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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 今宵ツバメと見る夢は【電子限定おまけ付き】

    ここのつヒロ

    とにかく最後まで読んで!
    ネタバレ
    2024年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品は「花降るふたり」しか拝読したことがなく、今回キャンペーンで評価の高かったこちらを購入。
    試し読みの段階では、作画がきれいで、ギャグ多め?という印象。
    読み進めると1巻の中盤からどんどんお話が深くなり面白くなっていきました
    二人が自分と向き合いお互いと向き合い、過去や出自、トラウマを克服していくところが丁寧に描かれています。
    サブキャラも全員最高。泣き笑いの上下巻で大団円といったところ。
    どんどん読み進めて、久々にレビューしたくてたまらなくなり、その勢いのままスマホをキーボードに接続してしまいましたw(長文書く気満々)
    →長文レビュー書き終えたところで消えてしまったから2巡目だけど・・・
    実は最初、つばめ君の見た目とキャラがあまり好きになれない感じだなーと思いながらスタートしたのですが、どんどん愛すべきキャラクターになっていきました。
    サイード様も金持ち傲慢キャラかと思えば、1ミリもそんな要素がなかった。ただ美しすぎて優しすぎる人だった。そんな二人に幸多かれ・・・という気持ちでただ読み進めていくと、妄想やら目撃やら未遂で突然エロにブチ当たるという眼福!笑
    ギャグコマ多めだけど、そこも良い。昭和の巨匠、岡田あーみん大先生を彷彿とさせるような、謎の安心感(語彙貧困)
    おまけ漫画も完成度高っ!ディルド擬人化…

    ふと上下巻でなく、1巻2巻表記なので続きがあるのか・・・?と思ったけど、最後END表記あり、先生も1巻の終わりに後半もよろしくと書かれているので完結みたいですね。
    まだ母親とも話せずじまいだし、ジャファルとヒジリの続編も読みたい気がするので、シリーズ化希望・・・と言う文言をこちらに残させていただきます!
    先生の他の作品も読みたいと思いました。
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  • is in you

    一穂ミチ/青石ももこ

    実は一番好きなシリーズ
    2023年4月16日
    最近は文芸の方でご活躍の一穂先生。「イエス・ノー〜」や「林檎甘いか〜」が人気ですが、私はこの新聞社シリーズが世界一だと思っています。その中でもこのisinyouとステノグラフィカが大好き。
    (当初新聞社シリーズと言っていた気がするのですが、シーモアさんだとisinyouシリーズとなっているようです)
    最初に読んでからもう7〜8年以上経過していますが、自分が新しい世界に踏み出すのを躊躇っている時、自分の狭い世界を情けなく感じたとき、新聞を読んだ時、政治が動いた時、香港の話題を目にした時、いつもこのisinyouの世界を思うのです。
    純粋に圭輔という人物像に憧れ、一束のおとなしく諦念感があるようで実は激しい感情から出る行動力に驚き、それなのに共感できるポイントが常に散りばめられていてずっと私の心から離れません。今これを書いているこのときも時間が経過していて、この作品の時代感と今が乖離していくのが歯がゆくてならない。それほど大切な作品になっています。
    この感情をレビューとして文章に書き起こせる力があると思えず、ずっと温めていましたが、先日香港の特集をTVで観て、何度したかわからない再読の際に、一穂先生がもうBLを書かなくなってしまったらどうしようという焦りが首をもたげてきて、何か書かずにいられなくなりました。
    ふたりが高校1年生と3年生のときからお話がスタートして、香港で再会するのですが、どのタイミングのふたりももどかしくて愛らしくて優しいのです。
    offyougoの佐伯さんも出てきて、ガッツリいい仕事(?)してくれてます(笑)
    ぜひシリーズ通して読んだ後、ペーパーバック1と2まで読んでいただきたいです。
    ただわたしは3往復目以降でようやく理解できる気持ちや描写もあったりしたので、定期的に読み直していただくことをオススメします。スルメイカ以上の旨味持続を保証します。
    このシリーズはお仕事BLでもあるのですが、ちょっとやそっとの知識と経験では描けない内容なのではないかな、と思います。
    私自身ニュース番組で特派員の中継を目にしたり新聞記事を読む度にこの情報を伝える為に彼らが積み重ねた努力に思いを馳せるようになりました。
    どの年齢層にも必ず刺さる部分があると思うのでぜひ読んでいただきたいです。
  • 俺の胸でおやすみ

