マンガ多すぎ!業界最大級!!
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ 新潮社 C-KANATA 蛍火艶夜蛍火艶夜 上巻
無料会員登録で【70%OFFクーポン&最大100%pt還元】

作品内容

反芻者続出の話題作。待望の単行本化!
大ボリューム本編212Pに加え特別描き下ろし16Pを収録。

「このえり巻
先に特攻で逝った人から貰ったんです」

1945年3月、徳島。

報道の為、特攻隊の写真を撮影に来ていたカメラマンの淀野は、田中志津摩一飛曹の朗らかな笑顔に惹かれながらも、彼の運命を思い、うしろめたさを覚えてしまう。

ある晩。

不意に淀野のもとを訪れた志津摩。
話し込むうちに、レンズ越しには見えなかった深淵が――。(『田中志津摩一飛曹編』)
時は第二次世界大戦末期。苛烈な争いのなか、國の為、自らの命を武器に闘うべく募られた特別部隊。“神風特別攻撃隊”――……。
焦燥、憧憬、苦慮、希望、そして慕情。

生命の灯が揺らぐ日常で、魂をぶつけあう漢たちの秘められた夜6編に加え、
特別描き下ろしを1編収録。

濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、劣情の上巻。

読み放題の登録がお得!
詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全2巻完結

  • 蛍火艶夜 上巻

    900pt/990円(税込)

    反芻者続出の話題作。待望の単行本化!
    大ボリューム本編212Pに加え特別描き下ろし16Pを収録。

    「このえり巻
    先に特攻で逝った人から貰ったんです」

    1945年3月、徳島。

    報道の為、特攻隊の写真を撮影に来ていたカメラマンの淀野は、田中志津摩一飛曹の朗らかな笑顔に惹かれながらも、彼の運命を思い、うしろめたさを覚えてしまう。

    ある晩。

    不意に淀野のもとを訪れた志津摩。
    話し込むうちに、レンズ越しには見えなかった深淵が――。(『田中志津摩一飛曹編』)
    時は第二次世界大戦末期。苛烈な争いのなか、國の為、自らの命を武器に闘うべく募られた特別部隊。“神風特別攻撃隊”――……。
    焦燥、憧憬、苦慮、希望、そして慕情。

    生命の灯が揺らぐ日常で、魂をぶつけあう漢たちの秘められた夜6編に加え、
    特別描き下ろしを1編収録。

    濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、劣情の上巻。
  • 蛍火艶夜 下巻【シーモア限定特典付き】

    1,100pt/1,210円(税込)

    反芻者続出の話題作、完結。本編に描き下ろし72頁を加えた超濃厚コミックス!

    「あの時の貴様は
     本当に綺麗だった」

    1945年3月。
    2週間も何ひとつ戦果を上げられず、ばくちのような出撃は軒並み空振り、
    鬱憤のたまった兵たちのケンカに、「作戦会議」と称した宴会……と、
    その日は生真面目な坂ノ上庚二少佐にとって、とにかく不愉快な一日だった。

    乱痴気騒ぎに嫌気がさし、見廻りを口実に宴会を退出した坂ノ上は、
    兵舎に戻るや否や、慌てて逃げる人影を目撃した。

    空き部屋から聞こえた物音に、胸騒ぎを覚えながら扉を開くと、
    そこには……。

    (『坂ノ上庚二少佐前編』)

    時は第二次世界大戦末期。苛烈な争いのなか、国の為、自らの命を武器に闘うべく募られた特別部隊。“神風特別攻撃隊”――…。
    焦燥、憧憬、苦慮、希望、そして慕情。
    生命の灯が揺らぐ日常で、魂をぶつけあう漢たちの秘められた夜7編に加え、
    特別描き下ろし『淀野と正雄』『戦後』『酒井千代松大佐編』『しろくろ』の4編を収録。

