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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • アスチルベ~船底の花嫁~

    鈴木望

    題材は良い。だけど…
    ネタバレ
    2026年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こういう隠れた歴史の裏側を描くストーリーは好きです。人身売買や性奴隷のお話を描くというのはかなり勇気のいることだと思うのだけど、そこに果敢に取り組まれた作者さんに拍手したい。

    ただ…主人公のヒロインが余りに運が良すぎというか、過酷な環境の中で一人だけ主人公補正が働いてるのが強く見て取れて、正直なところあまり共感できませんでした。
    自分から奴隷に志願するというのは余りに無鉄砲で世間知らず過ぎます。たまたま人の良い男性に拾われたからよいけれど、通常だったら他の女性たちと同じく酷い目に遭ってますよね。少女漫画の括りだから、そこまで凄惨にできないのだろうなとは思うのですけど…

    主人公に酷い目に遭えとは言わないけど、自分だけ偶然男性に守られて身綺麗なまま、他の女性たちを勇ましい言葉で励ましているのもあんまり心に響かなくて、何だかな…とモヤモヤする。気が強くて前向きなのは良いのだけど、志が立派な分、色々と空回ってる感じが痛々しくて…。

    何となくですが、たぶんその後もこの男性から守られて最終的に結婚まで行くのだろうなと予想できます。何話か読みましたが、奴隷の話はもしかして主人公のラブロマンスを進めるための背景の一つでしかないのかな?という気持ちに。だとしたら私の考えていたものとは違うので、ちょっと残念です。
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  • うるわしの宵の月

    やまもり三香

    絵は綺麗です
    ネタバレ
    2026年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵は凄く綺麗だと思います。男女ともさらっとしていて透明感がある雰囲気が好みです。ただその反面、お話的にはイマイチかな…。主役二人とも顔は綺麗なんだけど、内面に魅力的に感じる部分がないんですよね。

    ヒロインが短髪で長身、ボーイッシュな見た目なのは少女漫画の中では珍しいけど、ただそれだけで周囲から王子王子言われてるのはイマイチピンとこない。というのも今どきこういう女の子って現実の世界にはごまんといるので、漫画の中とはいえ、そこだけ切り取って異様に特殊扱いされて本人もそういうものだと思ってるのがどうも腑に落ちない。ズボン履いてるから男子だろ?スカートだから女子じゃない?とか思うのも価値観古すぎてアレ?

    男子の方はまぁよく見るヤンキータイプだけど、なんか女子に対する距離の詰め方が図々しいというか、セクハラの手前みたいでちょっとウッってなりました。大して仲良くなっていない内からめっちゃグイグイくる。二人きりの時にネクタイ引っ張るとか、風邪引いて寝てるのに無理やり添い寝…etc。こういう行為を見てもキャー素敵!ではなくこの勘違い男キモ…としか思えなくなったのは歳のせいか…(汗)
    ヒロインに対しても「美しい」「顔が好き」しか言ってなくて、うっすいな〜…と。単に語彙力がないだけか、ある意味リアルな男子高生なのかも知れないけど、なんだかなぁ…。ヒーローっぽく見られて悩んでるヒロインに対してこういう見方をしてくる男もいるんだよ、て肯定的に捉えさせたいのかもしれないけど、ある意味これも外見に拘るルッキズムじゃんね…
    特段の感動もときめきもないまま無料分を読み終えてしまい、続きはもういいかな…って感じです。

    【追記】
    あとそれと、女に見られたきゃ髪伸ばせよ、それらしく振る舞えみたいなレビューが点在してるのは大きなお世話って感じですね。私もショートカットなんですけど、別に男になりたくてしてるわけでもないし、自分に似合ってると思って肯定的にやってることなので。女=髪の長いおしとやかな女性、みたいな固定観念、同調圧力はクソくらえだと思います。漫画の感想という場でも、こういう差別的な考えを平気で表明してくる人が相変わらずいるのに愕然とします。こんな意見の出る世の中だから、自分らしく生きることに悩む若い人たちが増えてしまうのかな、ってジェンダー的観念からも考えさせられてしまいました。
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  • 虫かぶり姫

    喜久田ゆい/由唯/椎名咲月

    ???別に虫はかぶってない
    ネタバレ
    2026年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「虫かぶり姫」っていうタイトルが何だか古典の「虫めづる姫君」を連想させて、あちらの姫みたいな個性的なヒロインが出てくるのかと期待して読んだのだけど…正直、何の魅力も感じられない主人公で残念でした。ただ本の虫というだけで、(それで「虫かぶり」って通り名もちょっとおかしくないか?どっちかっていったら「本かぶれ姫」じゃない?)普段はぼーっとしているし、特に賢いわけでも、オタクっぽい面白さとかあるわけでもないし。

    ストーリーも主人公の説明モノローグが非常にくどい割には、話自体は所々説得力がなくて違和感。降って湧いたようなプロボーズ。一国の王太子の婚約者を決めるのに、当人同士の利害の一致だけでそんな簡単に君でいいよ〜なんて申し出、おかしくない?本が読めるからいいか、なんて簡単に考えてる主人公も変。王太子は何かの思惑があるみたいだけど、ヒロイン側の気持ちが不自然すぎて何だかしっくりこない。

    その後テンプレのような悪役令嬢が突如現れたのは面白かったけど、窮地に陥っても相変わらずぼーっとしたまま、他人事のように捉えている主人公は本当によくわからない。けれどここから周りが勝手にお膳立てして疑惑はスカッと解決、ワッショイワッショイ!姫様は実はこんな凄いことしてるんだよ!みたいな展開が続いていくのにはポカーンとなりました。何だこれ、露骨なヒロイン上げに苦笑してしまう。事あるごとに王子から逐一エリィは凄いね…って独白が入るのも白けます。過剰な賞賛に対して主人公のやってることが全然凄いように見えなくて、周囲の人たちも頭悪いのかな?としか思えない。

    原作は読んでないけど、ストーリーを作者が書きたいシーン、特に主人公がどれだけ有能で、どれだけ皆に愛されてるかを強調するシーンありきで組み立てているから色々おかしいのだと思います。なんとなくヒロインに作者が自己投影してる感じが見えるんだけど、これはもしやなろう系小説が原作?

    出てくるキャラにも共感できないし、話の構成も拙すぎて私には面白いとは思えませんでした。
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  • 薫る花は凛と咲く

    三香見サカ

    こういうのがいいんだよ。
    ネタバレ
    2026年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ うっわー……なんだこれなんだこれ。
    久々によいものを読ませていただいた気分です(と言ってもまだ無料の2巻分ですが…)。

    高校生二人の焦れったいピュアな恋愛?(2巻時点ではまだお付き合いも始まってないけど)や、周りの友人たちや親御さんとの間で生まれるやり取りの描写が凄いグッとくる。
    基本的に出てくる人が皆、主役含め心根が綺麗で優しくて、読んでいて安心感があるのがこの作品の良いところなんだろうなと思う。そういうのが嘘くさくて物足りない、って思う読者もいるのだろうけれど、私は好き。冷たいリアルを延々と描かれるよりも、優しい嘘であった方がいい時もある。こういう類の暖かい物語は読んでいて心に響く。

    最初は意地悪で高飛車に見えた昴さんが2巻で実は…って内面を吐露したのが一番個人的に共感できた。劣等感に苛まれて私なんて…、って卑下する気持ち、私も何度も味わったことあるからかな。なんか涙が出てきました。