    未散ソノオ

    独特で上品。作家様の真骨頂
    2023年4月4日
    僕の胸でおやすみ・あなたの胸で眠りたい
    それぞれスピンオフでシリーズです。
    同人誌収録の睡眠アシスタントのプライベート事情まで読むとより一層楽しめる感じです。
    睡眠アシスタントという現代では老若男女が求めていそうな睡眠を総合的にサポートしてくれるサービス会社のお話です。某乳酸菌○1000を飲むよりも更に生活に密着して強力に眠りをアシストしてくれそうです。
    そこで働くアシスタント達自身がすり減ってしまわないようにスタッフ同士でメンテし合い互いの技も磨き合うのですが、このお話の中、そこかしこに癒やしのアイテムと技術が散らばってます。読みながらふと現実に立ち戻り自分の身の回りを見回した時に「眠りを妨げるものに囲まれている生活」を実感しますがw
    アシさん達も人間なので恋もすれば悩みもします。その中のお話です。
    ソノオ先生の独特なタッチの作画は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、いつもサイト等でオシャレBLのおすすめをお伺いすると必ずどなたかがソノオ先生の作品を挙げて来られるだけあって先生の作品はとても上品です。心を抉られたり、ドキドキ、興奮!っていうのは少なめですが、ハーブティーを片手に部屋着でまったり読んでみてください。きっと癒やされます。
  • タカラのびいどろ[コミックス版]

    鈴丸みんた

    おかめくんに癒やされすぎる
    2023年4月3日
    なんですか、この作品は…
    読後になんと表せばよいかわからない、でも『うわぁぁぁぁ!』と激情の波が押し寄せてきて、深いため息。尊い。
    何回も再読して、数ヶ月経ってようやく気持ちが落ち着いたのでレビュー書こうと思ったら1300件以上のレビューが!せ、せんさんびゃっけん…
    最初の数ページで声かけてきたお友達がたいちゃんにハート射抜かれてる、そう、私も射抜かれてる(T_T)
    「たからせんぱい」はたいちゃんがどんな不思議なことを口走っても(?)同じ場所まで降りてきて、「じゃあどうしたいのか?」聞いてくれる。
    この国宝級に良い子と良い子のイケメンCP尊過ぎ。
    最近学生モノにあまり心惹かれることがなく、敬遠していたところがあったけどなんやかんやで読んだ自分グッジョブ。
    お洋服もお部屋もオシャレ。
    福岡に10年住んだ私も違和感なし。たいちゃんの博多弁モノローグ、激カワイイ。
    おかめくん安心してくれ。ふたりは幸せにならないハズがない。
    数百円でこの気持ちを授けてくださったみんた先生に金メダル…
  • 明治従属タングステン

    たつもとみお

    時代物が好きな方には良い
    2023年4月3日
    全体的なお話の流れや設定はとても良いと思います。他の作品も読ませていただいてますし、嫌いではないし自分的に評価も低くないのですが、どうしてもコマ割が不自然な部分がたくさんあって、状況が分かりづらい部分があったり、動きが分かりづらい作画の部分が多く、躍動感がない。
    色々気になって大事な(?)えちシーンまでも集中できなかったのです。
    これまで好きだー!って思った作品のレビューばかりを書き込んできたので、自分の他のレビューと相対的に見てこの評価になってしまうというだけで、お話としてよくできていると思います。
    サラッとBL漫画を楽しむということであれば良い。
    好きな作家さんの一人なので今後も読ませていただきたいと思います。
  • ナイトミルクシリーズ 合本版

    秋吉しま

    切なくてぎゅーっってなります
    ネタバレ
    2023年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 合本版で一気に読めるのはありがたい。この作品は評価も高く、割引になっていたので購入。
    2つのCPのお話とその後の後日譚と描き下ろし。それぞれしっかり描いてあるので、一気にがっつり楽しめます。特にナイトミルクヘブンのふたり好きです。川瀬くんのことが可愛くてしょうがないのに過去の経験から気持ちを受け入れられない店長と、諦めてそれでもそばに居て頑張ろうとする川瀬くんの少しだけ寂しい笑顔は何度読んでも心臓がぎゅ・・・となります。
    トーンの貼り方が特徴的だなって思いながら読みましたが、作画もきれいで読みやすいです。
    この作品は合本で一気に最初から最後まで読んで良かったと思いますし、すごく優しいお話です。ぜひ最後まで堪能していただきたいです。
  • ホワイトナイトビターポルノ