    特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、号哭の下巻。

    ※本コンテンツには、コミックシーモア限定特典が付与されています

レビュー

蛍火艶夜のレビュー

平均評価:4.9 186件のレビューをみる

レビューを書く

高評価レビュー

河原版も買うよぉ!てか電子発売あるの?
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 下巻発売当日、リアルに脊髄反射で下巻を買い、しかし読み始めると薄消し版買ったハズなのに問題のチン…は真っ白で「これのドコがうす消しなんだ?!オレの心が汚れてるからですか?!!!」って思いながら最後まで読んだら、実は通常版買ってたっていう(笑)
うす消し版で上巻のレビューを1000文字書いちゃってスペースないので、こちらにて失礼致す…

この作品、確かに戦争を題材、しかも特攻隊が舞台この作品のこのキャラたちが、あの時代、あの逃げることが出来ない一瞬一瞬を精一杯生きる様をBLという…最早これはBLの枠にハメて良いものかなんですが、確かな取材の素に作られた、あの時居たかもしれない、あの時代を生き抜いた人たちのお話だと認識して私は読んでいます。そこを大前提として。

描き下ろし。

正直、酒井大佐の話。これが描かれるとは…と衝撃でした。戦争を始めた時の日本が、アジアにおいてどのような立場だったのか、そしてこの後訪れる他国からの侵略とか諸々がこの酒井大佐に集約されていて、そこに恋とも憧れとも呼べる感情に乗せる辻少将。
決して許せることではないけれど、けれど…と、辻少将に掛ける言葉が見つからないですわ……

そして片割れを無くしてしまったキャラたちが、結婚して子どもを成している事。そしてヒソーチョがソノから逃げている事。
あまりにもリアルで、あまりにもその時代の、時代の中を生きる人となりがあまりにもリアルで。
敗戦からの、マイナスからのスタートで、誰も彼もが傷ついて、貧しくて…そんな中で生きていく為に選んだ、選ばざるを得なかった選択に、ショックよりも「(同性愛を否定しているわけじゃなくて。この時代を生きている、という観点から)これが現実」と、すんなり受け入れちゃったんだよね…勿論、生きていても選ぶ選択をするキャラも居ると思う。それでもと選んで生きてきた人たちが居るからこそ、今の時代があるんだし。
だからこその…残されたキャラたちの言葉が強く突き刺さるんだよね……
ヒソーチョは、自分だけが幸せになっちゃいけないが強過ぎるからでしょう。自分の指で皆を見送ってきたからこそ…PTSDですよね…
ソノにとっては許せない、でも…と、本当は解ってると思う。だからこそ、せめて最後の瞬間だけは素直で居てねヒソーチョ……
クレも、塚本も、そして坂ノ上のお子さんらもさ…良かったよ…

