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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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0話は、過去ではなく、、、2021年6月6日読む人によって、色々な解釈ができる作品です。
紛争地帯の生活は死と隣り合わせではある。しかし、安穏とした戦いの必要の無い生活に、男性的なロマン、もしくは(古い意味での)男性の存在意義はあるだろうか。どこかにいる出会うべき人、特殊な力、戦うことで蘇る生命力、、、本編のストーリーは、男性的なものに対する憧れを、題名通り、とてもロマンチックに描いている。その一方で、0話では、そのロマンチックなバイアスを外し、男性的なものや父性的なものに興奮する軍人をとてもリアルに、むしろ醜く描いている。戦いで若返ることもなく、マエダに会うこともなく、独り老いる元軍人、、、男性性しか愛せないジョンのもう一つの姿かもしれない。多分、日本での男性の存在意義は紛争地帯の、古いものとは変化していて、今まで女性的とされていたものも、男性に必要とされているのかもしれない、、、なので、ジョンに聞こえる「声」は、少し高い、ジョンの好みでは無い声なのかもしれない。
いずれにせよ、男性的なロマンチックさの詰まった、色々な読み方のできる作品で、とても面白い素敵な作品だと思います。 -
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あまりにも純粋すぎる生きざまと愛2020年12月16日最終話で泣きすぎてしまって、心を落ち着かせる為にレビューを書いてます。
20年以上にわたって描きつづけられた、岩城と香藤の生き様、純粋すぎる愛に感動し、魂を揺さぶられました。二人の役者としての姿勢と考え方、切磋琢磨しながら変わってゆく二人の関係、周りの人々との愛ある日常、どれをとっても人生における、一番幸せで大切なものを描いているようで、読み終わった後も中々作品の世界から抜け出せません。
岩城と香藤の二人の生活、感情、人生、全てがリアリティをもって迫ってきますので、最期を読むのには、覚悟が要ります。愛って生き様なんですね。
こんなにも幸せな人生を生きた二人が羨ましい。私も頑張りたい、と思わされました。 -
色々と、考えさせられる2019年12月26日誰にでも、あがらうことのできない運命が訪れることがあると思いますが、それにどう立ち向かってゆくかについて、考えさせられます。性が実は6種類あって、、、という設定は、わざわざドラマを作るためのものと思い好きではなかったのですが、この作品は、男性性、女性性についても改めて考えさせられる、良いドラマだと思います。BL作品て何なのか、それを好んで読む自分て何なのか、、、についても考えさせられます。薬を飲みながらアルバイトするりんちゃんがすごく健気で、人って何で本当の愛を求めざるを得ないのかな〜なんて思います。孤独な人に寄り添える自分でありたい、強い自分になりたいと思える作品です。
でも一巻はこの内容でこの表紙は無いですよね。テーマから離れ過ぎてる。見たくないから、、、変えて欲しいな。 -
この頃のまつざき先生良いな〜2019年11月10日この頃、朝日ソノラマから単行本を出してた頃のまつざき先生は、すごく良いですよね〜。昭和の闇の濃い、それでいて耽美な時代背景、伏線と、博学を基にした謎解き、人間の深層心理に迫るストーリー、時折出てくるコメディタッチ、、、憎いぐらい完璧。そこら辺の本格派ミステリが子供騙しに思えてしまう。何十年か振りに読みましたが、大人の鑑賞に耐えうる作品だと思う。もっと評価されるべき。
誠さんと弓削先生のシリーズも良いし、雨男の旦那の小話なんて、お洒落過ぎて思わず唸ってしまいます。
久しぶりに、色々な意味でゾクッとしました。
良品ありがとうございます。 -
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