心掛けている。

    この作品を読むことで、恋人を失った人をアンドロイドに任せず気に掛ける大切さを感じ取った人がいるかもしれない、1本の電話が繋ぎ止めるきっかけになるかもしれないと思い当たる人がいるかもしれない、と想像する。
    自分の固定観念に縛られそうなときほど、視点を変えて何かを得たいと思う私は貪欲なのだろう。
  • STAYGOLD それから。

    秀良子

    夢に見そうなパンダキャップ
    2022年7月22日
    「続編」を目にして複雑な気持ちになった。
    あまりにも胸が締め付けられる日高の失恋だったが、あの涙からの安易な起死回生的ストーリーはガッカリしてしまうかもしれないと危惧したからだ。
    そうは言っても、読まずにいられるわけがない。
    読んでみれば、ガッカリなんて微塵もなかった。焦りと困惑が多い1巻だったが、2巻への繋ぎも流石の一言。この先のコマが非常に楽しみだ。

    巻頭は駿斗と優士が飾り、描き方がユニークで素晴らしい。ステゴファンは必読の34ページではないかと思う。
  • 秘密 -トップ・シークレット-

    清水玲子

    ジャンルに収まりきらない
    2022年7月21日
    テーマと描写が少女漫画としてギリギリのラインを攻めていると思う。
    ショッキングな絵面が苦手な方は一考された方が良いかもしれないが、ストーリーはとてもセンセーショナルだと思う。もちろん良い意味で。
    子供の頃より愛読している漫画家さんだが、衰えない創作意欲とブラッシュアップされ続ける作品に毎度脱帽する。
    続編season0の先には何が待ち受けるのか、を知る前にシリーズの始まりとなる本作は必読。
    余談だが、「におわせ」が上手く、そこを楽しむ方もいらっしゃるだろうと思う。私もその1人。
  • たったひとつのことしか知らない

    本田

    いい加減な関係の先
    2022年7月21日
    たったひとつのことを知っているのは赤岩だけで、たったひとつのことも知らない藤ノ木は、一方的にかかってくる赤岩からの電話を密かな楽しみとして待つだけで、何も知らないことを気にしない。
    なんて、いい加減な関係だろう。
    そのいい加減な関係は、赤岩にとっては貴重で不要という不均衡なもの。
    藤ノ木はその吐露さえもいい加減(塩梅)に消化する。
    2人は他人のラベリングなど必要ない関係。それが良いと思う。