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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 夏実のゆるふわ怪談

    松本夏実

    “ゆるふわ”とは・・・?
    2025年3月11日
    怪談なのに『ゆるふわ』ってどういうこと?と、タイトルに引かれて読んでみたくなりました。怖い話は苦手だけど、不思議体験は知りたい、聞いてみたいという私にぴったりのお話でした。そういう方にオススメです。著者の体験話や知人友人から聞いた実話小話。霊感って特別なものじゃなくて、その人の持つカンなんだなぁと思いました。皆持ってるし、何かしら体験してたりする。でも、すっかり忘れて思い出せなくなることもある。そこが不思議です。絵も可愛いし、おどろおどろしくないので気楽に読めますよ。
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  • 環と周

    よしながふみ

    出会いは必然
    ネタバレ
    2025年1月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『私はこの世に生まれてこない方がよかったのです』
    この言葉を覆すために、生まれてきて良かったと思ってもらえるように、環は周を扶け続けてきたのだということが最後まで読むと判る。ラスト、環の愛の行為が『また会えたね』という軽く、さらりとした言葉に集約されているのが尊い。
    もはや、出会うのは必然と感じさせる物語の締めくくりが、爽やかで希望がある。
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  • おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~

    相葉キョウコ

    クロエがんばれーーーー!!!
    ネタバレ
    2024年11月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『異世界転生』といえば現代日本→異世界へ、とばかり思っていたらこれは逆のお話。どうやらクロエは転生先の身体の人が務める会社の開発予定の新しいゲームの主人公な模様。絵柄が好みだったのと逆異世界転生モノとして目新しかったので1巻読んでみたんだけど、これは次巻も購入決定だな!という引きで1巻が終わった。続き気になるーーー!クロエは『悪役令嬢』だけど、性根の腐った悪女ではない。世間知らずだけど、努力家の頑張りやさんだ。脱汚ジサンすべく日々奮闘してるし、前世の振る舞いを省みてより良い自分であろうと模索している。素直なのだ。読めば彼女を応援したくなること請け合いである。
  • 拝啓 彼方からあなたへ

    谷瑞恵/くまおり純

    続きが読みたい
    ネタバレ
    2024年8月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 思春期特有の閉鎖感や濃密な友情の行き着く先を『おたより庵』の店主しほが優しく繋いだ1話。続く2話は海を漂った小瓶の中の手紙が時を超えて届き、手紙って良いなと思わせられる。しほが手紙に託された想いの力を信じているのが伝わってくる。そんな感じで、手紙にまつわるちょっとしたミステリーをしほが解いていくお話なのかなーと油断してたら、突如、サスペンスな展開に。予想外!きょうこが信じられるのはしほだけだったのかもと思うと、しほときょうこの友情にしんみり。読み終わった後しほのおたより庵が何処かに実在しそうで、しほとお話してみたいと思った物語でした。
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  • 異郷の爪塗り見習い

    まるかわ

    『異世界ネイルファンタジー』って!!?
    2024年6月2日
    設定が不思議で読んでみたくなりました。冒頭の主人公の瞳の色やネイルのシーンはカラーになってて鮮やかな印象。でも、ふわふわっとした楽しいファンタジーではなく、突然異世界に放りこまれたネイルが趣味のふっつーのOL24歳がひたすら頑張るお話。保護者的に助けてくれる人たちに出会えてるし、同じ異世界者もいるし、一人ぼっちじゃないけど、『異世界で平凡ならこっちでも平凡なのはアタリマエ』を貫いた世界観なので、趣味のネイル技術だけじゃ心許ない。治安の悪いこの世界で生きてくの大変そう。主人公が明るくめげない頑張り屋さんだから読めたけど、ハラハラする。2巻読むのをためらっちゃう初読み1巻でした。
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  • 後宮茶妃伝