    野花さおり

    年齢層問わずストレスなく愉しめる
    ネタバレ
    2023年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙と題名から『切なエロい』(?)感じを想像してましたが、小鳥遊くんの一途なワンコっぷり、泪くんのカラダは別として(汗)心は実は純情で照れ屋なところ、ギャグコマのかわいい感じなど諸々から全体的に可愛さ主体の作品かなと思いました。
    キャラとそれぞれのお洋服のセンスがちゃんとリンクしてるし、職場が都会にも田舎にも普通にある調剤薬局併設のドラックストアだったり、作画崩壊してるコマは皆無だし、最初から最後まで全てにおいて気持ちよく読める作品です。
    修正も薄くて描き下ろしも満足、王道のBLらしさも満載でとにかく眼福でした。
    今作はシリーズのスピンオフですが、このお話だけでも完結しているので単独で楽しめます。
    もう少し色々事件があったり葛藤や泪くんの過去の話とかがあっても良いのになと思ったので、上下巻でも良かったなぁ〜って思いました!
    野花先生の他作品もいくつか購入したいなと思うものがありますし、今後も楽しみな作家さんです。
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  • アフター・ミッドナイト・スキン

    にむまひろ

    とにかく美麗
    ネタバレ
    2023年1月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ごめんなさい、先生のお名前も作品も知ってましたがこれまで手が伸びませんでした。
    今回1、2巻同時に買ったらあまりにイケメンのオンパレードでヨダレが止まりませんでした…
    何でこれまで読まなかった…自分…
    犀川さんみたいなスーパーな人は現世に存在しないけど、どこかに居るって思ったらこれからの余生、妄想だけで楽しく生きていけそう。
    虎くんが素直になれない感じ&そこまで鈍感!?みたいなトコロがちょっとやり過ぎ感もあったのですが、それは美麗エロスとプラマイゼロで帳消しです(笑)
    あまりにもハマってしまったので、3巻が待てず、先のお話を実は読んでしまったんですがこれまた萌えポイント盛り沢山の様子。
    2巻の最後、少し不穏な終わり方ですが、これからスーパー犀川さんの弱さも垣間見られそうなので益々楽しみ。
    諸々差し引きしてもこれだけ何度も読み返す作品にはなかなか出逢わないので☆5です!
  • ニコチンとキスとセックスと【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

    遊木

    予想以上の出来
    2023年1月18日
    TwitterのTLで流れてきて新刊のことを知りました。
    1話試し読みしてすごく惹かれたので、還元のタイミングで購入。
    お初の作家さんなのですが、後半ずっとお話に惹き込まれっぱなしでした。
    設定も想像を超えてきたし、そこかしこに萌えポイントもあり。
    作画も綺麗で、服のセンスが良いッ!
    エ口の配分も丁度いいです。後半どうなるんだろ、ハラハラ…みたいな気持ちとせめぎあいながらページめくりました。
    悪者がいるようで居ないから読後感も良いです。女子もカワイイ。
    南クンは最後まで美しかった…

    オススメします☆
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  • みだらな猫は爪を隠す【R18版】

    嶋二

    予想を超えてこられました…
    2022年12月5日
    クーポンがあったので、久々になんとなくガッツリエロBLを求めてこちらに手を伸ばしたところ大当たりでした。
    先生の他作品は既読でしたが、特に作家さん買いしたことはなかったし、先生のR18版はお初。今回は3部作全てまとめて購入。

    レビュー評価高いけど、まぁ、あるある系でしょ、とか思っていたら大間違い。1作目でもう心がギュッとなって、ミケちゃんの健気な仕草にあっという間に感情移入してしまいましたよ。
    天野くんが純粋に悩むところもホントにリアルで良き。
    更に個人的にはたまたまAma○onさんと○ャパネットさんで買い物してて、本日2作目を読む途中に約3分差(ほぼ同時)で○川急便さんと○ロ○コ○マトさんがお届けしてくれたもんで、え、これ何?運命?てなりました←自己中。
    その勢いのままこれを書いてます。
    皆様がお求めになられてるエロ視点から言いますと、若者たちがやりまくってますね(笑)
    修正もほぼないので、気持ちも冷めません、勢いのまま読み進みられます。
    全体的に美味しい作品でございました。
    年齢、趣味、そして季節を問わずお楽しみいただけると思います。
    まだまだ続いているお話なので引き続き読ませていただきたいシリーズです。
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  • アンティミテ