    主人公の凛太郎くんは成績も悪いしハイスペでもなんでもないけど、人の気持ちをきちんと思いやり、自身を反省できる内面を持っていて、話が進むごとに凄く好きになって応援したくなってしまう。こういう中身の伴う男の子が本当のカッコいいイケメンなんだよね、作者さんわかってる。そんな彼のよい部分を見抜いて接してくれる、器の広いこれまたカッコいい薫子さんとも本当にお似合いだから、どうかよい結末に持っていってほしい。

    最近の女性向け漫画は外面ばかりのイケメン、美女の爛れた薄っぺらいラブばかりでつまらん、かといって青年誌のご都合ハーレムやガツガツした性描写も気持ち悪くてコレジャナイ…と落胆していたのですが、まさか少年漫画のジャンルでこんなに素敵な関係性のお話を読めるとは思わなかった。嬉しい盲点でした。

    恋愛もそうだけど、人と人との関係っていうのは本来、こうやってすれ違ったり離れたりを繰り返しながら、心が通い合う描写を見るのが一番の醍醐味なんですよ。そこが一番見たい部分だった自分には、もう本当に素晴らしい!の一言。
    男の子視点で恋のお話が進むのも新鮮で滅茶苦茶キュンとしてしまう。こういうジャンル今後増えてほしいなぁ。
    できれば高校卒業後の彼らの姿もちょっと見てみたいところ。作者さん、素敵な物語を送り出してくれてありがとう、応援しています!
  • コーヒー&バニラ

    朱神宝

    なぜ人気なのかわからない…
    ネタバレ
    2026年3月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビュー高評価で一時期ドラマ化までされてた人気作だけど、実はまだ読んだことなかったので。無料お試しになったので、読ませていただいたのですけど……うーん、1巻の最初から既に何じゃこりゃ〜…wって感じです。
    大学デビューと同時に素敵な年上彼氏ができたらなっていう、中高生辺りの薄い願望と妄想をひたすら詰め込んだストーリーでしょうか。漫画とはいえ、あまりにも現実味がなさ過ぎる。

    ヒロインが大学で急にモテだして「リサさま」とか呼ばれてるという設定もそうだし、何より相手男性との出会いからしてご都合主義全開、ひたすら薄っぺらい。ナンパから助けただけの女子大生に初対面で一目惚れ…?いい年した社会人の社長が?ていうかこの社長もやってること結局ナンパなのに、なんでこれには速攻で気を許してお持ち帰りされちゃうの?

    その後は唐突に溺愛が始まり、あっという間にセッ◯ス、ひたすらどこでも盛ってイチャイチャベタベタ。いつかは結婚しようね…みたいな仄めかし。ヒロインが途中で「私のどこがいいんだろう」みたいなことを思うけど、それを聞きたいのはこちらの方です。実際にこんな男いたら、高確率で若い子捕まえてただヤりたいだけのロマンス詐欺師男でしょう。

    深見も社長という割には、俺今彼女と過ごしたいから〜と簡単に仕事は休むし、都合よく彼女の大学に講師として現れた後は、教室で盛ってキス(何しに来たんだお前?職権乱用のストーキングか?)と、とにかくリサリサリサ〜の性欲丸出し描写しかなく、人間味はゼロ。
    当て馬らしき社長とリサを取り合う展開もそうだし、こんな公私混同する社長いるわけないだろ?って冷めてくる。全員暇なのか?せめて見た目だけのお飾り社長であってくれ。こんな人たちが好き勝手に経営してたら、会社なんてあっという間に潰れるって。

    この深見の思考に当たって、当時の担当からアドバイス受けました〜みたいなことが余白に書かれてたけど、本当?作者さん揶揄われてたんじゃないの?って心配になるレベル。
    作者自身でもう少し取材なりなんなりすれば良いのにと思うけど…こんな絵空事で通用してるなんて、少女漫画の出版界って進歩が無いですね、としか…。それともギャグコメとして読む話なのかな?

    真面目に描かれてるのだとしたら、全てが薄ら寒くて恥ずかしくて…。私には読み進められませんでした。
  • 愛でて春~呪われた公爵騎士様は溺愛する~

    朱神宝

    ツッコミどころ満載…
    ネタバレ
    2026年3月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「コヒバニ」の方を少し読ませていただいた者ですけど、うーん、やっぱりこの作品も内容は基本的に同じかぁ、という感じです。結論からいうと、ツッコミどころが満載過ぎて溺愛よりもそっちの方にばかり気を取られる…。現代のコヒバニよりかはファンタジー異世界の設定なので、トンデモ展開のアラもまぁ薄まって見えますけど…

    まず社会人の主人公が、彼氏に振られたトラウマから3万もぼったくられて怪しい石を買うという出だしから吹き出しました。良く言えばピュア、悪く言えば恋愛脳で頭が弱すぎる。
    異世界に飛ばされて一人きりでベッドにいたはずなのに、一瞬の内に横に男が寝てるのも何?ワープしてきた?わけのわからないままキスされ襲われてるのにその男性の体を心配し始める主人公も謎。なぜそんな親切な気持ちに?心がピュアだから?
    しかも後からちょっと優しい台詞を吐かれたくらいで「誠実な人なんだな…」て…いや誠実な人は初対面で押し倒してこないだろ。ピュアというよりチョロすぎて元彼に都合のいい女扱いされたのもさもありなん…という感じ。
    全体的に、溺愛に至るまでのお互いの感情描写が雑で不自然すぎて全然共感できないです。手っ取り早くくっつけて後はひたすら甘々展開を描くのがこの作者さんの特徴っぽいけど、私には合いませんでした。

    他にも主人の部屋から出てきた女性を襲おうとする公爵家従者とか(どんな教育されてるの?蛮族か)、人一人抱えてバルコニーに飛び上がる人間離れした元騎士団長とか(立体機動装置でもつけてらっしゃる?)、ファンタジーにしてももうちょい描写を自然な形にできないものかなぁ…と。

    そういう所を気にせずにさらりと受け流しながら読める読者にはオススメかもしれないけど……諸々の矛盾をスルーしつつ、頭空っぽにして甘ったるい溺愛に集中するのは私には無理でした。ツッコむのに疲れたので、1巻でもう脱落です。
  • コーヒー&バニラ black

    朱神宝

    内容がない…
    ネタバレ
    2026年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんでこの漫画が、突如少女漫画ランキング1位に出てきたんだろう?って思ったら、数年ぶりに新刊が出たからですかね。何年か前にヒットした作品だから、ちょっと気になって読んでみたけど、うん…やっぱりこの系統の少女漫画は口に合いませんでした^^;

    なんか…ひたすらHシーンばかりで話が進んでいくけど、肝心の二人がお互いどこに惹かれてるのかが全然見えてこない。体?としかいいようがない。女慣れしてる社会人が平凡な女子大生に夢中になってる、てのもご都合主義を感じるけど、それもやっぱ体の関係で若い子がよかった?…としか思えないのだが…

    若い子向け(?)の漫画だからそれでも仕方ないかもなのだけど、社長室のデスク下で隠れて…とか、タワマンで全面窓ガラス越しのプレイ…とか、いかにも相手男性のハイスペを誇示するかのようなセッ◯スシーンにはもうお腹一杯。
    ハイスペイケメンとHできればなんでもいいんか?港区女子の憧れみたいなのをなぞってる感じが凄いんだけど(職業描写はスカスカだが)、今はこういうのが若い女の子の夢ってことなんですかね。私は全く好きになれないけど…。
    金に物を言わせた行為でドヤ顔する社長は私には失笑ものでしかないし、口ではイヤイヤ言いながら流されまくるヒロインにも全く共感できませんでした。