    唐澤和希/漣ミサ

    個性が豊かすぎるのは主人公だけじゃない
    ネタバレ
    2024年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 茶道楽が過ぎてまわりが見えなくなる主人公・采夏がお茶のために突っ走り、ついでに皇帝をとりまく陰謀も後宮のイザコザもすべてひっくるめて片付けちゃいます。爽快!皇帝・黒瑛も采夏の入れたお茶でトリップできちゃうような人なので、采夏とは茶飲み友達でいくのか?と思わせておいて、2巻ラストで恋心を自覚。めでたく両想いです。続きを読むか迷って、3巻プロローグを試し読みして購入決定。皇后になった采夏と個性豊かな妃たちの楽しい茶会になりそうでワクワク!采夏と皇帝の推し活に勤しむ月妃、お色気担当?な風妃、男装の麗人な花妃、まだ見ぬ鳥妃・・・采夏も含めて多彩すぎます(笑)皇太后に『普通の感じの妃がいいわ』と言わしめる個性炸裂ぶりで読んでて楽しい。
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  • 三島屋変調百物語

    宮本福助/宮部みゆき

    百物語 =ホラー話ではないです
    2024年3月6日
    小説読んだことあるな~と懐かしくなって読んでみました。タイトルに『百物語』とあるけれど、ホラー話というよりお江戸人情モノ。人間の心の在りようが描かれてます。人の秘めた心の内を聞いてあげるおちかはカウンセラーの立ち位置。相手の話を聞くことで、おちかの心の内も整理されて、いつか別の見方ができるようになればいいなと思いながら1巻めを読み終えました。いいところで次巻に続いてるので、1巻を読めば2巻も読みたくなると思います!
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  • ヘタレ創造神の宿題【タテヨミ】

    Changpan Warrior/a10

    ほのぼのなかよし胸キュンほんのりラブ主従
    ネタバレ
    2024年2月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BLにカテゴライズされてるけどチューどまりだし、一緒に寝台で寝てるけど見ててほのぼのするばかりの可愛い二人です。淡い色調の絵柄も大変好み。自分の創った世界なのに、その世界の常識も知識もない創造主であるがゆえに、ピュアッピュアな曇りのない瞳で物事を見てるため、ハッとさせられることも多いです。護衛のために買った夜譚とゆっくり信頼を育んでく様子がたまらなくイイ!もどかしいくらいゆっくりだけど、そこはちょっとガマンして。62話で夜譚は主を意識し始めます。かわいいね~と思ってたら、64話で急に指舐め!(気づかない主!)65〜67話でキス〜スレ違いでドキドキさせてくれます。72話で夜譚の主への気持ちは確信に至ります。胸キュン!!74〜77話はラブコメですね~。このあたりで護衛増員して、夜譚以外の人に接することで、やきもちを焼いたりして、主は夜譚が特別だということに気づいていきます。お互いが大事という気持ちが根底にあるので、もう両想いよね。かわいい二人を胸キュンしながら見守りましょう!
  • 銅銭龕世【タテマンガ】

    木蘇里/マオミマミHOME漫画工作室

    絵が好み!
    2023年9月16日
    タテマンガには読みづらさを感じます。そして、1話が短い!でも人外と人間のお話が好きなのと、絵がキレイで龍の人型がめちゃくちゃ好みなので、最後まで読みたいと思ってる。30話くらいまで、わりと依代の紙人形スタイルだった龍の人、今後は人型でいてくれるのかな?偉そう言動なわりに義理堅く、根は純粋そうだなーと思った31話でした。
  • スキップとローファー