    一穂ミチ/山田2丁目

    大事なものの価値
    ネタバレ
    2022年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一穂さんの作品は大好きで、つらい時期とか仕事に行きたくないときは絶賛一穂さん再読ウィークかます人です。新しい作品に手を出すときも、ひとつ買っては大事に読んでの繰り返しだったと思います。でもこの作品はなぜか購入してから長いこと積ん読してました。実際読んだのは随分前ですが、一穂先生の最近のご活躍で逆に寂しさが増してしまって、再読してレビュー全部してみよう!と思い立ったので書いてみます。
    「ひつじの鍵」のスピンオフだということはわかっていて、そちらでも和楽というキャラクターは気になる子だったのですが、お金持ちのキャラだったし、没入はできないかもと思ったのかもしれません、とにかく食指が動かなかった。
    ただ読み始めてみたらこの作品は後半から最後の追い上げがすごいです。前半、和楽がある絵に惹かれるところから始まるんですけど、運よくそれを描いた人を見つけだす過程は、う~んそんなことある?って感じだったんですよ、一穂先生の作品て超絶奇跡な偶然が起こることがよくあるので、納得感がないわけではないんですが、この時は、ん?と思ってしまったんですよね。でも最終的にははぁ~やっぱり1本映画観た感じになりますわ・・。
    絶対このままうまく行くわけがないんだよな。。。わかっているけど何が起こるんだろ、とか一瞬よぎったんですが、そんなことすぐに脳内から消滅してしまうくらい、歯止めがきかずページをめくる手が止まらなかったのを覚えています。
    大事なものって、他の人からみたら、大切にしてるんだろうな~くらいのものでも、自分にとっては絶対に譲れないものがあって、大好きな人にそれを完全には理解してもらえなかったんだって思ってしまったら、自分だったらどうするかな?大好きな人だからこそ悲しみが深いのかな、ちょっと心臓がギュッてなりました。悲しみの種類が違ったと思う。
    二人が仲を深めていく過程もいいし、ただのパトロンじゃなくて、ちゃんと才能を観てるかんじも好きでした。
    もう一度和楽が足徃の絵を自分の目で見つけて、彼自身をも見つけ出すんですね。最後きちんと探しものがみつかってよかったです!
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  • ギンモクセイの仕立て屋

    マミタ

    あまり期待をしていなかったが。
    2022年5月7日
    以前からお名前は存じ上げていましたが初読み作家さんでした。電子発売前から電子化を求める声が多くあるのを知っていたので発売後すぐに読ませていただきました!
    実はあまり期待していなかったのですが(スミマセン)、私はシリーズを長年追いかけるのもいいですが、ちょっとした息抜きや現実逃避には前後編で完結するタイプのお話がいちばん読みやすいと思っていて、感情移入しやすく最後まで気持ちが切れずに読み終えることのできる長さだと思ったのと、元来のスーツ萌え気質も相まって欲望に勝てず・・・でも購入してみて正解。
    ありきたりな出会いと執着気質のスーパーマン攻め様登場ですんなり落ち着く感じかと思いきや、イマドキのビジネスモデル描写や、生吹の後悔の念、テオの過去などにも共感できて、読後感が非常に良かったです。
    何よりも作画が丁寧ですし、きれい。ギャグコマの入れ方も違和感がなくカワイイし上手です。
    各話の扉もカラーで全部見たいくらい美しい。それと素人から見ても、小物の描写の入れ方がポイントをついていると思いますし、おしゃれで、きちんとお話のアクセントになっていると思いました。
    番外編や続編も今後たくさん描いていただけそうなキャラクターなので期待しかありません。
    個人的な趣味だと主人公は髪の毛切る前の方が可愛かったかな~と思って、そこだけ-☆
    また読み返すと思います♪素敵なお話でした~
  • ぼくは恋をしらない