    他にも、何処でもタバコ吸いまくる人間が経営する飲食店とか、ツッコミどころ上げていくときりがない。
    まぁそもそも社長がバイトの大学生に手出してるとかいう時点でやっぱろくでもない関係ですよね、って最終的には冷める内容でした。
  • 暁のヨナ

    草凪みずほ

    小中学生向け…?
    ネタバレ
    2026年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ネット上でよく「少女漫画の枠を超えてる」などと高評価を受けているのを見て、かなり期待していました。数巻無料になったので良い機会だと思い読ませていただきましたが……正直言って期待外れでした。

    勝手に「BASARA」や「十二国記」のような硬派な大河系少女漫画を想像していたのですが、全然違いました。設定は壮大だとは思いますが、展開するストーリーがかなりゆるふわ過ぎて物足りないです。これはファンタジー初心者の小中学生くらいの層が対象の作品なのかな。

    無料分10巻くらいまで読みましたが、主人公のパーティに加わるのが美少年、美青年ばかりという逆ハーレム展開にまず萎え…。幼なじみの護衛は言わずもがな、途中から仲間になる四龍に至るまで、皆主人公に惚れまくるのは都合よすぎでは?彼らとの絆を深めるために主人公を無理やり良い子ちゃんの人格者にしている感じがするのも、イマイチ…。

    身内が殺されて覚醒、放浪する展開はBASARAに似ていて最初期待したのだけど…結局何が起ころうが主人公は自分に惚れたイケメン達に守って貰えるということが序盤から決定事項で、そこが個人的には一番退屈です。BASARAは主人公が男装して孤立無援状態から仲間を得ていく過程が面白かったのだけれども、こういうふうに最初から都合よく最強のお供がついてくるのって、全然ハラハラしないというか緊張感がなくて。姫様ピンチになったけどまあ姫様大好きな最強の将軍+人外の異能力者がもれなくついてくるから大丈夫だよねー、としか思えず、先の展開もあらかた予想がついてしまって楽しめませんでした。

    旅の目的もよくわからないし、道中のシリアスな話も軽〜いギャグにされてしまうので、人物の苦労や葛藤も大したことのないように見えるのも残念。もっと泥水啜るような艱難辛苦や確固たる意志がないと、自分としては何だこの程度か…としか思えなくて拍子抜けです。
    深刻になり過ぎないライトな物語が好きな人には刺さるのかも知れないけど、私にとっては重厚ファンタジーに見せかけたおままごとで合いませんでした。
  • やらしくて可愛い俺の凛ちゃん。~隣人後輩くんのイキすぎた執着にハメ堕とされる~

    ウル

    病みすぎ、闇すぎ…
    ネタバレ
    2026年2月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やたらオススメに上がってくるから無料分見てみたけど、何だこれ、相手の男の描写が気持ち悪すぎる。これはヤンデレっていうの?病みすぎ、いや闇すぎるだろ。

    のっけから男のニタァ…ってした顔にゾッとして嫌な予感がしたけど、これ内容酷すぎません?
    男側からの一方的なストーカー、盗撮盗聴、住居侵入に無理やり性行為と全部犯罪じゃん。男性向けアダルト漫画の即物的エロを見させられてる気分。この男、学生の頃から性格もクソだし目つきも不気味だし、まさか主人公のこともその頃から目をつけてたのか?ただただ恐怖と気持ち悪さが先行して、イケメン歳下男子だろうがガチムチだろうが全くときめけなかったんだが、高評価付けてる読者はこういうシチュに憧れたりしてるのかな。

    TLもH描写で他との違いをつけてより過激にしないと売れないんだろうけど、いくらなんでも倫理観なさすぎ。漫画はある程度ファンタジーだと思ってるけど、現代女性の身近に起こり得るような性犯罪をまるで愛ゆえの行為みたいに描いてラブラブさせるのは好きになれない。

    あまり説教くさいことを言いたくはないけれど、部門がTLだからって何のフィルターもなしにこういう漫画が見れるのも正直問題なんじゃない?と真面目に思いました。もともとシーモアさんは不快なエロ描写の広告を随所に出してた時期があったけど、漫画の取り扱いも甚だ疑問。これも未成年が見てはいけない類の内容だと思うんだけど、もう少しきちんと分類した方がよくないですか?その方が読者側も作者もあれこれ批判をされずに済むと思うのですが。
  • ベル・プペーのスパダリ婚約~「好みじゃない」と言われた人形姫、我慢をやめたら皇子がデレデレになった。実に愛い!~(コミック)【分冊版】

    朝霧あさき/セレン

    ヒロインかっけぇ…
    ネタバレ
    2026年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 電子コミック大賞女性マンガ部門受賞おめでとうございます。試し読みで無料分まで読み終えました。

    結論から言うと、こういう男前で強くて賢い女性主人公大好きです!見た目は幼女みたいにも見えるけど、口調も中身もかっこいい、まさにスパダリでギャップが凄い!タイトルのスパダリってこっちのことだったのか!既存の女性向け漫画の男女の役割をことごとく反転させたような設定が新鮮で清々しく感じられて、好感を持ちました。

    作中でヒロインが男体化するのに否定的な意見があるみたいですが、私は逆に面白いと思いました。男になろうが女のままだろうが、中身は変わらずスパダリなんだし。確かにガタイのいい成人男性の姿の方がその場の説得力が増す、ってこともままありますよね(別に男女差別したいわけではないけど、悲しいことに実際そういう場面はある)…と思ったので、こういうのもアリかなぁと。まぁ自分はBLに抵抗のない人間なので、男の姿同士で絡んでくれても全然OKではありますが……それに主人公一人で男女両方の姿を拝めるなんて漫画ならではの表現で、一挙両得だと思いました。

    ヒーローが愛でられる立場でヒロインにデレデレ(になるんですよね?)なのも可愛いです。強い女性に懐く甘えん坊の彼氏って設定も結構好物でして…絵の表現もストーリーに見合っていて、繊細で美しくて素敵。普段なかなか見ることのないカップルで、諸々性癖にハマりました!
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  • 身代わり姫は隣国の勇猛王に溺愛される【分冊版】

    鳴神ゆった/佐倉紫

    TL部門受賞作
    ネタバレ
    2026年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まずは電子コミック大賞TL部門受賞おめでとうございます。
    シーモアに登録したてで受賞作を初めて読む中、どの部門もさぞかし面白い作品が挙がっているのだろうと期待していたのですが……
    試し読みさせていただいて、失礼とは思いますが、こちらが受賞作品…ですか?本当に…?とかなり疑問に感じてしまいました。開いた1巻1ページ目でもう挫折しそうになってしまい…何だろう、この絶妙に古臭い感じ。

    絵柄が自分の母親世代が読んでいたハーレクインを彷彿とさせるような懐かしの感じだなぁ…と思ったら漫画家さんは過去作にハーレクイン担当されてますね、どうりで(苦笑)。
    うーん…個人的にはベッドシーンでの陛下の真顔の台詞が気持ち悪く(出会ったばかりの相手に「抱きたくてたまらない」とか言われてもな〜…)、ヒロインの箱入り娘ぶりにも何だかイラッときてしまい…無知な娘に子作り指南してる感じと画的な固さで(陛下が常に表情同じ、キメ顔?)、そちらの方向でも全然そそられないです。TLって毎話必ず濡れ場を入れなきゃならない決まりでもあるんでしょうか?やたら盛る割には表現が上手くない気がして、却って冷めてしまいのめり込めませんでした。
    それ以外のストーリーも特に目を見張るような面白みもなく、本当にこちらが大賞に選ばれる程良い作品なんでしょうか?絵も内容も特別際立っているところはないのでは?

