レビュー
今月(4月1日~4月30日)
レビュー数5件
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シーモア島


投稿レビュー
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ジャックのスパダリっぷりに目が眩む(笑)2025年4月30日ジャックとヘロン枢機卿。全くタイプの異なる2人にドキドキしっぱなし!特にジャックの溺愛ぶりにクラクラしちゃう(笑)。羨ましい!この三角関係(?)が今後どう展開していくのか、楽しみです。個人的には、制服系の衣装デザインのカッコ良さも嬉しい(*´˘`*)♡
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母と子のなんとも奇妙な関係2025年2月12日淡々と、また時にはユーモラスに綴られる、ルピック家の末っ子「にんじん」とその家族の物語なのですが、母親とにんじんの関係がなんとも奇妙。兄と姉には優しいのに、にんじんに対しては冷たく、にんじんにだけメロンを食べさせないとか、嫌な仕事(狩の獲物の息の根を止めるとか)を押し付けたりなど、どう考えても○待なんですよね。しかも作者ルナールの実体験を基にしているというから、驚きです。昔から毒親は存在したんですね。この翻訳は少し古さを感じますが、レトロなイラストにマッチしていて、その古い感じが逆に良い味を出していると思います。
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これを読まずして少女漫画を語るなかれ!2025年1月23日アニメをリアルタイムで見ていた世代です。懐かしいなぁ!今読んでも、何度読んでも、やっぱり面白い!個性的で魅力的なキャラクターに、スケールが大きくてドラマティックなストーリー…「少女漫画はこうでなくっちゃ!」と思う要素がてんこ盛り盛り(笑)!愛蔵版が電子コミック化されているので、普通のコミックにはなかった巻末のおまけページが嬉しい。しかもその内容が、山岸涼子先生との対談とか、安野モヨコ先生のエッセイとか、豪華すぎ!ありがたいありがたい。その中で一番印象に残ったのは、2巻の巻末に収録されている「読者の皆様」と題した大和和紀先生からのメッセージです。この作品が描かれた昭和の時代、また作品の舞台となった大正時代にあったさまざまな差別や偏見について、「作中のその描写を削除することは、『そういった差別や偏見があったという事実』をなかったことにしてしまう」との配慮から、あえてそのままにしてあるとのこと。今回このメッセージを読んで、価値観や考え方の変化も含めて「時代の変化」について考えさせられた次第です。その意味でも、「この作品を読まずして少女漫画を語るなかれ」と思います。は〜、つくづくすごい作品だな、これは。
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再び夢を追うには遅すぎたのでは…2025年1月11日「一度は諦めた夢を再び目指す」というのはすごく感動的な話ですが、20歳過ぎのバレエダンサーがプリマを目指すのはかなり無理がある設定ですね。現実世界でのプリマバレリーナたちの経歴を調べれば分かることですが、みんな10代の内から世界の舞台で踊っているような人たちばかりです。バレエダンサーとしての成長に一番大切な頃に「ただなんとなく踊っていただけ」の鯛子が、今更どんなに良い指導者とパートナーに恵まれて努力しても、プリマになれるとは思えません。前作に引き続いて読んでいましたが、だんだんと展開に無理を感じるようになりました。それに加えて、以前に比べると作画がちょっと雑になったように思えます。槙村先生の作品には好きなものが多いけど、この作品はもう読まないでしょう。
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思いっきり笑いたい人は読むべしッ!2025年1月8日まだ無料分しか読んでないんですが、次から次へと繰り出されるギャグが面白すぎて、腹筋崩壊するぅ!誰か助けてぇ(笑)!魔女にエルフにゴブリンに…雑かわいい不死鳥にゴーレム…グフッ(思い出し笑い)、その辺の男より男前(?)なリラおばさんとか…!続きが気になり過ぎて、夜しか眠れないだろ!(←笑い過ぎによる一時的な錯乱)これはもう続きを読むしかないね!
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和製シャーロック・ホームズ、見参!2024年12月26日雰囲気がなんとなくシャーロック・ホームズに似てるなぁと思っていたら、作者の岡本綺堂がホームズの翻訳本を読んで思いついた作品だそうです。納得!一話完結なので、一つ一つの話が長すぎなくて読みやすいです。作品の中で描かれる江戸の人々の暮らしぶりや、風俗習慣などもうかがい知れて面白い。時には勘違いしたり、手下と一緒に鰻に舌鼓を打ったり、朝寝坊したり、と人間味溢れる半七親分がなんとも魅力的です。この作品の後は、番外編の「三浦老人昔話」を読むのをお忘れなく!