    崎谷はるひ/蓮川愛

    作者さん買い
    2022年3月21日
    崎谷先生は自分がBL小説を読むきっかけになったと言って良い作家さんですので、完全に作者さん買いです。
    慈英×臣シリーズのスピンオフですが、前作の照映×未紘の中に出てきた小説家、灰汁島さんのお話です。
    正直灰汁島ここまでイケメンと思っておらず(笑)
    一旦自分の中の灰汁島像を壊すところから始めなければならなかったので、没入するまでいつもより少々お時間がかかりましたが、最終的には納得のハピエンで気持ちよく終わりました。
    元々ページ数多めの先生ですが、今回は同人誌収録の慈英×臣のお話や佐藤くん×伊吹のお話なども収録されているのでシリーズファンの方は特にしっかり楽しめます。
    未読の方も、単体でもちろん楽しめると思います。
    ファンとしましては、「あれ?これどこかで読んだことある」と思ったら薄い本も持ってた的なこともあるあるですが、読者さんの求めることに答えてくださるベテラン先生の懐の深さに毎回感激します。
    慈英×臣の新シリーズが数年ぶりに再開されるのを待ち望みつつ先生の作品をまた再読したいと思います☆
  • 花は咲くか 番外編収録集

    日高ショーコ

    珠玉の収録集
    2022年3月21日
    花は咲くかの本編連載が終わったとき、結構なロスに陥り、当分浮上できなかったことを思い出します。
    日高先生の作品は、引越を踏まえて物を増やしたくない自分が紙も電子も両方持っていたいと思える数少ない作家さんなのですが、ペーパーや特典冊子などは持っていないものも多いのでまとめてくださって本当にありがたいです。
    今回の収録に当たり大幅に加筆修正されたとのこと。普段のコミックス作業でもかなり手を加えられる先生だと思いますが、番外編収録集でも手を抜かない・・・さすがです(T_T)
    桜井さんと蓉一の距離が近づく前から、想いが通じ合ったあとのお話までが入っているので、全編を愛でてきた自分にとっては感動も大きくて、藤本くんと菖太がなんだかんだで仲良くなってるところまで見られたのがうれしいですね。
    発売日に淋しいクリスマスが楽しいクリスマスになったのをおぼえています。発売日までありがたい感じでした。
    花は咲くかを読まれた方にはぜひオススメしたいです。
  • 拒まない男 【電子限定特典付き】

    三月えみ

    読者を裏切る展開で最後まで圧倒される
    2022年3月21日
    色々なレビューサイトで高評価だったので、読んでみたところ、びっくり。目の肥えた読者さん達が高評価を連発する理由がわかりました。
    三月先生の作品はとても久しぶりに拝見して、以前に読んだのは学生から大学生や社会人になりたてくらいの年齢のお話で、とても良いお話だったのですが伏線をはろうとして時系列がわかりづらかった記憶があったのですが、作画もストーリー展開も高いレベルの作家さんになられたのだと驚きました。
    ページをめくる度に「え、そこ?」「え、そっち?」「え?そう来ちゃう?」の連発です。
    最終的に長い年月をかけて作られた人生のお話になってました。
    読後数日は「ハムラッシュ」というワードがわたしの私生活に入り込んで大変でした(ピカ○ュウのぬいぐるみをハムラッシュと呼んでしまうくらいには。)
    麗人さんのレーベルらしい雰囲気もしっかり維持され、伝統的なBLらしさもある中でお話で魅せる、そこにも感動です。
    律の仕事中の無表情さとか勤勉さとか、それ以外のときの感情がクルクル変わる感じとか表情の描き分けが上手な作家さんだったのだなと改めて思いました。
    レビューうまい方じゃないけど、今回は特に難しい、絶対ネタバレしたくないし、とにかく読んでみてくださいとしかいえませぬ。
    最近以前ほど旅が出来てないので、ホテルとか温泉旅館とか欲している人もぜひ読んでみて(関係ない?)
    とにかくオススメです。
    いいね
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  • ラブネスト2nd

