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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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惜しいな~と思うけど個人的には大好き2018年10月19日評価がぱっかり分かれるこの漫画。私はものすごく好きで、評価したい。けど、作品としての完成度は、残念ながら高くはないかな。星5は、攻の小鳥遊がどストライクに好みのため甘い判定です。長身+黒髪+眼鏡+官僚、そして皮肉屋だけど優しい…自分アラフォーBBAのくせに(BBAだから?)読んでて吐血しそうです。眼鏡越しに見える睫毛が!好き過ぎる!!彼に一途に想われる幸哉がひたすら羨ましかった。でも、小鳥遊が浮き世離れした幸哉を好きなことにはすごく説得力を感じるんですよね不思議と。あ~これは仕方ない、みたいな。
かおりが小鳥遊に結婚と離婚の理由を話すシーン、あそこでもう少し腑に落ちてたなら。何回読んでも、将来は弁護士であるかおりがすごく滅茶苦茶な人のように読めてしまう。
情緒があって雰囲気は大好きですが、いかにせんいろいろ惜しい…と思いつつ、小鳥遊を愛でてしまう私にとっては癒し作品です。 -
作者さんについて知りたくなります2018年9月1日はぁ~久しぶりに「どんな音楽を聴いて、好きな写真家は誰で、お気に入りの映画は何で、愛用ブランドは?絵描きなら、誰に影響受けましたか??」と質問攻めしてみたくなるような漫画家さんが現れました。
絵に惚れ惚れします。
キスの合間の半開きの瞳がセクシー。
自分の子供の方が登場人物の年齢に近いような歳になりますと、こんな素敵なBLを読んでも、自分が萌えるというよりは、「どうかわが子にもこんな出会いがありますように」と、もはや祈りのような気持ちを抱いてしまいます。
冗長だという評価も多いようですが、上巻の早川の過去と、紺ちゃんによって変わっていく過程も魅力的でした。早川母の「秀のそのクセ含めて好きになってくれる人は必ずいるよ」を受けての千葉のラストシーンと、紺ちゃんが屋上で初めて撮った早川の歌う写真ですし。
ただありのままを肯定してくれる都合のよい出会いではなく、自分が恥をかいたり傷ついてもそっと背中を押してくれるような、そんな人間関係に恵まれ、さらにはその相手と恋愛も共有できたなら、これに勝る幸せってないんじゃないかと。
続編は読みたいような、読みたくないような…。
作者さんのTwitterを見てたら、読みたくなりますけどね。
早川の才能が、紺ちゃんとの再会でいよいよ化けてほしいかな。
作者さんの今後の活躍、大いに期待したいです。 -
感情移入なしに、冷徹に読みたい2017年4月24日この漫画がすごい!WEBにていくえみ綾のインタビューを読んだ。無茶苦茶クールに、誰にも感情移入せずに突き放して描いていることが伝わるインタビューだった。これとこれをくっつけたらどんな反応がおこるかなーと実験しているみたいな。
私は有島と麗華の夫婦の組み合わせが面白くて読んでいる。ただただあの夫婦の落とし所だけが知りたい。
皆さんが言うほど麗華が怖いとも不細工だとも思わないので、むしろあんな有能な嫁、有島に勿体ないとさえ感じる。けっこう面白い部分もあるし、有島に対して卑屈でないところがよい。
自分のこどもの参観日に夫婦が並んでると、本当にいろんな夫婦がいて興味深い。兄妹?ってくらい似てる夫婦や、顔面偏差値に差がありすぎる夫婦。
読み手も感情移入なしに、勧善懲悪でなく、夫婦ってまぁいろいろあるわなー、と読むべきストーリー。
それから、「あなたのことはそれほど」何なのか?つづく言葉を早く知りたい。
否定形が続くように思いがちだけど、意外に肯定形がきたら面白い。