    高松美咲

    アニメから続きが気になって・・・
    2023年7月17日
    アニメで知った作品です。出会いに感謝です!主人公はみつみちゃんだけど、周囲の全員にスポットが当たって、とても丁寧に心理描写されているところが好き。みんなそれぞれ事情があって、思うところがあって、新しい出会いに戸惑い、期待したり諦めたり、自分を見つめ直したりしている。みつみちゃんをはじめ、この作品のコたちはみんな自己分析できて、客観的に自分のことを見れるから、読んでるこっちも冷静に一人一人に感情移入できるんだと思う。みつみが1年生のときに得たミカ・ゆづ・まこととの友情を見ていると、みつみの対人コンプレックスのない姿勢って大事だなと感じた。そして、2年生になって新たに出会った氏家クンと八坂サン。私はふたりとも好きだなぁ。氏家クンの心の叫びは身につまされた。そんなこんなで8巻までイッキ読みして、最後に言いたいのは、志摩クン、みつみちゃんはあなたに必要なものをたくさん持ってるコだよ!変われるチャンスかもよ!氏家クンばりに曝け出してみなよ!ということ。青春群像劇がお好きな方、読んでソンはないかと思います。青春の甘酸っぱさを味わうというよりは、冷徹な自己評価、自己分析の結果、見方が変わり、関係性の改善を求めていく物語が魅力だと思います。
  • シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~

    海原望/DMM GAMES/伊東フミ/はましま薫夫

    完結してませんが!?
    2023年5月26日
    絵がキレイだったのと謎解きが気になって読んだのに、結局さくらの死の真相はto be continue...って!続きはゲームで、という広告的コミカライズだったのでしょうか。モヤモヤしました。
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  • ふつつかな悪女ではございますが

    中村颯希/ゆき哉

    アツい女の友情物語!
    ネタバレ
    2023年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 病弱で何度も死にかけてきたからこその胆力の持ち主・玲琳が彗月の健康な身体を借りて見る新鮮な世界。だから人の悪意も嫌がらせも幼子のように無邪気に楽しめてしまうし、彗月のヒステリーにも動じない。そんな大地母神のような玲琳だけど、やられたらやりかえすし、自分が好きな者は誰に何を言われようと好き、とハッキリしているところもいい。ところが、5巻では彗月の『大嫌い!』に動揺し、ブレブレな玲琳が見られる。彗月のおかげで次々と新しい感情を知っていく玲琳。かわいい。このまま猪のごとく心のまま突っ走ってほしい!
  • 魔道祖師

    墨香銅臭/鄭穎馨/千二百

    ヒマつぶしじゃない。人生が描かれている。
    2022年12月12日
    『天官賜福』の2巻発売までのつなぎ、くらいの軽い気持ちで読んでドップリ嵌りました。1冊2000円は高いな~と思ったけど、全然ムダじゃなかった!それどころか、あまりに何度も読み返すので、とうとう紙でも購入する始末。魅力的な人物像と謎解きストーリーでグイグイ読ませてくれます。本気で実生活を侵食するくらい、とり憑かれたかのように、毎日この世界の人間関係について考察を重ねてしまいます。好ましい人物も嫌いなタイプの人物も、それぞれの生い立ちや心中を考えてしまいには愛おしくなるくらいに、この小説の世界が好きになってしまい出てこられません。複雑で、単純で、醜く、美しい人の心。ままならない人と人の関係。真の理解とは?寄り添うとは?...いろんな事を考えさせてくれる題材のような物語でもあります。この物語と出会えたことに感謝!です。
  • 後宮も二度目なら

    中村颯希/新井テル子

    礼央に軍配が上がった
    ネタバレ
    2022年10月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙絵の可憐さから予想外の珠麗の逞しさと打たれ強さ。本人は大真面目なのに、やることなすこと真逆の方向に突き進み、ついでに係わる周囲の人間を和ませちゃう愛嬌もある。どんな状況に置かれても、メゲない、折れない、その心。素直で真っ直ぐで、自分自身に誠実なんだなと思った。皇太子はまったく見る目がなかったので、礼央と結ばれて一安心。絆されず後宮に残らなくてよかった。
  • 貴族から庶民になったので、婚約を解消されました!