    部門によっては本当に面白いと思える作品も挙がっているけれど…こちらを含め、いくつかの作品では何だか当てにならない賞だなという印象を受けました。たまたまこの部門作品が私の感性と合わないだけなのかも知れませんが、受賞作だからと期待するのはやめようと率直に思わされるような、そんな内容でした。辛口申し訳ありません。
  • レッドムーダン~皇帝に成り上がった女~

    園沙那絵

    こういう話は苦手…
    2026年2月4日
    歴史ものに興味はあるものの、この漫画は最初の方でもうギブアップ。
    申し訳ないが絵柄が受け付けない…後宮の女性たちの衣装も髪型も、言葉遣いもなんだこれ??ちょっと時代的にどうなの?表紙見たときはてっきり主人公がキャバレー辺りで働いて昇り詰める話かと思ったんだけど、違うんですね。
    他の方も言っている通り、ギャルやキャバ嬢が集っているようにしか見えなくて、導入部から違和感ありすぎる。お話も主人公への陰湿ないじめや残酷な刑罰が延々と続く感じで、いくら後から一発ギャフンと言わせるとはいえ、好き好んで見たい内容じゃない。人間の汚い部分をこれでもかと誇張されて描かれるので、だいぶ好き嫌いの別れる内容だと思います。

    怖いもの見たさで無料分読んでみたけど、もうこれ以上はいいかな…。
    もっと他の絵柄、ストーリーの運び方だったら読めたかもしれないので、残念。
  • 終わりのセラフ

    鏡貴也/山本ヤマト/降矢大輔

    まだまだ続きそう…
    ネタバレ
    2026年2月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 10年くらい前まで連載を読んでいた者です。最初は美麗な絵とキャラ、吸血鬼や軍服といった中二病っぽい設定に良い意味で惹かれて読み始めました。最初の内は結構楽しかった記憶があります。
    ただ、読み進めていく内に受け付けられない部分が多すぎて、途中でやめてしまいました。
    まず、主人公がバカすぎて見ていて辛い。やたらと「家族」と連呼するのも恥ずかしい。まともな大人が皆無の中、お馬鹿な主人公とその仲間たちがやたらと功績を認められ、持ち上げられて無双する展開が退屈でした。また、肝心の戦闘も軽くて迫力がない。敵味方ともキャラの語調がとにかく軽い、緊迫感ゼロ。敵吸血鬼の過去回想なども出てきたりしていましたが、それも作り込みが浅くて特に面白くもなく…本編もまとまりなくダラダラとしていて、途中で一旦購入を見送りました。

    久しぶりにどうなったのかな?と思って最新話の辺りをパラパラ読んでみたら、もはや収拾がつかないほどに大風呂敷を広げている感じですね…。主人公も相変わらず言動が飛ぶように軽い。成長しないのか?更に悪いことに、相棒の吸血鬼がその理解者に成り下がっちゃって…頼むからこれ以上増長させないでくれ。
    もはや結末がどうなるのかだけ知りたいのですが、それもあと10年はお預けなのでしょうか。作者さん、展開を畳む気があるのかないのか…
    いいね
    0件
  • 透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~

    岩飛猫

    こういう世界があったらいい
    ネタバレ
    2026年2月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 透明人間の男性と盲目の女性のほっこりじれったいラブストーリー。
    今どき珍しく、じっくりゆっくり丁寧にお付き合いが進んでいくのが良いです。
    あ~…、読んでいて物凄くほんわかします。基本的に悪人の出てこない、優しい住人ばかりの世界。最近流行りの、やたらと醜悪な家族姉妹がこれでもかってくらい登場するような展開に疲れた人にゼヒ読んでほしい。

    主人公の女性の目が見えないという特性が、ごく自然に受け止められているのがこの作品の良いところだなぁと。道具や周囲の人たちのサポートを得て、普通に仕事をしたり生活しているのが好ましい。パートナーの透明人間さんとのやりとりも、お互いの感覚の違いに戸惑ったりしながらも、それを受け入れて仲を深めていく描写が美しいです。お互いに見えない同士のために、視覚以外の部分を研ぎ澄ませて心の眼で相手を見ているということなのかな。
    透明人間さんはお顔の造形が全くわからないけど、所作や相手への気遣いで物凄く格好いい人だと思わせられます。恋愛漫画はよく容姿がイケメンだとかそういうことばかりに注目しがちだけど、この作品はその盲点をつく形になっていてハッとしました。

    自分は他作品から入ってこちらの作者さんを知りましたが、特徴ある人外キャラを描くのが本当にお上手な方だと思います。可愛らしいキャラデザに加えて、きちんと一人一人に背景や物語が用意されているのが素晴らしい。この作品も、主人公カップル以外にも個性的な人外さんたちが多数登場するので、そちらのお話を追うのも楽しいです。個人的にはダークエルフの彼がツボ。常にニッコニコでやらかす問題児ぶりが可愛いなぁ(笑)。
    作者さんには、どうか末永く人外のストーリーを極めていってほしいな…と心から願っています。
  • キミと越えて恋になる

    柚樹ちひろ

    落地くんがどうなるかが気になる…
    ネタバレ
    2026年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 獣人×人間の学園ラブストーリー。無料分17巻まで読み終えました。
    人外が人間と恋をする、っていう設定は大好きなんだけどな~…、こちらの作品は色々脇で気になることが多く、個人的にはいまいちかな、あまり刺さりませんでした。

    まず何より、登場するのが犬と猫の獣人しかいないのがちょっと物足りない。獣人は人間が作り出したという設定だけど、なんでこの二種類なのか?そもそも何のために生み出したの?とか考えてしまい…まあこの物語ではそこは重要ではないのだよね、でも他の動物型も見たかったなぁと少しばかり寂しい気持ちに。

    肝心の本筋の方も、発情という理由で容易にエロに持っていくのがうーんとなってしまった。主人公もよく知らない獣人に突然押し倒される状況でときめきを感じてるの、少女漫画のお約束展開とはいえ、なんだかなぁ。異種ということに対する警戒や葛藤が主人公側から殆ど見えないままイチャイチャが始まるので、差別されているという設定、相手を人外にする必要あったのかな?と思ってしまい…自分が求めているのはコレジャナイ感。

    恐らく最終回でこのカップルが成立することは目に見えているので、それよりも憎まれ役となっている落地くんがどうなるかの方が気になります。恋に浮かれている主人公に、「実際に壁は存在している」と現実を突きつける彼の言動が一番気になる。最初の頃、獣人君にイジメを仕掛ける彼は変わり者を排除したいだけの幼稚な奴に見えたけど、このシーンでは少しはそこから成長した感じを受けたんですよね。差別心は残っていても、心境の変化があったのか、どうなんだ?という。
    そちらの方に興味の沸く自分はもう少女漫画の恋愛に向いていないのかも…とも思いますが…(笑)。差別する側の代表、落地くんの経緯が今後明かされるのか?そこが私には一番気になるポイントです。
  • 多聞くん今どっち!?

