授か離婚~一刻も早く身籠って、私から解放してさしあげます!
かんべあきら/長野雪
このレビューはネタバレを含みます▼
精霊の加護が髪などの色に現れる世界で、「色無し」として蔑まれ、1人慎ましくたくましく生きてきたヒロイン。
これまでの生活環境のせいで異様に自己評価が低いのですが、いじけるわけでもなく、むしろ達観した感じでサバサバとそして淡々と生きています。
それは王命でヒーローと結婚してからも変わることなく、自分の求められた役割は子をなすこと、と割り切っています。
そして4巻最後で1巻の冒頭のシーンに繋がり、ヒロインに妊娠が発覚したところです。
ヒーローは王命だからというのではなく、ヒロインを大切にしているし、ヒロインもヒーローを含めた結婚生活を居心地良く感じているので、ぜひ自己評価を回復してもらい、幸せな結婚生活を堪能してもらいたいです。
伏線ぽい「色無し」の価値が変わるというエピソード待ちかもですが、今後の展開がとても楽しみです。