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日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典
古典に詳しい方には物足りないでしょうね2024年12月22日厳密には「日本人なら知っておきたい日本文学の作者と登場人物の裏話」かな?前作の「日本人の知らない日本語」と同じノリで気軽に楽しめますが、日本文学や文学史のお勉強になるほど深い内容ではありません。古典好きな方なら、この本を読むまでもなく知っていることばかりでしょう。まだ古典を学んだことのない小中学生なら、入門書として楽しめるかもしれません。いいね
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「袖ビーム」?そんなん知らんがな(笑)!2024年12月16日日本語学習者の質問が、日本人には目から鱗の連続で、爆笑したり驚いたり。コミックなのでとても分かりやすいし、気軽に楽しめます。日本語教師の皆さま方の日々の努力と苦労にも、一生懸命に日本語を勉強している学習者の皆さま方の努力にも頭が下がります。それにしても「袖ビーム」か…ガードレールの端っこにそんな名前がついていることさえ知りませんでした。日本人にも勉強になりますね(笑)!
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カクテルの数だけドラマがある…なんてね2024年12月14日隠れ家のようなバーに、謎めいた美人バーテンダー、カクテルをテーマにしたストーリー。設定が大人っぽくて魅力的です。お酒がテーマであるだけに、登場人物も当然大人ばかりなので、共感しやすく親近感があります。カクテルそれぞれの由来やレシピなども、とても勉強になって楽しめます。読み終わった後に無性にカクテルを飲みたくなるのが欠点かしら?(笑)彩美さんがステキな上司になっていたのが、個人的には一番嬉しかったな。
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そう、暴力。暴力は全てを解決する(笑)!2024年12月12日X(旧Twitter)でたまたま読んで、気がついたらハマっていました(笑)。こんなシスターに拳や蹴りをお見舞いしてもらえるなら、いくらでも懺悔したくなる。そんな怪しい、いやいや妖しい気分になる作品です(えっ?そんなの私だけ?そんなことないよね?)。悪魔と仲良しだったり、たまに薄いご本をお読みになったり、水着姿もセクシーだったり、薄いご本のネタにされたり。そんなシスターから今後も目が離せないっ!神よ、末永く読ませていただきます…アーメン。
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ほっこりあったかい気持ちになれる作品です2024年12月11日X(旧Twitter)で読んでいました。女の子と男の子が出会って、互いに惹かれ合いながら成長していく…お約束と言えばお約束の展開なんですが、エピソードの一つ一つがほっこりあったかくて良いんですよね〜。絵もかわいくて好きです。
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完璧な女(ひと)に憧れた時もあったけどね2024年12月5日リアルタイムで読んでいました。この作者さんの作品の多くがそうですが、ヒロインが完璧で隙がなく、共感しにくいのが難。サラディナーサしかり、他作品だとジェニーやフランソワーズ、ファラもそのタイプですよね。周囲の人も崇拝者という感じで、崇め奉っているような。正直、羨ましい(笑)。けどマシューやドン・ファン殿下のような、迷ったり悩んだりする人間味あふれるキャラクターが好きな私には、完璧すぎるヒロインは近寄り難くて無理(泣)。絵は華やかで力強くて魅力的だし、ストーリーもドラマティックで非常に読み応えがあります。スペインの歴史に興味のある方には特にお勧めです。
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ずいぶん昔に流行りましたよね〜この本2024年11月23日男と女の行動や考え方などに違いがあるのは「脳の構造」が性別によって異なるから…という観点で書かれた本です。一時期、世界中で話題になったのは、この本を読んでいろいろと腑に落ちた読者が多かったのでしょうね。本の中にある「男脳・女脳診断テスト」で超男脳という結果だった私は、確かにこの本の中で指摘されている「男脳」の行動や考え方の特徴に非常に良く当てはまりましたし、「女脳」だった家族や友人も「女脳」の特徴に当てはまっていて、驚いたり面白がったりした覚えがあります。ただ、著者の主張には著者自身の偏見や思い込みも含まれているように感じる部分もあり、また全ての人に男脳・女脳の特徴が(脳の性別がどちらであれ)ぴったり当てはまる訳でもないと思います。「男女の違いについて、こういう考え方や解釈の仕方もあるよねー」くらいに受け止めるのが良いのかも。