    師走ゆき

    推し活経験のない人間には難しい…
    ネタバレ
    2026年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の1巻を読んだ時点では、作品のノリと勢いは面白かったです。

    推し活経験のある人にはあるあるで笑える話なんだろうな~と思います。が、特にそういうことにハマったことのない自分には、主人公の言動が奇抜すぎて段々共感できなくなり、冷めてしまいました。

    主人公は推しへの愛が強すぎて、暴走列車よろしくハイになっている感じが凄い。最初のうちは独特なキレキレの描写が面白くて笑って見ていられたけれど、段々公私の遠慮なく突撃してくる様子にうんざりしてしまう。
    推しの同僚がやって来て部屋で仕事の打合せしてる時に、推しを悪く扱われたからと外野でしかない主人公が割って入って喧嘩を売るのは流石にお門違いだろう。どういう立場なんだよと見ていてげんなり。暴力で相手を撃退するのにもこれまたげんなり。ギャグ描写で笑いどころなんだろうけど、この2巻辺りから見ていてすっきりしなくなり、読むのをやめてしまいました。
    今後メンバーも一人ずつ出てきて、主人公総愛されみたいになるのかな。主人公好きじゃないから、それは別に見なくてもいいか…。

    【追記】
    推しに不祥事が見つかったり、少しでも悪く言われるとSMSなんかで批判は絶対許さないとばかりに攻撃的になるファンを結構見かけるけど、それってこの漫画の主人公の言動と似てるよね、と割と真面目に思ってしまいました。勿論根拠のない誹謗中傷は駄目ですけどね。依存の度が過ぎて自他境界が曖昧になり、盲目になるのも考え物じゃないですかね…。
    世間は推し活大流行で良い物としてワッショイワッショイしてるけども、あまり良い側面ばかりではないなぁと思わされる、そんな作品でした。
  • 煙と蜜

    長蔵ヒロコ

    私には合わなかった…
    ネタバレ
    2026年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の女の子と軍人さんの絵に惹かれて読み始めました。

    一巻を読んだ結論、私にはどうしてもロリコンに見えて駄目だった…。
    大正時代にこうした歳の差婚があったことはわかりますが、それを踏まえてもなんだか描写が逐一ゾワゾワする。
    12歳の名家のお嬢様と、30歳の軍人男の組み合わせ…これが家族愛的なものなら見られるのですが、読者に対してどうも性的な喚起を狙って描かれているようにしか見えない。
    女の子のしゃっくりを止めようと男性が耳の中に指を突っ込んだ際、女の子が真っ赤になってビクビクしているシーンがなんかもうアウト…濃い感じの絵柄も伴って妙に生々しく見えてしまい、ドキドキというよりゾッとしてしまいました。純粋無垢な少女に成人男性がいけないいたずらしているように見えるんだけど、それは考えすぎ?(笑)

    時代と許嫁の設定でそこら辺に上手くお墨付きを与えているのでしょうが、三十路の男性と十代前半の少女が結婚前提にベッタリ、キャッキャウフフしているのはやはり私には受け付けられなかった。女の子が年端もいかない内から親に伴侶を決められ、許嫁との鳥かごの中の世界が全てですよ、素敵ですよと思わされているかのような物語もそういう時代とはいえ、好きになれない。話が進めばまた変わってくるのかもしれないけど、そこまで読みたいとも思えるものもなく…。
    ナットフォーミーな作品でした、辛口すみません。
  • 瑠璃の宝石

    渋谷圭一郎

    キャラデザが…
    ネタバレ
    2026年1月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 鉱物というマイナーな題材を、漫画を通して紹介しようという試みは斬新で面白いです。

    ただ、なんというか…キャラのデザインが内容の妨げになっている感じが否めない。
    ナギさんの胸がやたら不自然な形でデカいのが目につくし、山中に真面目に採集に来ている割には髪もくくらない、帽子も被らないのが登山舐めてる?って感じで…あとはルリもなんでわざわざミニスカ?このパンチ〇必要?て思ってしまって、どんなに良い内容でもそこから頭に入って来ない。アニメでは更に女性の体をムッチムチに誇張されていて、それだけでもう見る気が起きなくなりました。

    他のレビューでも言われてるけど、地学という一見地味な分野をその通りに描いたら、読む人が限られるからあえてお色気要素を入れて人目を惹きましたってことなんでしょうか。真面目に読みたい人ほどその情報はノイズなのでは?正直、逆効果にしか思えませんでした。
  • 狐面夫婦

    岩飛猫

    妖たちがとってもキュート
    ネタバレ
    2026年1月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛物で人外×人間の組み合わせは多数ありますが、こちらの作品はストーリーが一風変わっていて面白いです。狐や狸といった妖怪が美形の人型でなく、動物の姿を生かして可愛らしくデザインされているのも好みで読み始めました。

    主人公の六捨が妖狐の狐栢に助けられて、お互いの思惑を隠しながら夫婦として生活していく…というのがお話の主なあらすじ。表面上は仲睦まじい夫と妻を演じてもそれぞれ腹の内は別物だったはずが、その内それだけではない感情が生まれて…という過程がラブコメタッチで描かれます。

    明治という設定(斬首刑が残っている辺り、初期辺り?)なりに、各登場人物の背景にもその時代なりの暗い部分が描かれたりして、読んでいて切なくなるところも結構あり。でも基本、皆それぞれの状況を逞しく生き抜いていくので重くなりすぎない。割とあっさりしている感じもするけど、その塩梅が心地よいです。
    脇キャラも一人一人個性が立っていて楽しい。特に子連れ狸がもう可愛すぎ、あのデカい尻尾をモフりたい。五尾の狐も悪役だけど、ところどころ抜けていて憎み切れない。あと狐の顔しててもちゃんとワルいイケメンだとわかる造形。人外好きには堪らない~!

    愛しいキャラばかりでこの先も永遠とこのお話を見ていたくなるのだけど、次の四巻で完結予定だそうですね。もっとそれぞれの話を深掘りして貰いたいくらいなのに、本当そこだけが残念です。表紙と裏表紙(特に裏!狐と狸の可愛いイラストあり)も色合いが素敵で、これは紙本で揃えた方がよいと思い、シーモアさんには悪いけど紙の方買っちゃった。先生、スピンオフも出してくれないかな~…。
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  • 大掴源氏物語 まろ、ん?