    大岩ケンヂ/小鳥遊 郁/椋本夏夜

    絵が綺麗で好み。
    ネタバレ
    2022年10月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『私は人間が大好きよ』『これは愛情表現なの。彼女たちの喜怒哀楽のすべてを愛でに来ただけよ』迷惑な妖精の好奇心で、取り替えられたアンナとアネット。①巻は貴族として育てられたアンナのターン。ラスト、真実を打ち明けなかったことをメチャクチャ責められるアンナ。そんなにヒドイこと?1年前に打ち明けたからってナニができたのさ、お兄様?モヤモヤしつつ、②巻へ。今度は、平民として育てられたアネットのターン。貴族として迎え入れられても、戸惑い、違和感を感じるだけの彼女。今まで育った家のことが心配で、会いたい人もいる。そう、アンナもアネットも、本当の家族ではなかったとしても、受け入れられていなかったとしても、“家族”を想っているのだ。二人とも今、自分に出来ることを頑張っている。③巻で、アンナの婚約者エドに動きがあったので、どう立ち回ってくれるのか次巻が楽しみ。
  • 後宮妃は龍神の生贄花嫁 五神山物語

    唐澤和希/宵マチ

    ヒロインが自分の足で立ち上がるまでのお話
    ネタバレ
    2022年9月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 龍神と煉花の初々しく、もどかしい初恋ぶりが可愛くてほのぼの。龍神に愛され大切にされることで、幸せを手に入れられたように見えたけれど、姉の執拗な搾取からは逃れられなかった煉花。龍神さまも踊らされちゃって、しっかし守ってよ!と離縁を言い渡したシーンにはヤキモキしたものの、離れて過ごした時間が煉花を強くした。惨めに愛を乞うだけの怯えた自分に向き合い、姉に立ち向かうためには必要な時間だったのね。身重で行き倒れの煉花を助けてくれた白易老師のもとで、出産し、生活する中で、我が子を守ろうとする強い意思が煉花に芽生えた結果、姉への幻想を断ちったのだ。愛されるだけでは不安に惑っていた煉花が、自分の足で立とうと強く願って、幸せを手に入れるまでの物語。
  • 間違いで求婚された女は一年後離縁される

    ヤマトミライ/Amary/ほいっぷくりーむ

    無料読みからの続きが気になって・・・
    ネタバレ
    2022年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料で1〜2話読んだら、まんまと続きが気になって!レビューも良かったし、課金してしまった。5話まで、グレイグの態度が酷くてビックリ。主であるグレイグより屋敷の使用人達のほうが、よほど見る目がある事実。特にテリーのフォローが最高。でも、自分の誤解だったと気づいてからは、(心のなかで)素直に自分の非を認めてたので心根がひねくれてるわけじゃないみたいで、よかった。それにしても、グレイグは言葉足らずすぎ。シェリルは自己肯定感がゼロだから、もうちょっと包容力上げてくれないと、ふたりの行く先が不安だよ。
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  • 訳あり令嬢でしたが、溺愛されて今では幸せです アンソロジーコミック

    アンソロジー

    単話売りもしてるけどあえてのアンソロジー
    2022年8月26日
    単話で3話ほど気になった作品があったので、アンソロジー買いしてみた。アンソロジーって、自分が興味のない話も含まれてるから、あんまり買わないんだけど、読みたい作品が3話あるならソンはないかも。お話はすべて素直にハッピーエンドなので、読後感よし。コレは好きじゃないな~と読みとばしたお話もなかった。全部1話読み切りなので、少々物足りなさはあるものの、不遇のヒロインが愛されて幸せになるストーリーは、ただただ癒やされる。
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  • 貴公子の贄姫

    栢野すばる/Ciel

    幸せになってほしい二人
    ネタバレ
    2022年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『ダーク&シリアス』『歪んだ愛』・・・どれだけ背徳的で重いお話しなのかと、恐る恐る読み進めていったけれど・・・ソレ、ふつうだよ!って思っちゃった。ブランシュとアルマンの心情がね。「愛せない相手に対しては情けのない女なのね」とブランシュは懊悩していたけど、それ、信仰心とか倫理観とかの問題じゃないから!毎日毎日暴力をふるわれて、文字通り死に目にあってたんだから、本心が「助かった」で当たり前だ。幼い頃からブランシュを助けるアルマンも、自分は“毒虫”だって思い込んでるけど、逆だと思う。むしろ、周りが際立って異常な“毒虫”だらけの中、ブランシュとアルマンの二人だけが、普通で正常で清らかだったんだと思うな。そして、二人とも冷静で賢かったから、17年という不遇の時間を生き抜けたんだと思う。アルマンの揺るぎない愛を得て、「大丈夫、私は馬鹿じゃない、金づるじゃない、手駒じゃないわ」とブランシュが立ち回るシーンはスッキリした。
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  • あやかし鬼嫁婚姻譚

