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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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漫画化は難しいのか2010年5月18日この作品はアンナのみに焦点が当てられており、これをそのまま『アンナ・カレーニナ』の話だと思ってしまうとそれは間違いです。
長編なので忠実に再現することにはムリがあるのかもしれません。
キティ夫妻にあまり触れていないため、アンナとの対比が弱く、幸福なのか不幸なのかが読み取りづらいと思いました。
また、絵がアンナ・カレーニナのイメージではなく、アンナの情熱的な美しさや、キティの可憐さが伝わりませんでした。
原作を知らない方は、映画を借りることをオススメします。
原作を読んだ方は、アンナに焦点を当てた作品だということを前提に、ヒマつぶし程度に読まれては。
個人的には、アンナを表現しきれていないと感じました。 -
過去が明らかに!2009年10月1日主人公ロレンツォが、祖国キプロスとどのように別れることになったのか、なぜ、ベネチアで賓客扱いをされるようになったのか。
シリーズを通しての背景が明らかになります。
1~5も読んでいますが、大前提となっていたロレンツォの過去が描かれていて「なるほど。そうだったのか」と合点がいきました。
他の話に比べて、穏やかな雰囲気の展開に癒されます
賢者の石1~5まで読んだ方には、ぜひ読んでいただいて「そうだったのか」と納得してほしいです。
また1~5を読んでいない方が、この6を最初に読んでもストーリーにはすんなり入れるのでオススメです。 -
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こわっ!!!2009年9月3日絵がキレイなホラーだったので、うっかりパック買いしちゃいました
すごいスピードでヒキこまれます。
一気に読みました。
本当にこわい・・・!
いま自分が見ている現実は脳によって作り出された偽物で、本当の世界はまったく違うかもしれない。
一度は考えたことあるんじゃないでしょうか?
これは、そんなストーリーです。
考えさせられてしまう。
ホラー要素も強く、絵がキレイな分、気味悪く、怖いです。
が、最終的にはホラーというよりも・・・自分のいる世界を疑ってしまう恐怖のほうが強いです。
おもしろいですよ。
夜中にひとりで読むのはオススメしませんが(笑)
こわいですよ。
でもトラウマにはならなさそうな怖さです。 -
推理を楽しめる!2009年8月21日推理ものブームの先駆けマンガ。
ドラマでもお馴染みの名ゼリフ「じっちゃんの名にかけて!」が毎話登場します。
犯人がわからないままストーリーが進むため、推理する楽しさを味わえます。
よく比較されるコナンに比べて、心理描写やトリックも本格的でおもしろい!
絵については、顔(特に女性)がキレイです。最終話に近づけば近づくほどキレイになります。
が、全身のバランスが悪く、足や手のサイズが異常に小さいのが気にならないでもない。
ストーリーがおもしろいため、あまり気にせず読むことをオススメします。
コナンに比べ、疫病神度は低いです。(死体・殺人遭遇率というか) -
読めば読むほどに2009年8月6日おもしろい!
タイトルには、ホラーとありますがファンタジーです
チャイナタウンにあるペットショップで売られる様々な動物(実在しない動物まで売られています!)は、人間の望む姿に擬人化され、言葉も通じてしまいます
私も動物の言葉がわかれば・・・人と動物の心の交流の物語です。
基本的に、人間は野生の世界には干渉できませんが、心が通じ合うと、幸せな、ペットとの蜜月が待っているんですね。
賢者の石シリーズを読んで、これと霊感商法株式会社とのどちらかを読んでみようと購入しました。
平均評価では、こちらの方が低かったのですが、私はこのペットショップシリーズの方が断然!おもしろかったです
癒しにもなり、横柄な人間への戒めの物語でもあります。
すべての物語が‘D’で始まるタイトルになっていて、そのタイトルに込められた意味を物語の中に見いだしながら読むのも楽しいです。
これはオススメ!
どんどん話に惹き込まれますよ -
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妖しく美しい世界2009年7月13日主人公が賢者の石を探して旅する先々で起こる因縁めいた不思議な出来事。
どれも妖しく、美しい(そもそも絵がキレイ)世界に惹かれます。
宗教のしばりや偏見の多かった時代の生きにくさや、科学未発達な時代の迷信・・・それぞれがこの妖しく美しい世界を構築する要素なんだな~と、浸りながら読み進めています。
つづきが気になる良作ですいいね
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おもしろい!2009年7月13日時代考証が意外としっかりしているので、背景を理解しながら読み進めることができます
オカルト、ファンタジーの要素満点で大満足です
シリーズを通して探し求めている賢者の石の正体が気になり、次々と読み進めてしまいます。
絵もキレイいいね
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魅惑的な妖の世界2009年6月18日主人公の飯嶋律は、妖(あやかし)の世界に触れる力を持つ。
青嵐という実父に乗り移った(!)妖怪をボディガードにし、近所に根城を持っていた妖鳥2羽を従え、妖の世界に関わる・・・。
この妖魔たちのキャラクターが秀逸です。
青嵐は食欲旺盛で飄々としているが、どこか抜けている。
妖鳥2羽は、日中は愛らしい文鳥の姿で夜になると山伏のような姿。そして酒盛りが大好き。ちょっぴりドジ。
文鳥を飼いたいと思ってしまうほどに憎めない可愛さです(笑)
また、律の従姉妹たち(同様に霊感が強く引き寄せる体質)のキャラクターも魅力的です。
女性はやはり強いですね。
従姉妹たちに振り回されながらも“後ろ向きに”がんばる律の姿が微笑ましいです。
ジャンルはホラーファンタジーです。
日常の中に“自然と”存在する妖と、“自然に”関わる。
時には避けたり浄化させたりしなくてはいけませんが、基本的には共存する相手として描いています。
この百鬼夜行抄を読んでから、夜寝るのが怖くなくなりました。
妖怪は共存するもので、関わろうとしなければ大抵は害をなさないようです。
人間に居場所を奪われる現代の妖怪の苦悩も描かれています。
たまに怖い話もあります。
が、ほとんどの場合、愛着を覚えるほどです。
読み終えたあと心あたたまることもあります。
パック買い、オススメです。
私は単行本の購入も考えています。