    南月ゆう

    2ndは大人なテーマで考えさせられる
    ネタバレ
    2022年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラブネストで一旦ハピエンとなったお話の続編です。
    もう熟年夫婦の様相です(笑)
    そんな二人にも親子の関係やこれから二人で生きていくために乗り越えなければならない葛藤などもあって、とっても奥深いお話になってます。
    年齢を重ねてBL歴も長くなり、以前のようにただ現実逃避のためにキラキラやエロを求めたり、不幸受けや感情を揺さぶられる作品を号泣しながらどんどん消費していた頃から比べると、良いな~と思う作品も変わってきているように思います。キラキラやエロエロも好きですがw
    もちろん市場や作品の全体的な傾向も多様化していると思いますが、個人的にはこのラブネストのようにじっくりお互いの良い所も悪いところも過去も未来も委ね合うようなそんな二人を見守るような作品を良いなと思うようになってきて、そういう歳になったのかな?と思いました(笑)
    お話の中にもありましたが、最初は匡人の「好き」の方が強いのかな?って感じがしてましたが、旭の「好き」も結構なモンでしたのでwどっちもどっちでお互いが大切で仕方がないみたい☆
    ラブネスト同様2ndもナルがしっかり良い仕事してくれてますし、わたし自身もナルの美しさに救われてますので、ナルがメインの次のお話も楽しみにしたいと思ってます~☆
    誕生日を祝ってほしいと匡人が言わなかったことに旭が狼狽えるところはちょっとグッときましたね。面倒くさい自分を受け止めてくれる相手が居る安心感で一人で眠るときも不安を感じない、イベントが大事で仕方なかった自分が、幸せ過ぎて自分の誕生日を忘れてしまったと。
    なるほどって思ってウルウルしてしまいました。

    て、こんな真面目なこと書いてますが、やっぱり最近の規制のせいでせっかく盛り上がってる美しいイチャラブシーンに白抜きは興ざめですよね。せっかくとびきり美しい作画なのに。
    日本にまた表現の自由が戻ることを切に願います。
  • ラブネスト

    南月ゆう

    未読の方は2ndまでイッキ読みがオススメ
    ネタバレ
    2022年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラブネスト上下、ラブネスト2nd上下の計4巻で一旦完結になるので、まだ全て未読の方はイッキ読みが本当に本当にオススメです☆
    サヨナラゲーム、チェンジワールドでと~っても意地悪なキャラだった匡人メインのスピンオフですので、そちらも先に読んでいるともっと没入できるかと。
    どちらも大好きですが、個人的にはこの旭×匡人がとても好きです。
    二人とも立派なお仕事をされているのですけど、私生活のギャップも面白い。
    旭のダメジジイっぷりにどんどんはまっていく匡人の気持ちの変化とか、過去のそれぞれの苦しみとか心がギューッとなりました(T_T)
    美味しそうなお料理とかお酒、インテリア、家電など個人的に好きなポイントも多くて、読んでいて楽しみになってました。

    またナルの存在もとってもポイントですね。そしてみんなそれぞれイケメンで単純に目の保養ができます。
    匡人が旭をロックオンしてから気持ちを惹こうと努力するところも愛らしいし、旭も実は思うところがあったにもかかわらず、匡人がかわいいと思ってしまってるところも納得です。
    好きという気持ちをなかったことにするって悲しいですね。駄目でもちゃんと納得して終わらせられるかどうかって大事なんだなって知りました。
    南月先生の作品は、「陽だまりと~」から読ませていただいてたのですが、元々作画が美しいところにどんどん腕を上げられてる感じがします。
    夏に発売のナルのお話のコミックスも楽しみにしておこうと思ってます。
    いいね
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  • 俺が好きなど嗤わせる【コミックス版】