    小泉吉宏

    栗のまろがキュート
    2026年1月31日
    古典の源氏物語ってなんだか難しそう…って敬遠したくなる。長編だから読むのも時間がかかりそうだし、面倒くさい…って私も最初は思ってました。でもこの作品は表紙の主人公(栗のまろ)にまずやられる、語呂が上手い(笑)。そこから何だかとっつきやすそう、と思って手に取ってみたら大正解でした。

    これは本当に、源氏物語ビギナーにお勧めしたい逸品です。大まかな内容を知りたいけど全編現代語訳で読むのは億劫だとか、イラストでわかりやすく人物像や当時の貴族文化を知りたいという人にうってつけ。
    可愛らしい絵柄で源氏物語五十四帖を解説しています。
    四コマ構成、一帖につき見開き二ページで要所をわかりやすく漫画にしてあり、全編フルカラーで目にも楽しい。わかりづらい人物の系図や位階、作中に登場する和歌なども多数解説されていて、読者のもっと知りたいという要望にも応えてくれます。イラストはデフォルメタッチで栗や豆のキャラが登場しますが、装束や調度品などはしっかり描き込まれていてそのバランスも素晴らしい。

    読みやすいながらも本格的で、この物語を知るのに手放せない。
    もう購入から二十年近く経っているけれど、ずっと手元に置いておきたいお気に入りの一冊です。
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  • 源氏ものがたり

    美桜せりな

    これは酷い…
    2026年1月31日
    源氏物語をかみ砕いて、少女向けのわかりやすい恋愛漫画に仕立てた作品…?。
    冒頭から思いっきり現代語の軽い台詞に脱力。頭の中身も軽いとしか思えない登場人物、主人公やその母親、帝のノリがまるで現代の小中学生みたい。小さい子の憧れる大人の恋愛妄想を、源氏物語を下敷きにして無理やり詰め込んだというか…。一周回ってこういうギャグだと思えばある意味読めなくもないけど、わざわざこの題材を使う必要はあるのでしょうか。古典へのリスペクトなんてどこにも感じられず、とりあえずちょっとHな恋愛漫画を描くのに格好の題材、くらいな感じで選んだとしか思えませんでした。

    大人が読むには稚拙すぎるし、子供が読んでこれが源氏物語か~なんて思ってほしくもないのだけど…どういった読者層に向けて作っているのか謎でしかない。
    源氏物語をわかりやすく漫画で表現している作品は色々あるけれど、これは全くお勧めできない。「あさきゆめみし」「大掴源氏物語 まろ、ん?」などがお勧めです。
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  • 戦国小町苦労譚(コミック)

    沢田一/夾竹桃/平沢下戸

    雑学知識物としては面白いけど
    ネタバレ
    2026年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 農業高校に通う女子高生が戦国時代にタイムスリップして、現代知識を生かしてあらゆることを改革、無双していくストーリー。

    1巻を読み始めた感想としては、農業知識で生き残ろうとする逞しい主人公が新鮮だな、面白いなと感じていたのですが…
    読み進めていく中で、あまりにも都合よく物語が進むのに若干だれてきました。というかこの主人公の知識量が高校生の割には半端なさすぎる。農業知識は専門の高校に通ってるからまだしも(それでもあんなに簡単に成功するとは思えないが)、クロスボウの構造とか、温泉の引き方、この時代の書状の読み方etc…。後世の別の人間が確立した知識技術を持ち出してきて、さも凄い人間かのように認められて成り上がっていくのも何だかなぁという気持ち。
    苦労譚とはあるけれど、それは最初だけで後はトントン拍子に進んでいきますよね。
    よくよく見たらなろう系小説が原作とあり、ああ、だからか…と妙に納得しました。

    原作者さんは色々とよく調べられていると思いますが、漫画にしては説明文の羅列が多すぎて段々読むのに疲れてきます。コマ割りや絵柄も何となく、小中学生の頃読んだ歴史の学習漫画を思い出させます。ストーリー性云々より、大量の雑学知識でふーんと感心したり、主人公がRPG風にサクサク活躍するのを見たい読者が読むのには良いのではと思いました。
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  • お嬢と七匹の犬

    岩飛猫

    ノリがいまいち…
    ネタバレ
    2026年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヤクザの親分の娘が父親に反抗、組を潰すために自分のボディーガードの獣人を集めていくストーリー。

    年齢の割に肝が据わりすぎているドSなお嬢や、犬系獣人の設定は面白いな~と思ったのですが、結構話のノリが独特という感じで読んでいていまいち乗り切れない。ギャグ描写で娘が突然父親の手を刺し貫いたりするのが怖い。ヤクザだから?ここは笑っていい場面なのか?とか困惑してしまう。他にも、反抗期を通り越して父親を本気で憎んでいる娘と、それにも関わらず娘を盲目的に溺愛しまっくている父親の関係が見ていてだいぶ痛々しい。こういった殺伐とした関係性は好きではないので、無料分でちょっともういいかな…となりました。

    最近の先生の作品は絵もお話も大好きなのですが、これは絵柄も若干濃くクドイ感じがして、自分にはあまり合いませんでした。獣人のレパートリーは相変わらず素晴らしいだけに、ちょっと残念。
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  • 片白の医端者

    岩飛猫

    作者さんの個性が光る世界観
    ネタバレ
    2026年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今密かに注目している作家さんです。先生の作品は「狐面夫婦」から読み始めたのですが、狐や狸といった妖怪キャラの造形センスが素晴らしく自分好みで、一気に好きになりました。「狐面~」は和風ラブコメでしたが、こちらは試し読みしたところ同じ人外ファンタジーでも恋愛メインではなく、今のところ医者先生と助手の女の子の周りに現れる人外さんたちとのドタバタ劇が中心なのかな??

    背景の描き込み量や人物の線も以前より増えている感じで、ファンタジーの世界観により精密さが加わったようで楽しみです。まだ2巻だけですが期待大です、凄く好きなお話になりそうなので、早く続きが読みたくなりました。
    個人的には死体袋さんの外見のインパクトにやられました。結構ごつい感じの腕がついているけれど、中身はどうなっているのでしょう。犬耳ちゃんの妖精がドバっと出た後の、ムンクみたいな抜け殻も虚無感あって好きです(笑)。

    【追記】
    作家さんがXで紙の単行本の売れ行きが悪くて、そちらは三巻くらいまでしか出せないかも…その後はどうなるか…との旨おっしゃっているのを見てしまい、ええ~!?非常に勿体ない!紙には紙の良さがあるんですよ!電子含め一度終了になったりするの?と心配になりました。
    シーモアさんには悪いですが、作品存続のためにも私は紙の方を購入しようと決心しました…。続いてほしいなぁ~…。
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  • BASARA

    田村由美

    少女漫画界の大河ドラマ!
    ネタバレ
    2026年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生の頃に夢中になって読んだ大作です。あれから随分時が経ち、少女漫画自体も年々合わなくなっていって敬遠するようになってしまいましたが、この漫画は大人になった今でも読むとズシンと心に響きます。まさに漫画界の至宝、人生の教科書。

    文明が荒廃した近未来の日本を舞台に、主人公である少女が殺された兄に代わり革命軍の民衆を率いていくという超ハードモードな序盤から始まり、戦いに身を投じ、腐敗した王家を打倒するまでというのが本編の大まかな内容です。その中で様々な人々に会い、その人達の人生を知り、対話と経験を重ねながら主人公も成長していく。彼女とその恋相手との恋愛模様に留まらず、周囲に登場する数多くの脇役にもドラマがあり、それぞれの生きざまが実にドラマチックに描写されます。敵、味方、仲間、友人…時には名前さえ明らかにされないような市井の人々の人生までもが濃密に描き出される、それが本作一番の見所です。

    そしてそこには一人一人の正義があり、信念があり、時にはそれが受け取る相手や場面によっては善であったり悪であったりもする。主人公も兄の仇であり、革命軍の敵でもある赤の王に知らず知らずのうちに出会って恋をしてしまい、後にお互いそのことに苦しんで葛藤し続けます。単純な善悪というところに留まらず、人間とは多面的で複雑な生き物であるということが、各登場人物を通してまるで実在の人間かのように生々しく表現されている。ここがこの作者さんの真骨頂なのだと思います。これだけ骨太な人間像が描ける作家さんはそうそういない。この作品も少女漫画というよりも、まるで壮大な大河ドラマの群像劇を見ているかのようです。

