一から十まで、典型的な少年サンデー漫画。この頃のサンデー編集部はかつての大御所達に新作を描かせつつもその殆どをヒットさせられない状況にあり、一方で彼らのアシスタントから新人を発掘しては鳴かず飛ばずのままに潰し続けていました。
本作はサンデ
ー作品として一切の目新しさが無く、サンデーに慣れている人からするとストーリー展開はもちろん、キャラの行動やその表情ですらも何となく予想が出来てしまう。
また、せっかくフランス料理の厨房を舞台にしているのに登場人物が非常に少なく、主人公まわりの人間ドラマが表面的なものになっている。一方でヒロインやライバルも出番が少なく、伏線としてまとめきれなかった部分をいくつか残したまま連載終了となりました。
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