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何気ない日常を、丁寧に丁寧に…2024年11月15日BLと思わせてからの飯テロ漫画&レシピ漫画です(笑)。料理がどれも美味しそうで、しかも小難しくなく、作ってみたくなるものばかり。読むとお腹が空いてくるのが、この作品の唯一にして最大の欠点ですな(笑)。この作品に限りませんが、よしなが先生の作品は登場人物同士の会話がすごく自然なのが好きなんですよね。そして丁寧に描き出される、何気ない日常の中の出来事。よしなが先生の作品のそういうところがたまらない魅力なんです。シロさんやケンちゃん含め、みんな少しずつ歳を重ねていて、現実世界同様に変化していってるのも良い。最後はどう終わるのかしら?最終話が楽しみなような、その日が来るのが怖いような。でもしっかり見届けたいと思います。
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みずみずしい作品集2024年11月14日子供の頃に「なかよし」で読みました。みずみずしく感動的な印象の作品ばかりです。懐かしいなぁ!表題作と、フラメンコの話が特に印象的です。
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懐かしい!2024年11月13日昭和に「なかよし」読者だった世代には超懐かしい、牧村ジュン先生の初期の作品です。初出は1978年らしいので、さすがに絵にもストーリーにも古さを感じます。もうそんなに昔の作品になるんですねー。時が流れるのは早いなぁ。
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何度も読んで、何度でも騙されたい2024年11月5日後の作品と比べても遜色のない面白さ!読者をミスリードさせる手法や、ヘイスティングズの素人目線の意見が時にポアロの推理のヒントになることなど、後のクリスティ作品にも出てくる要素がすでにてんこ盛り。あらゆる意味で「原点」となる作品です。クリスティ作品は順不同で読んでも楽しめますが、やっぱり一作目を読んでおくことを強くお勧めします。
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くノ一・お梛がお江戸の闇を斬る!2024年11月3日エロティックなレディコミ的要素もありますが、基本は勧善懲悪か、しみじみと胸を打つ人情物です。実在の人物や実際に起こった事件なども巧みに織り交ぜながら、くノ一のお梛と相棒(?)の京弥が、江戸に蔓延る悪をたたっ切っていくのが痛快!それにしても将軍様、子供作りすぎ(笑)。
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妖しいほどに美しくてドキドキします2024年11月3日魔木子先生の描く作品はどれも妖しいほどに美しい。個人的にはこの作品の頃が一番絵が綺麗だと思います。ただエロティックなだけでなく、ストーリーも魅力的なのが、その他のレディコミ漫画家との大きな違いですね。連載が長く続いていれば、蘭や明の過去や、組織のボスの正体など、もっと掘り下げて奥行きのある展開になったんでしょうね。今でも続きを読みたいと思う作品です。
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読んだらトルコに行きたくなる(かも笑)!2024年11月1日コミック持ってましたよ〜。トルコの人々の日常生活がよく分かって、とても面白かった!この作品を読む前に、縁あってイスタンブールの一般家庭にホームステイさせてもらったことがあるのですが、集合住宅の上階の家の窓からホストマザーが紐をつけたザルの中にお金を入れて下にスルスルと下ろし、道で遊んでる近所の子供にお使いを頼むのを目撃して衝撃を受けた覚えがあります。この作品の中にも同じ場面が出てきて、「あれはトルコでは一般的なんだ!」とまたまた衝撃(笑)。実際にトルコにお住まいの高橋先生ならではの「内側から見たトルコの魅力」がぎゅっと詰まったコミックエッセイです。読んだらあなたも絶対トルコを好きにな〜る!(笑)。
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懐かしの昭和の少女漫画2024年10月31日電子化してたんだ、こんな古い作品!懐かしいなぁ。リアタイで読んでた当時、よりこちゃんが好きでした。外見はちょっと怖そうだけど、優しくて面倒見が良くて。彼女の過去に起きた事件が悲しかったけど、くるみちゃんのお陰で状況が好転したのが子供心(当時、小学生)に嬉しかったのを覚えています。恋愛に関しては、王道の展開って感じ(笑)。昭和の少女漫画を懐かしみたい方におすすめの作品です。
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盛りだくさんの作品集2024年10月29日表題作ほか、作者の初期の作品も色々収録されていて、お得感あり。。個人的には「雪女」が一番印象に残っています。哀しくて切ない(泣)。表題作は女子大生3人のゆるいコメディ。全体的に気楽に楽しめる作品集です。
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昭和のゆるふわSFコメディ!2024年10月24日ふわっと柔らかくてかわいらしい絵の、ゆるいSFコメディ。リアルタイムで読んでいましたよ。懐かし〜い!ストーリーや設定だけでなく、宇宙人キャラのネーミングも独特で面白かったのを覚えています。昭和の青春時代を懐かしみたい方におすすめ!
