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今月(11月1日~11月30日)
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シーモア島
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陰キャ男子の疑心暗鬼とドキドキ感




2025年11月18日陽キャ美少女の好意を信じ切れずに疑心暗鬼に陥る、のだがやっぱりドキドキしてしまう。そんな陰キャ男子の心のキビをうまく描いている。この時期が一番楽しいというか、生きてるって感じがする時かもな。でもなんで美少女がこの陰キャを好きになったのかわからん。バスケやってるときに背中と背中がぶつかってから気になりだしたらしいのだが、チョロすぎないか。中高生ってこんなもの? 疑心暗鬼のドキドキを描くことがメインで、きっかけは大事じゃないんだろう。
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【合本版】大正もらい婚~10月の花嫁は姉を愛する義兄に嫁ぐ~
葛藤→いい子パワー→解決!



2025年11月17日いい子の主人公が虐げられているが、その善良さで周りを魅了して幸福になるという、王道中の王道を行くお話。それが悪いとは言わないが、他人との葛藤があると主人公がいい子パワーを発揮してあっさり相手が改心して解決! の繰り返しが安易かつ単調で、さすがに曲がなさすぎる。
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まだ展開しきっていない感じ




2025年10月16日そこそこおもしろいのだが、この作者にしては心の掘り下げが甘い感じがして食い足りない。媒体がホラー誌だから? それよりも、後書きによるとまだ描きたいことがいろいろあるらしく、それらを読まなければ作品世界の全貌が明らかにならないと見る方がいいのか。続きを描いてほしい。
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話をまとめることの難しさ




2025年9月26日サバトの牡山羊を思わせる獣頭の男と、無邪気な幼女の二人暮らし。男は女の子を大切に守っているが、呪われた身である彼は彼女に触れることができないーー。
古い寓話のような陰りのある物語で、かすれたような絵柄も物語にふさわしく、非常に雰囲気のある作品。途中まではその雰囲気に浸ってとても楽しめたが、終わり近くにそれまでの設定を覆したり、過度にぼかしたラストにしたりして、話の着地点をうまく見つけられなかったように見えるのは大変残念で、星を伸ばすことができなかった。話を終わらせるというのは難しいことなのだなと改めて思った。
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風呂敷をちゃんと畳んでくれ




2025年9月5日30代半ばの青年漫画家の仕事や恋の悩みをリアルに描く日常系の作品かと思ったら、いつのまにかゾンビパニックホラーになっていた!日常の中に少しずつ不穏な気配を混ぜ込んでゆくさじ加減が絶妙で、大きな方向転換も違和感を感じさせない。その後はとにかくゾンビが怖いし、さえない漫画家が趣味の銃でヒーローになっていくさまが痛快で、ページを繰る手が止まらない。これで広げた風呂敷がちゃんと畳まれたら名作だったのに…。
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お取り寄せの品の宣伝




2025年9月2日食品お取り寄せにはまっている主人公が次々と食レポを繰り広げる。結局、お取り寄せの品の宣伝以上のものではないかな。そこに振り切ったことを評価する人にはいい漫画。
一話だけ、主人公が食や料理にこだわる理由に触れた回があり、かろうじてストーリーを伴う漫画にしたてた意味があった。
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熱心なファンなら読んでもよい




2025年9月2日同人作品や初期作品の集成。この作者らしく丁寧な後書きがあって、そこで本人が認めているように、絵、話ともに未熟さは明らかで、作品よりも後書きの自己解説に意味がある。
熱心なファンなら読んでおきたい。
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医師限定の人材紹介業




2025年8月31日感じ悪い主人公がなぜそんなに金を稼ぎたいのか、ただの守銭奴なのか、それともーーという、ブラック・ジャック以来のよくあると言えばよくあるお話。医師限定の転職支援という仕事を知らないので興味深かった。
プロ野球のドラフト候補だったという設定がほとんど生きてないのはもったいない気がした。8年間昏睡状態にあってから目覚めた人が2年後には文章で能力を発揮してるというのも、そんなに簡単にいくものなのかとやや気になった。
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30代夫婦の危機




2025年8月29日専業主婦になって社会から隔絶し経済力をなくした妻の寄る辺なさとか、横暴な父親を見て育った夫の親になることへの不安とか、昇進をほのめかされて果たされない時の失望とか、老いた親への愛情と嫌悪感の入り混じった気持ちとか、きょうだい間の不平等への不満とか、現代人が多かれ少なかれ感じているだろう心情が非常にうまくすくい上げられている。
一回りも年下の若い男にまっすぐな思いを向けられるのは読者に夢を見せようとしているのだろうが、男の性格や主人公にひかれていく過程を丁寧に書くことで無理を感じさせない。荒唐無稽の同義語としてのマンガ的なところがほとんどなく、迫真性で読ませる作品 -
勢いのある殺戮物語