語り足りない…最高でした。
いいね
39件
2024年12月13日
何回読んでも、号泣。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 購入させていただいてから数回、読ませていただいておりますが、…毎度号泣です。だから、あまり読み返せない…と思いつつもやはり、読みたくなる。私は元より戦争について小さい頃から興味がありました。なにかのアプリで、こちらの作品がおすすめで出てきた時、「ん、戦争モノか…。」とふと思いましたが、つい見過ごしておりました。戦争について興味もあるし、BL作品も大好きなのですが、その時はおすすめでちら、と出てきたのみでしたし、気は惹かれましたが、画面が切り替わると、おすすめがもう見れなくなってしまっていたので、諦めておりました。
そしてついこの前、別の作品を調べる為、こちらのサイトを利用させていただいていたところ、見つけました。
ふと表紙から気になりまして、試し読みをさせていただいたところ、「あ。これだ。」となり、即購入。
一巡目は、もの凄い勢いで読みました。二巡目は、台詞や表情、小さな文字までしっかり読み込みました。三巡目からは、もうその繰り返しです。
何度読んでも、号泣。
戦争モノと言うのは、他の方も書かれている様に、取っ付き難い題材であるはずなのですが、それをとても慎重に扱いつつ、期限ある愛を描く、儚い純愛のようなものであり、大きくペア分けをすると二つのエピソードがありますが、どちらも心にずん、とくるお話でした。
(きっと、淀野さんの志津摩くんを想う気持ちも、尊いものなのですが、愛と言うより執着と感じましたので……(汗))
どちらのお話もとても大好きなのですが、やはり何話にもわたって描かれていた、八木さんと、志津摩くんのお話は、とびきり愛おしいです。
後書き?if?にもありましたが、やはり、志津摩くんは、信子さんへ寄せる八木さんの気持ちを第一にしているんだな、と、……そこにも泣いてしまいました。戦争が終わったなら、二人で過ごせばいいのに…どこかへ逃げちゃうとは、志津摩くんらしいし。健気で。本当に可愛いです。
八木さんは……追わないのか…とつくづく。思いますが、八木さんは八木さんで、臆病なところがあるのも素敵です。でも結局、志津摩くんに心を鷲掴みにされているのも……。
この作品を読むと、感情が溢れ出してしまいます…もう字数も余っていないので締めます、が、大好きです。この作品が。出会えてよかった。まだ何度も読みます。
下巻が出たら必ず購入させていただきます。大好きです。
いいね
3件
2024年7月28日
戦後八十年…
本編が終了し、年が明けても、相変わらずこの作品のことを考えてしまう日々を送っています。いつまでも続く物語の余韻…。
今年は戦後八十年という節目の年でもあります。そんな中、BLに抵抗感を持たないより多くの方にこの作品をお薦めしたい気持ちが強くて。すでに単話版と特装版でレビュー済みな上、皆様の素敵なレビューと重複してしまうかもしれませんが、僭越ながらこちらにはネタバレなしの感想を書かせていただきます。
太平洋戦争末期の神風特別攻撃隊が題材ですので、賛否両論あることは重々承知です。しかし、これはもはや単なるBL作品と一線を画した、心に迫る人間ドラマだと思います。決してただ批判されるだけの作品ではない。それをどうか知って欲しいです。
当時は世間的に許されなかった男同士の愛と葛藤、死を目前にしての束の間の穏やかな日々、燃えるような命の輝き。特攻兵たちの壮絶な生き様が、躍動感ある圧倒的な筆致で描かれています。その生き生きとした表情や何気ない仕草に、まるで彼らが実在しているかのような不思議な感覚になりました。
祖父と大伯父がドンピシャでキャラと同世代、戦争経験者です。古参の飛行機乗りとして重爆隊で分隊長を務めていた大伯父、写真で見る若い頃の姿はどうしても彼らと重なります。
当時の飛行機乗りは花形中の花形、飛行服を着ているだけで一般の方からは神様と呼ばれることすらあったそう。それほどまでに畏敬と憧憬の念を抱かれる、別格の存在だったのだと。
“愛機が戦闘機でも爆撃機でも、征けと命じられれば従うのみ。飛行機こそが俺たちの棺桶だ”。特攻については、少なからず皆その覚悟は持っていたそうです。辛かろうと、公の場で弱音を吐くことは絶対に出来なかった。作中のキャラたちも同様だったはず。
そんな極限状態の中で溢れ出すそれぞれの本心、それぞれの相手への嘘偽りない想い。そして互いの前では体裁などかなぐり捨てた、こちらにまで熱が伝わるような全身全霊での交わり。絵面も台詞も気取った表現で飾っておらず、限りなく生々しい。amase先生、批判等に負けずによくぞここまでリアルに描写して下さいました。
理性と本能、同性同士に芽生えた愛の狭間で戸惑い揺れる、国に命を捧げた男たち。興味を持たれた方、購入を迷われている方、是非とも読んでみて下さい!ずっと心の中に残り続け、一生忘れられなくなるような実に見事な作品です。
いいね
13件
2025年1月16日
2回読まずにいられなかった
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読了後、読み返さずにはいられなかった。全ての表情や言葉に意味があって、その全てにいちいち思いを巡らせずにはいられなくて、一回目の三倍くらい読むのに時間がかかった。お話の構成力がとんでもなくて人生でそう何度も味わえないであろうカタルシス。八木さんはすごく弱くて情けない人で、自分でもそれを分かっていて、でも立場や自尊心、当時の男性の在り方みたいなものに囚われていたから強く振る舞うしかなくて。志津摩くんに心が救われていたことに気付いたのは、きっと特攻出立の直前だったんだろうな。それゆえに志津摩くんを殴りつける場面はとてもリアルだった。あそこがあるからこそ、22年後の八木さんの未だに残る志津摩くんへの想いが強烈な説得力を持つ。病気だと言われ続けてきた志津摩くんはきっと八木さんよりよっぽどしぬ覚悟があっただろうし、彼の全ての言動は叶うことなく散っていくはずだった自分の夢を叶えてくれた八木さんへの愛ゆえのものばかりでその健気さがたまらない。きっとまた辛い思いをしているだろう八木さんを思ってひとり寒空の下で待ったり(来ないのに…!)、残されたあとの周りからの好奇の目などまるで気にせず次の特攻を待ち望む姿、淀野さんに抱かれながら八木さん会いたいと呟く表情、全てが愛おしいし、だからこそ死後22年経っても八木さんと淀野さんを狂わせているという…そして読了後こんな長文レビューを書いている私も魅了されたひとりであるという…。最後の八木さんと志津摩くんの笑顔に関しては語彙力の限界を感じるので何も言葉が出てこない。全身の力が抜けて膝から崩れ落ちるかと思った。総合的に文句なしの星5というかそうそう出逢えるタイプのお話ではないのは確か。絶対に下巻も買う。
書き下ろしでの正雄を見たときの淀野さんの表情、ずっと「やぎの顔が見てみたい」と探し続けてきた淀野さんにとっては目の前の年老いた八木さんよりよほど「志津摩くんが愛したやぎ」だったのかなと。探さなければよかったという後悔がまたリアル。そして淀野さんが一話で写真を渡したご遺族は志津摩くんの姉なんだろうけど姉の娘が志津摩くんに似てると聞いた途端に引くほど食いついてる八木さんもまた「あの頃の志津摩にもう一度会いたい」なのでしょうし正雄は淀野さんに接触するだろうしまだまだ八木さんも淀野さんも志津摩くんに魅了され続ける人生なんだろうなと思った。
いいね
8件
2024年11月9日
作者様が散りばめたピースを一生懸命拾う
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 単話で全て読みましたが、特典描き下ろしを読みたくてこちらも購入。結果、描き下ろしを読まないとこの物語は終わらない。迷っている方はぜひ単行本版をオススメします。