    朧月あき/セカイメグル

    里穂の心の成長を見守りたい
    ネタバレ
    2022年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ はじめから生贄に差し出すために養女として引き取ったからなのか、そもそも性根が腐ってるのか、花菱家の里穂に対する扱いが酷すぎる。里穂は“いじめ”をはるかに超えた犯罪級の暴力にさらされている。死なずにすんだのは、絶対的な味方である親友・亜香里がいたから。彼女が家族ぐるみで手助けしてくれたからだと思う。生贄として連れて行かれたあとに、実は花嫁だったと判明してもスンナリいかずに、あやかし世界でも冷遇・・・救いがないなぁと思っていたところで、ようやく朱道が気付いた。彼がやさしく繊細な心の持ち主だったおかげで里穂と通じ合えたかんじ。そこからの溺愛が展開早くて、もうちょっと描写欲しい気もするけど、ようやく里穂が幸せになれてホッとした。でもずっと虐げられてきたから、里穂は自分を強く信じられない。結果、朱道の気持ちも受け取れなくなり、一波瀾も二波瀾もあるわけなんだけど。どんなに環境が劇変しても、掛け値なしに愛されても、自分を信じられなければ、受け取ることができない。そのへんを経て自分の価値を見つけていく、まだまだその途中の道のりの里穂を2巻以降も見守りたい。
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  • 鬼の花嫁

    クレハ/白谷ゆう

    なんだかんだで全巻読破
    ネタバレ
    2022年7月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ものすごく惹き付けられる物語ではなかった。だけど、気になる。試し読みして、値下げされてたので、試しに1巻購入。この世界観が好き!とか、このキャラが好み!とかも無いのに、何故だか続きが気になってしまう・・・そんな感じで結局、最終巻。“あやかし”設定があって、陰陽師やらが出てきても、非日常感はない。登場人物たちが、みんな“普通”なんだよね。嫉妬して意地悪したり、憎悪して復讐したり。ヒーローである玲夜でさえ、しがらみがあって、立場があって、自由に動けない。柚子だって玲夜に溺愛されても、関係の構築は一歩一歩。そういうとこがリアルに感じるのかも。いくら見初められて愛情を注がれても、それが自分にとって心地いいかは別問題で、一方的な愛情は成立しない。『こうしたい』『こうなりたい』という主張は不可欠で、お互いの譲歩と尊重の上に関係は成り立つのだということ。柚子も手探りでようやくそのスタート地点に立てたのかな、と。私はこの物語で、自分を擦り減らして愛を請うだけだった柚子の成長を見届けたかったのかもしれない。
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  • 妖かしロマンス ~犬を助けたら異世界で目覚めました~

    くりおね。

    とっても好みの世界観
    ネタバレ
    2022年7月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ くりおね。さんの美麗作画にうっとりしながら、物語に浸れました♡ カワイイからカッコイイまで堪能できる犬のあやかし・徳松。素直で健気な主人公ちゃん。人間不信のワイルドお狐さま・生流。御囲場の住人はみんな美しくて、可愛くて、目がしあわせ。全6とお話は短めだけど、物語の雰囲気がすごく好きでした。主人公ちゃんの命を助けるためにどうするのかな~と思ってたら、ラストはちょっと意外でした。
    でも、ハッピーエンド!うつくしい世界で安心して目覚めてほしかったんだな、と思うと徳松の想いの深さに感動します。