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本作の後に「女人源氏」と「窯変源氏」も2024年10月22日源氏物語の面白さを広く世に知らしめた、不朽の名作!この作品を読んだ影響で、大学で平安文学を専攻したと言っても過言ではありません。繊細かつ華麗な描写で、原作の魅力を余すところなく伝える大和和紀先生の力量には、ただただ驚かされます。年齢・性別関係なく、全ての人に一度は読んでほしい作品です。余談ですが、「源氏物語をもっと知りたいけど、原本にあたるのはハードルが高い」という方には、瀬戸内寂聴さんの「女人源氏物語」と橋本治さんの「窯変 源氏物語」も併せてお読みになるのをおすすめします。前者は女性の、後者は源氏の君自身の視点から書かれており、源氏物語を様々な視点から多角的に楽しめます。
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のだめの「ぎゃぼー!」が最高(笑)!2024年10月19日千秋役の玉木宏目当てにドラマを見て、それから原作にハマりました。ドラマも面白かったけど、それ以上に面白くて魅力的なんですよねー、この作品!のだめの「ぎゃぼー!」が最高(そこかい!笑)。学生の時に学生オケでチェロを弾いていたので、作中のエピソード(特にオーケストラ関連)には頷いたり爆笑したりと大忙し(笑)。プロを目指す若手音楽家の苦悩や努力や涙もあって、ただの「楽しい音楽漫画」だけで終わらない。そこが魅力なんだと思います。レビュー書いてたら色々思い出して、また読み直したくなっちゃった。何度読んでも楽しめる、私にとっては永遠の名作の一つです。
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スパイ+殺し屋+超能力少女=面白い‼︎2024年10月16日まだ無料版を読んだだけなのですが、なんだこりゃ!おもろいやん(笑)!スパイアクション(一応)に、ちょっとズレてるファミリードラマを足したような、このゆる〜い感じがたまらない(笑)。この擬似ファミリーが今後どうなっていくのか?これは続きをぜひとも読まねば!
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あの衝撃のラストは、もう30年以上も昔!2024年10月16日リアルタイムで読んでいました。ダイヤルQ2とか、さすがに色々時代を感じる点もありますが、1990年代の作品ですからね。社会問題や人の心の闇を鋭く描き出しつつ、昴流の手袋の理由や星史郎さんの正体などの謎も絡めて、最終話の残酷で衝撃的なラストまで、ぐいぐいと話に引き込む魔力のような魅力は、さすがCLAMP。初めてこの作品を読んでから30年以上経過していますが、今思い出しても少しも色褪せない魅力のある作品です。「人が人を裏切る」なんてことは、東京に限らずどこにでも転がっていることなんだけど、それでも人を信じることをやめたくないからこそ、最後の星史郎さんのセリフが心に突き刺さるし、忘れられないのかもしれません。
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続刊希望!2024年10月14日清王朝時代の中国が舞台の推理ものです。超絶美形で秀才だけと堅物の主人公が、幼なじみの祥に振り回されてるのが笑えます(笑)。如星と費莫英華のやりとりが妖しく美しくて、ドキドキしながら読んでいました。掲載誌が休刊したせいで連載もストップしてしまいましたが、雑誌に掲載された分は全話電子化してほしいです。
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唯一の被爆国・日本が果たすべき役割とは2024年10月14日今年(2024年)のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が受賞したとのニュースを見て、真っ先にこの作品が頭に浮かんだ。実際に被曝した岩竹博氏と、重松静馬氏の手記を原資料として生み出されただけあって、作中の描写は非常に生々しくリアルで言葉を失う。ロシアとウクライナ、ハマスとイスラエル、ヒズボラのイスラエル攻撃…と武力衝突が増す中、特に核保有国であるロシア(とハマスの背後にいると言われるイラン)の脅威が大きくなりつつある昨今、被団協が平和賞を受賞した意味は、今後の世界平和を考える上で極めて大きいと思う。日本の被曝体験を「単なる昔話」にしないため、同じ悲劇を繰り返さないために、この作品は今こそ広く読まれるべきであり、また永遠に読み継がれるべきだろう。
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佐々木倫子は、もはや一つのジャンルである2024年10月12日この作品のコミックの帯にあったこのキャッチフレーズが、全てを物語っています(笑)。どの業界を描いても「佐々木倫子ワールド」炸裂!なんですよねー。誰にもマネできなさすぎて(笑)。フレンチレストランの裏側を描き出したこの作品、飲食業界で働いた経験(フレンチレストランでなくても)のある人には、大なり小なり頷けるエピソード満載です。しかしオーナーの性格が破天荒(非常識とも言う)すぎて、好き嫌いが分かれそうですね。読んだ人みんな「諦観の笑み」になりそう(笑)。