    独特な絵柄で読者によっては好みが分かれるところだとは思いますが、ぜひ毛嫌いせず色々な人に読んでほしい。歴史上の出来事や人物から着想を得ているかのようなシーンがあったり、沖縄から北海道までの日本各地が舞台となり、その都度それぞれの地理や文化についても触れられていくので、そういった要素が好きな方が見るとこれまた発見が多くて楽しいかも。連載終了後に出た外伝も、色々な人物にスポットを当てて深掘りしていて読みごたえは抜群です。本当に本当に、長く広く読み継がれてほしい少女漫画界きっての名作です。
  • noicomi鬼の花嫁

    富樫じゅん/クレハ

    典型的な溺愛ストーリー
    ネタバレ
    2026年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアさんがここのところ猛プッシュしている作品。実写化も決まっているとのことで、余程面白い何かがあるのかと思い、普段少女漫画系はあまり読まないのだけれども無料分を読んでみました。

    これはまた…昔からある典型的なシンデレラストーリーですね。不幸な生い立ちの気弱ヒロインが特に何もしないままハイスぺイケメンに見初められて、唐突に溺愛が始まる。そこに妖とか鬼とかのファンタジー設定を申し訳程度に付けただけ。
    ヒロインがヒーローに溺愛される理由もただ「俺の花嫁だから」で済まされるので、話が進んで早々に二人がイチャイチャし始めても、なぜそうなる?としか思えない。ヒロインも、よくわからないそんな理由で突然見知らぬ男に抱きしめられて連れて行かれるなんて、怖くないのか?自分だったら、新手の人身売買とか、ロマンス詐欺とかを疑ってしまうようなシチュエーションなのだけれど、そう思うのは私がひねくれているからだろうか…(笑)。そもそも知らない男について行くよりも、仲の良い祖父母の家に行くことをまず考えないのか?全体的に、自然な感情の流れが見えずとってつけた感が凄い。

    また、ヒロインの父母や妹、その婚約者がこれでもかというくらい意地悪で憎々しい設定にされていて、いくら主人公を引き立てるためとはいえ誇張されすぎていて白けてしまう。両親が幼い頃から姉妹に差をつける理由もぼんやりとしているし、なぜ妹だけが妖に見初められると踏んであやかし学園とやらに入れたのか?妖が花嫁を選ぶ基準は「運命」の筈で、個人の資質なんて一切関係ない筈なのに、設定上おかしくないか?

    …という具合に序盤から盛大に「???」が吹き出してしまい、全然物語に没入できませんでした。設定の不自然さを随所に感じるし、登場人物たちにも全く感情移入できない。
    絵柄も申し訳ないが昭和っぽいタッチにしか見えず、古いな…と。横顔になった時の目と顔のバランスが悪い。人物の描き分けが不十分で、ヒーローとその従者は並ぶとどちらがどちらかぱっとわからないし、どのキャラも髪型を微妙に変えただけに見える。

    高評価され、メディア化までされているのには何か理由があるのでしょうが、私には合いませんでした。
  • チェーザレ

    惣領冬実/原基晶

    期待していた分残念…
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ チェーザレ・ボルジアという馴染みの薄い人物を取り上げたことに興味を惹かれ、初刊が出た頃から購入して応援していました。

    主役のチェーザレのみならず、側近のミゲルや友人となるアンジェロといったキャラクターも一人一人個性的。また、全編通して絵画を思わせるような美しさのタッチで、ルネサンス期のイタリアという舞台にピッタリの画風。当時の人物の衣服や建物、風景なども細かく表現され、それだけでも膨大な資料を読み込んで描かれたということが伺えて、美術好きな自分は大いに感銘を受けました。鎖帷子の細かいリングの一つ一つまでも描き込まれていたのには、流石にここまで描くか?大変過ぎない?と度肝を抜かれましたが…(汗)

    あくまでも正確性を追求する作者さんのこだわりゆえか、発刊ペースも数年に一巻というスロー具合でしたが、それでも新刊が出るのを十数年間楽しみに待ち続けていました。ですが、最終巻の内容にはそれまでの期待を大きく裏切られました。話の殆どはチェーザレの父親の教皇戦で、親父が晴れて教皇になったよ!いよいよボルジアの時代…俺たちの戦いはこれからだ…!~終~(意訳)みたいな、まるで打ち切りのような状態で終わってしまったのは本当にショックでした。画面もおじさんたちが延々と小難しい陰謀劇を繰り広げているばかりで華がないし、読むのに疲れてしまい…。
    十数巻費やしての学生時代は正直長すぎて先行きが不安でしたが、やはりというか、最後の最後にこのような展開で締められてしまい残念です。こうなったのは作者さんの都合なのか、それとも編集部の意向なのかは分かりませんが、主人公が亡くなるまでをきちんと描き切ってほしかった。長年追いかけていた分残念です。

    とはいえ、漫画の内容自体は素晴らしいし、この時代に興味のある方は読んで損はないと思います。先生も十数年に渡っての長期連載、お疲れさまでした。他に類を見ないような独自の作風のストーリーを届けていただき、ありがとうございました。
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  • カンツォニエーレ チェーザレ番外編

    惣領冬実

    番外編?続編?どっちですか?
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編チェーザレの方を長らく愛読していましたが、まるで打ち切りのような形で終了してしまったのを残念に思っていました。
    なのでまた関連タイトルのお話が読めるのはとても嬉しいのだけれども、このストーリーの位置づけがわかりません。こちらはタイトルに番外編とありますが、あらすじの作品内容では続編と紹介されていて、どっちなの?と困惑しています。
    相変わらず絵画のような美しい絵柄に溜息が出ますし、チェーザレの恋模様(?)の行方も気になりますが…。
    連載分は今後再開されるのでしょうか?それとも今後はもうスピンオフだけの出版になるのかな…?
    先生の漫画は好きですし、無料分を読んだだけですが、そこがはっきりしないため☆-1です。
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  • 鬼滅の刃

    吾峠呼世晴

    最後にがっかり…
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アニメ化され、映画化もされて大人気の作品。自分も連載していた頃は結構気になって誌面で追っていました。
    ただ…世界観やキャラクターは独特で魅力的なものの、ストーリーはそこまで面白いとは思えませんでした。設定も細かい部分はあまり練られていないように見えたし、単行本になると余白ページにこれでもかと「大正コソコソ噂話」という名の後付け文章がびっしりと載るようになり、そこまでするならそれを本編で表現してくれよ、と言いたくなりました。

    また、一番残念だったのが主人公の言動を始めとする作品テーマの変節です。最初の頃主人公の炭治郎は「鬼は悲しい生き物だ」と言い、もとは人間であった鬼、置かれた環境や何らかの事情で道を誤り鬼となってしまった者に対して同情や思いやりの心を持って相対していましたが、中盤辺りではその優しさは影を潜めてしまい、鬼に対して自身の正義感を振りかざすような辛辣な言葉が増えていきます。終盤で敵のボスキャラと対峙しますが、そこではもう「お前は存在してははいけない生き物だ」とまで言い、ひたすら憎しみのままに倒そうとする展開には釈然としないものを覚えました。序盤と終盤で考え方が変わり過ぎではないですか?もし途中で心変わりしたとするならば、その過程を丁寧に描くべきだと思うのですが、特にそういった描写はなかったように思います。
    加えて、主人公以外のキャラも鬼に対して「お前はもう生まれてこなくていいからね」や「あなた何のために生まれてきたの」といった人格否定とも取れるような言葉を平然と言ってのけるようになり、いくら敵相手とはいえ、正直見ていて気分が悪くなりました。主人公側が悪だと認定した者に対しては、どんなに口汚く罵っても構わないという姿勢が私には好きになれませんでした。