2025年8月27日女子高生の2人組の殺し屋が明るく仕事を果たしていく。ほかにも多彩な殺し屋たちが登場して、どんどん人が死んでいく。死に方もとにかくスプラッターで、真っ二つにされたり、強力な銃器で吹き飛ばされたりして、中身をぶちまけがち。
殺し屋たちは街中で対戦車砲をぶっ放したり、ヒーローもののようなコスチュームだったりで、現実感は皆無。超人たちによるバトルものに近い。
テコ入れなのか、途中からエロの回数も嗜虐度も上がっていったけど、絵柄のせいか全くエロくない。スプラッターなのにあまりグロく感じないのも同じ理由だろう。
テンポがいい。主な登場人物たちがたどる末路も、この手の物語としてはまあそうなるよなって感じで、グロが苦手でなければ全体としてはまずまずのエンタメだと思う。
死んだはずの妹がモンスター化して出てきたことと、最後のライバルに弾が当たらないことの理由が作品内で明らかにならなかったのは減点要素かと。 -
才能はあると思う




2025年8月12日いろいろ描きたいことがありそうで、それをあるいはエモく、あるいは鋭く描く腕は持っているけど、バラバラな感じ。〈あれっ、前は〇〇って描いてたのに…??〉〈えっこんなに掘り下げといてそれだけ…??〉などと感じることが多い。
人物の心理を丁寧に描いているが、その心理を生んだ状況とマッチしていないので、せっかく細かく描いても宙に浮いた感じがする。登場人物のセリフや内言で心理を説明することが多いのは、少年誌だからというだけでなく、心理と状況が必然としてつながっていないのを作者の理屈で強引に結びつけようとしている面があるだろう。言ってみれば人物が作者の代わりに言い訳をしているのであり、人物が生身の人間ではなく、作者の人形のように感じられてしまう。もっと行動や表情、状況それ自体から読者に読み取らせるようにした方がいい。
個々のエピソードをエモく描く能力は高いので、この人の読み切りや短編を読みたい。
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青春そのもの




2025年8月12日不眠症の少年・中見は高校の天文台で眠る少女・曲に出会う。心臓に欠陥を抱える曲は眠りのうちに命を落とすことへの恐れから、中見は幼いころ寝ているうちに母親に去られた心の傷から、夜に眠れなくなっていたのだ。不眠症の二人は天文部員として行動を共にするうち、心を通わせ、互いをかけがえのない存在としていく。
柔らかな線で描き出される女の子、自然、街並みは情感豊か。説明的なセリフやナレーションに頼らず、擬音すら排した静謐な情景描写によって読者を説得していく。登場人物は脇の一人一人に至るまで血が通っており、それぞれに優しく誠実で、精いっぱい生きている。
傑作。
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初恋+スケベ=初恋ゾンビ




2025年8月11日多くの男は初恋を実らせることはない。でも忘れ去ることもできない。初恋の相手は理想化されて心の中に住み続ける。ーーそんな男の恋のあるあるをカタチにして心の外に可視化したのが初恋ゾンビで、セクシーに理想化された女の子たちの幻が、憑依霊のように男たちの頭上を漂っているのだ。
主人公の初恋ゾンビであるイヴ、初恋の相手でイヴのモデルの指宿、幼なじみのグラマラス美女・江火野の3人のヒロインがそれぞれ魅力的で、初恋ゾンビが見える特殊能力を持つ主人公・タロウと作る四角関係がどうなっていくのか、先が気になる良作。ただ初恋ゾンビという設定が特殊であっただけに、完全には処理しきれなかった感があるのが惜しい。
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憧れの公爵令嬢と王子に溺愛されています!? 婚約者に裏切られた傷心令嬢は困惑中【単話版】
印象が弱い



2025年8月7日ライトノベルの受賞作のコミカライズ。魅了の呪具を使う令嬢に婚約者がたぶらかされるというよくある話だが、それを5組のカップルに拡大し、それぞれのその後までたどるのが個性か。コンプレックスまみれのヒロインが両親や新しい婚約者である王子の愛を信じられるようになるまでの成長物語……なのだが、読み終えて印象に残った場面やカット、セリフがない。それなりにドラマが起きているはずなのに平板で、淡々と終わったように感じてしまった。
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低山をピクニックするかのよう




2025年8月5日まじめな男女が少しずつ距離を縮めていくさまを描く。普通なら山あり谷ありにしそうなところ、谷はほとんどなく、ただゆっくりゆっくり登っていって、登り詰めたところで終わる。展開のしかたとしては珍しいかも。
ムスブさんはまじめだけどカチコチではなく女性的な柔らかさに満ちていて、少しずれているところがいかにもおぼこっぽくてかわいい。そんなムスブさんを砂上くんがひたすら大切にしているのがいい。
作中のムスブさんの母親や友達と同じように、あたたかく見守りたくなる二人でした。
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生と死と他者と




2025年6月20日生と死と他者。この3項目のさまざまな組み合わせを試した短編集。どの話も手際よくまとめられているし、難しいテーマを扱っていても適度に人物のセリフによって主張が説明されるのでわかりやすい。あとがきに作者自身による丁寧な作品解説がついているのもいい。この作者にしては希望を感じさせるほの明るいラストが多い。
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