    里つばめ

    スーツのシワひとつまでリアル
    ネタバレ
    2022年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。GAPSやDOGSも好きでしたが、ストーリーというより作者さんの描くスーツ姿のオトコたちへの萌えが滾り過ぎて、こちらも即買いしてしまいました・・・
    しかし。今回はストーリーもとても良い。
    ということで自分的☆5です。これに☆5つけなかったら他でつけるものがないんじゃないかと思ってしまうくらいに好きです。
    「好きなら~」のスピンオフ。
    こちらのCPは少し大人。管理職になって、同期も自分も皆、人生のターニングポイントをむかえていたりして、ただエリートサラリーマンのキラキラしたお話というのではないところがまた良いです。
    リアルがほどよく入っていて没入感がハンパない。その上1コマ1コマの中に、萌えポイントがありすぎる!
    スラックスのウエストから少し出たシャツの感じとか、腕捲りした腕、ジャケットを着ずに手に持ったり肩にかけたり椅子にかけたり・・・、連日の残業で疲れたメンズ達の表情、休日出勤でスーツマジックが解けたメンズ達を眺める女子社員の会話とか、他の社員の噂話をする場面もあるあるって感じで。
    オフィスの描写もリアル。過去に働いたオフィスから今のオフィスまで自分が働いていた場所を思い出すんです。複合機の前に立つメンズのイメージまでまざまざと思い出してしまう、そんな細かい所まで凝視してしまうくらいにハマりましたね。
    キャラの描き分けも完璧。各メガネにもいちいち萌えw
    今回は同期にも特にゲイだということを隠していないメインキャラなのですけど、最初は神谷さんはどうして梶さんの気持ちを受け入れないのかな?って思いながら読み進めていたのですが、読み進めるうちに複雑な気持ちとかそもそもの嗜好の問題とかなんとなく理解できてきて。台詞のある場面でも言葉のない描写でも梶に惹かれていくのがわかってキュンキュンしました。
    ビジネスの部分では台詞多め、気持ちの描写とかえちシーンでは文字少なめなところもわたし的にポイント高いです。イチャラブシーンが各1.5倍くらいだと完璧だったんですが。
    もっともっと彼らの日々を追いかけたいですし、自分が仕事へのモチベ低下したときは今後も何度も読み返すと思うので、作者さんには今後も期待しかございません!こんな長文レビューはじめてです!乙!
  • インクルージョン

    崎谷はるひ/蓮川愛

    シリーズ1濃厚
    ネタバレ
    2020年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 慈英×臣の本編から派生?したお話なのですが、先生の本領発揮というかシリーズの中でも1、2を争うくらいの濃厚さだと思います。
    未紘の無自覚なエロさと照英さんのワイルドさがいい感じにマッチしていて、それに名脇役!?の久遠さんがしっかりハマっているなと思います。
    九州に10年ほど住んでいた自分からすると若干未紘の九州弁に違和感ありますが、それもご愛敬という感じ。
    元々これでもかというくらい詳細に描写を加える作者さんですが、加筆改稿されたということで更にしっかりと味わえる作品になっていると思います。
    じえおみを1度でも読んだことがあるかたも、そうでない方も楽しめると思います。
    いいね
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  • キス

    一穂ミチ/yoco

    ないものはないものとして生きる
    ネタバレ
    2020年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あれも欲しいこれも欲しい、自分にないものを探して不幸を探す。ついやってしまいがちなことです。
    求めても意味のないことと悟ってしまった主人公とあらゆるものを与えられて選ぶ権利をもった相手の人生ドラマで、読むとそういう自分に気づかされます。
    登場人物の会話や情景で色づけされてどんどん読み進めてしまう作品です。
    苑は必要だと思われることもなくなったらどうすると考えたとき「ないものはないものとして生きるだけ」と。
    そこに運命とも神話とも偶然ともつかないようないろんないきさつとある意味理想的な相手である明渡が居て長いドラマが続きます。
    一穂さんの大ファンでしたが、題名から勝手に推察して当初そこまで期待してなかった部分がありました。最初に読んだときもそこまで残らなかった。
    でも少し経ってふと再読したときに涙が止まらなくなりました。
    1度目より2度目の方が美味しいなんて、コスパの良い作品ですよね~
    今後BLに興味がなくなったとしてもこの作者さんは追いかけると思います
    いいね
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  • 静かにことばは揺れている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    シリーズの中で一番好き
    2020年3月21日
    社長の綾川さんがカッコ良すぎる。自分が大切なものを全力で守ろうとするところとか、強引でも好きな相手を全力で愛するところとか、ストレスなく読める作品です。
    長年連れ添った夫婦のような、それでいてお互いのことが大好きなんだな~と感じられるポイントがたくさんあって、理想的です。
    この作品で音叉という言葉を初めて知ったのですが、ちょうど色々なことに疲れきっていた時期に読んだので音は聞こえなくても読んでいてとっても心地よかったです。
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  • 心臓がふかく爆ぜている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    心とからだが疲れたときに
    2020年3月21日
    作者さんご自身が体調を崩されていたこともあってなのかわかりませんが、ヒーリングやロハス関連のエピソードもあって癒されます。
    不幸体質の主人公がイケメンの優しい相手と・・・という流れは先生の得意分野だと思いますが、それ以上にこのシリーズの他の作品のキャラクターもいい味を出していて幸せな気分になります。
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