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あんまり響いてこなかった作品2024年10月7日絵は変わらず端正でキレイですが、何を言いたい作品なのかが今ひとつ響いてこないように感じました。主要キャラがみんな出来すぎてるというか、「等身大」のキャラが少なくて、最後まで気持ちが入り込めないままでした。リコの不思議な能力はいつの間にか出てこなくなるし、終わり方も唐突というか中途半端というか。この作品を楽しめなかったのは成田先生のせいではなく、私自身の「漫画に求めるもの」が変わったせいでしょうね。昔は成田先生の描くカッコいいキャラがとにかく大好きだったんですが。成田先生とそのファンの方には申し訳ないけれど、私にとってはあまり魅力を感じる作品ではありませんでした。
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きっと死ぬまで読み返す、私の人生の教科書2024年10月5日10年以上前に購入して以来、ずっと手元に置いて数年ごとに読み返しています。優しく語りかけるような文章でとても読みやすく、読む人の心に素直に響いてきます。何度読んでも、読むたびに新たな気づきや学びがある、私の人生の教科書のような本です。私は特に何かの宗教を信仰しているわけではありませんが、この本を読むと宗教や信仰とは「救い」なのだなぁ…とつくづく思います。全ての人に読んでほしいですね。
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とりあえず、終わり良ければ全て良し♪2024年9月18日終わり方が唐突で拍子抜けしたのは私だけ?とは言え、ユカちゃんがありのままの自分を好きになれて、大好きな漫画にまた向き合えるようになれたのは良かったと思います。それにしても編集者がク◯過ぎて、思わず殺意を抱いてしまいましたよ(笑)。
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怪しくも美しい平安の闇に魅せられる2024年9月14日月刊メロディに掲載中、偶然見かけて虜になった作品です。平安文学大好きな私なので、どうしても時代考証には厳しくなってしまいますが、さすがは岡野先生。その辺の「なんちやって平安『風』漫画」とは一味も二味も違います。原作にはいないオリジナルキャラクターの真葛も良い味出してます。というか、真葛が作品中で最強キャラかも。彼女にかかれば、祐姫も菅公も良いようにおちょくられていますからね(笑)。作品の後半から、平安という時代を超えて哲学的というかなんというか、ちょっと難解になったように感じました。なので私個人の評価は☆一つ減らしました。悪しからず。
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鬱病について学べるコミックエッセイ2024年9月13日テーマは重くて真面目ですが、コミカルな絵で楽しく読めます。私自身も鬱(症状はかなり軽かったけど)になった経験があるので、ツレさんの気持ちがよく分かるし、「あ〜こういうこと私もあったな〜」と頷きながら読みました。鬱の辛さは、未経験の人には理解が難しいでしょうが、この作品を読むことで理解しやすくなると思います。身近に鬱病の人がいる方、または鬱病について知りたいけど堅苦しい本は苦手な方にお薦めです。
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やっぱりフランスの歴史は面白い!2024年9月10日フランスの歴史を語る上で欠かせない人物の一人、ナポレオンの生涯を描いた壮大なスケールの歴史ドラマです。ナポレオンが偉大な人物なのは漠然としか知らなかったのですが、この作品を読んでよく理解できました。登場人物一人一人の心理描写の鮮やかさや、虚構と史実を織り交ぜる巧みさ。かなり長い作品ですが、非常に読み応えがあり、読み始めたらあっという間です。「ベルばら」の後のフランスの歴史に興味がある方、スケールの大きなドラマティックな作品が好きな方には特にお薦めします。
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みずみずしい青春時代の一コマ2024年8月29日さまざまに揺れ動く思春期の女子高生たちの心を優しく描き出した、みずみずしい作品。吉田秋生先生を知ったのも、オムニバスという形式もこの作品が最初でした。40年近く前(初出は1985年)の作品なので、固定電話しかなくて彼氏からの電話をお父さんに出られたり(笑)、当時大人気の「オレたちひょうきん族」の話で盛り上がったりと時代を感じます。懐かしい〜(笑)。彼氏との仲の進展具合に悩んだり、高身長にコンプレックスを感じたり、周囲の人間の言葉や行為に深く傷ついたり…今も昔も女の子の悩みは同じなんだなぁ。そして、そんな女の子たちの何気ない日常の一コマを切り取って描き出すのが、吉田秋生さんは本当に上手いと思います。昭和の時代に青春時代を過ごした人におすすめです。