レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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本気で生きるモノは葛藤する2020年12月16日この作品のように、時として人間は「強者」「弱者」(「加害者・被害者」「狩る側・狩られる側」等でも良いが)になる。各々がその立場で葛藤して生きているのだ。
互いの悩みを推しはかるのは難しいが、人の場合、自分がどちらの立場なのか本当の意味で理解するのも難しい(状況や気持ち次第で変わるから)。
この作品は、基本が「肉食・草食」で区別されつつも、ハーフの登場でより現実に近い葛藤が描かれている。
人種・ジェンダー・格差・宗教や哲学。。。
違いを乗り越えて歩み寄る考え方が必要だという事が、この作品から感じられる。いいね
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現代の子供たちへのメッセージ2020年10月12日冒険心と危機感を感じられる作品。
少子化の世の中では子供たちは大事にされている(特殊な状況下でなければ)。それと同時に大人たちの監視下にあるとも言えるが、要は過保護な環境に育つ子供が多い気がする。
しかし大人になり、社会に出ると、古いままの常識やルールの中で順応しなければならず、フォローも十分ではなくなる。自ら考え、行動し、失敗やアクシデントに対応しなければならない。
その「社会」を「鬼のいる外の世界」として描かれているように思えた。
外に出るための準備を、親が必ずしも手伝ってくれるとは限らない。進もうとする道によっては、家族が敵になることだってある。
自立するために「自分がどうしたいのか」「どのように成長するべきか」「見えない未来に対する備え」を考えるヒントとして読む事ができたら…
…そんな重い感じで読む人は、いないかもしれないけど(笑) -