    そして最終回の唐突な転生と子孫のエピローグでそれまでのシリアスな余韻はぶち壊し。作者さんは結局この作品で何が言いたかったのでしょうか…?申し訳ないのですが、個人的には超絶作画のアニメで人気が出ただけの作品だな…としか感じずにはいられませんでした。
  • トリニティ・ブラッド

    吉田直/THORES柴本

    ライトノベルと侮ることなかれ
    ネタバレ
    2026年1月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 学生時代に夢中になって読み進めたライトノベルの一つ。
    20年程前の発売当時、他にも色々なラノベを読み漁っていた中で、この作品はストーリーの構成、作者の文章力が頭一つ飛び抜けていた記憶がある。最近読んだなろう系ラノベの文章の稚拙さにがっかりしていたので、久々に再読したくなった。

    内容は中世ヨーロッパ風ファンタジーといった世界観、吸血鬼とキリスト教の対立という、一見手垢にまみれた題材だけれども、読み進めていくと実は近未来のSFであることがわかる。THORES柴本さんの美麗なゴシック調の挿絵に加えて、そこかしこに古いヨーロッパの地名や機関(ヴァチカンなど)の名前が出てくるのが歴史好きとしてはたまらない。
    R.A.M.編とR.O.M.編の二種類に大きく分かれているが、RAM編はROM編の前日譚的な構成なので、先にROM編を数巻読み込んだ方が全体の内容はわかりやすいかなと思う。

    惜しむらくは作者急逝のために、永遠に未完の作品になってしまったところ。それでも全巻文句なしに面白く、緻密に練られたSFファンタジーを求めている方には一押しのオススメ作品。別の漫画家さんによるコミカライズもされているけれど、やはり原作文の独特の魅力にはかなわない。沢山の人たちに読み継がれてほしい名作。
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  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す

    夢枕獏/大西実生子

    異能系バトルファンタジー…?
    ネタバレ
    2026年1月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今月のパワープッシュ作品の中に夢枕獏先生の名前を見つけて、喜んでこちらのページに飛んできました。先生の作品は特に「陰陽師」シリーズが大好きで、随分昔に小説やコミック版を読み漁った経験あり。

    今回は空海が主役。知らなかったのですが、映画化もされた作品のようですね。凄く期待して試し読みを開いたのですが、うーん…正直なところあれ…?という感じ。他の方のレビューにもありますが、表紙の耽美なイラストと中の漫画の雰囲気が全然違いませんか…?

    漫画の方は突如植物を使った(?)少年バトルが始まり、何だこれ?絵のタッチも少年漫画っぽいし、思っていたのとなんか違う…異能系バトルファンタジー?(まあ、「陰陽師」の内容もそれといえばそうだったけど)。

    読み進めれば色々分かるのでしょうが、試し読み1巻の分量だけでは何の話なのかさっぱり掴めず、購入はどうしようか迷います。漫画の絵柄も見づらい感じで個人的にちょっと…だし、これなら原作小説から読み始めた方が良さそうですね。

    シーモアさんもパワープッシュにするくらいの作品であるなら、試し読みももう少し内容が掴みやすい程度の量にして頂けると大変有り難いのですけれど…。
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  • ホストと社畜

    河尻みつる

    全てがあったかい作品
    ネタバレ
    2026年1月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙に惹かれて試し読み。
    ホストや社畜と名のつく漫画は昨今物凄く沢山あるけれど、これは一味違う。読んだ瞬間から、あ、これ好き〜!!って直感的に思えました、大当たりです、もう!

    職業も性格も、生活リズムも正反対の男性二人がいつも決まった時間に偶然牛丼屋で会い、いつもの朝ごはんを食べながらなんてことのない会話をする。ただそれだけの、一見すると地味な日常がびっくりする程魅力的なストーリーに昇華されていて、作者さんのセンスと構成力が光る作品。

    主役の男性二人が全然違うタイプなのがまた良い。傍目にもキラキラしてるホスト君と、どんよりオーラを放つ社畜君。多分実際にいたらお互い近寄らないタイプなんだろうけど、そこは何の因果か偶然出会い…って感じで話が進む。何やかんやで会話が始まり、きっと今後は段々と距離が縮まっていくんだろう。その過程が最初から実にほっこり、温かく描かれていて、すり減った心に染み渡る。

    ホストのレン君の笑顔が眩し過ぎる…!絶対いい子なんだろうなぁ。直人もネガティブ思考だけど、人の良さが随所から伝わってくる。無料分読んだ限りじゃ今のところ善人しか登場しなさそうだけど、それがいいんですよ。

    トゲトゲした人間関係とか、世知辛い世情に疲れた方、あったかい人とあったかい物しか登場しない、毒のないストーリーが読みたい方にオススメしたい。人気があるのもきっとそういう理由からだと思う。私も単行本買おうかな。
    そして何よりご飯の描写も美味しそうでお腹が減る。ご飯と味噌汁とおかずの揃った定食って、素朴だけど健康的で無性に食べたくなる(普段自分の食が不摂生だから尚更…)。あのトロリとした半熟目玉焼き……!私も食べたい!
  • アシガール

    森本梢子

    良くも悪くも少女漫画かな…
    ネタバレ
    2026年1月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 数年前にこちらの作品がドラマ化していたのを思い出し、未視聴ですが原作が気になって無料3巻分を読んでみました。

    元々歴史系の題材は好きなので手に取ってみたけど、これはどちらかというとラブコメ主体のSF時代劇という感じで、読みやすいといえば読みやすい。今まで時代物を読んだことのないライトな読者層にもとっつきやすい感じ。

    ただ…今まで青年漫画の歴史物を色々読んできた自分としては、何だか色々と物足りない。作者さんも馬とか鎧とか調べて頑張って描かれてるんだろうけど、どうも背景に空白部分が多かったり、戦のシーンも迫力がイマイチで、画に惹き込まれる部分が少ない。

    肝心の主人公もがさつで考えなし、品のない猪突猛進型なのが何とも…。戦や人殺しは嫌だというのは現代人らしく至極まっとうだけど、恋する若様に会うために他の女性を電気ショックで気絶させて成り変わるとか、変な所で姑息で暴力的なのはどうなんだろう。過酷な環境の中で、四六時中恋愛のことばかり考えてるってのもちょっと…(まあ少女漫画だからなんだろうけど)。

    それと一番気になったのは、ピンチに陥る度に現代と過去を行き来して、弟(もはやドラえもん?)や他人の知識技術を当てにしようとする主人公の他力本願さ。知性が足りないお馬鹿キャラとはいえ、少しも自分で考えようとしないところがどうにも好きになれません。

    主人公にも、都合の良すぎるギャグっぽい展開にもどうにも馴染めず、無料分でもういいかなという気持ちになりました。最後は何やかんやでこの主人公が若様と結ばれるという、よくある王道パターンで終わるのだろうけれど、そこまで読みたいと思わせるものも特になく残念です。辛口で申し訳ありません。
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