自分の知らないところで本当に起こってるかも、と思いたくなる物語です。地図を手にした人は、自分の願いを満たすため、地図にある道をたどって行きます。でも地図が示すのは道順だけで、願いをかなえる方法ではありません。地図の道をたどる人が無事に帰って
これるよう、見守り役として至伸(しのぶ)たちが活躍します(しない時もある)。いい味出してます! 物語終盤、おじいさんは至伸のために地図を作ります。「地図」は非日常に連れていってくれるけど、そこにある喜びや悲しみは日常と同じものでした。出逢えた人を大切にしようと思える作品です。ぜひぜひ、最後まで読んでください。
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