あぃめぃさん

時代設定で諸々表現が難しいところもあるはずなのに､画力の良さ､心理描写の素晴らしさでスッと物語が入ってきます。それぞれのキャラクターも魅力的で、恋焦がれるふたりの気持ちが心揺さぶる素晴らしい作品です。次作の予定もあるようなので、まだこのふたりを見守れると思うと嬉しいです。

ページ数は180ページ超えなのでそれなりなんですが､どろりとした心の闇を抱えてる者同士のストーリーの割にはサクッと終わってしまった感が否めなかったです｡

内容は薄いけどライトな感じで読めて､絵もそれなりに良かったので読みやすかったです｡なので星3つ評価ですね｡それから178ページで『本堂』が『東堂』になっていて思わずツッコミました(笑)

まず『エロ』は無いと思ってください｡描かれているのは大きな愛の物語｡高校時代から大学時代､そして社会人までの期間が丁寧な心理描写で描かれています｡物語のスタートから切ないのですが､どういう経緯でそこに至るのか一旦過去に戻ったり､回想したりします｡時系列は行ったり来たりしますが､しっかり分かりやすく感情移入しやすいです｡
登場人物については､至(いたる)も北斗も読み始めと読み終わりでは印象が変わります｡至はクールで無口な大人びたイメージから､甘え下手なポンコツ(素直な感情を表現できるようになった)で､北斗は尽くす至大好きわんこから､旦那を尻に敷くしっかりタイプへ｡要はストーリーの中でその位の年月が経ち､子供から大人へ成長していった過程を表しているのだと思います｡
何度となく通読していますが､何度読んでもグッと来ます｡是非とも読んでいただきたい作品です｡

タイトルで「女装男子」って言ってるけど女装はついでの流れだったし､ちょっと内容と噛み合わない感｡攻の泣き顔フェチがきっかけでかかわり合いを持つ主人公だけど､肝心な初泣き顔がイマイチかわいくなかった｡泣き顔フェチの攻が一気に心持っていかれるような破壊力が欲しかったけど､それほどの画力がなかったのかな｡泣きシーンはちょいちょいあったけど､全然萌えポイントがなかった｡全体の画がキレイなだけに残念さが際立つ結果に｡

総じて「良い」です｡画もいいです｡最初､物語の設定で地球に瓜二つの星から地球にやってくる獣人エイリアンっていう所がチープな感じがしましたが､やはり獣人と言えば発情おせっせですよね！良かったです｡もともと恋心がある相手に否応なしに発情してしまう攻の興奮した表情も良く描かれています｡突如として襲われてしまう受も気持ちとは裏腹に攻受け入れてしまうエロさがうまく描かれていていいです｡
好きだから発情で乱暴になりたくない不器用な攻と､乱暴されても絆されてしまう男気ある受を是非楽しんでもらいたいですね｡

まずコミカル青春BLです‪w アホなDTK(童貞高校生)4人組のお話です｡エロさはほぼ無いですね‪w ただ気軽にクスッと笑えるノリの良さはオススメです｡系統のイメージで言うと､おげれつたなか先生のヤリ●ンビ●チ部のうっすーい感じかなと思います‪w ちょっと失礼な表現かもですが‪w

まず表題作のみの収録内容です｡読み終わった感想を一言でいうと「爽やか青春ラブ！」です｡
ジャニ顔だけどちびっ子がコンプレックスの大志(名前‪は大きいw)が､顔も背格好も理想と目を付けたハル｡ハルはハルで大志のことが元々気になっていて｡
素直で真っ直ぐな大志はとにかく可愛い｡そんな大志をクールな表情なくせにガッツリ狙うハル‪w 強気で攻めてるかと思いきや､嫌われたくなくて引いちゃったりするところがハルのきゅんポイントですね｡
画も綺麗で､テンポもいいです｡友達同士の会話のやり取りも軽快なので読んでいて楽しい｡甘々だけど､そこまでエロエロはないです｡サクッとほんわか幸せな気分になりたい時にオススメの1冊｡