作者様、多くを語らずモノローグもほとんどないので
わからないところを何度も読み返しました。

淀野のお話で現れる柚子はシズマのお姉さんの娘(シズマの姪)でシズマによく似ている。
柚子のお家のご先祖の遺影にシズマが飾られていた。
八木の息子の正雄くんは若い頃の八木によく似ている。
八木は淀野と会って、シズマの実家がおそらく静岡で、シズマによく似た姪がいることを知った。
八木は正雄に静岡に一緒に行って欲しいと言っている。
それは八木が柚子と正雄を引き合わせたいからなのかな。シズマを先に逝かせてしまい一緒になれなかった自分達の想いを子ども達に継いで欲しいと思っているのかな。
でも柚子は部屋の机にファッション雑誌を開いていて、シズマに似て美人。東京に行きたがっているからファッションモデルにでもなるのかな。シズマも写真を撮られるのが好きだったし。
正雄も淀野のところでカメラの修行を続けるみたいだからモデルとカメラマンとして、2人は出会う運命なのかも。
よく考えると全てのお話の中でヤギ×シズだけが心の上でもメリバ結末になっていないから
子ども達の出会いで2人が叶えられなかった心の成就をしかも何の障害もなく、誰に咎められるカタチでもなく遂げさせてあげよう
という作者様の素敵な計らいなのではと思いました。
淀野はかわいそうだけどね。

あと、20年後のお話の終わりの頃に出てくる、正雄が他の2人の子と食事をしているシーン、そこに出てくる男性が誰なのかどうしてもわからなくて。わかる方のレビューを待っています。

面白かったものは完結しても「その後どうなったんだろう」とか「もしこうだったら」と考えることがよくあるけど、この作品はちゃんと作者様が「その後」と「もし」を描いて下さっていて、本当に読者の事をよく考えて下さっています!
そう考えると1番好きなお話の
坂ノ上×伴の2人は「その後」はなく、そっとしておいてあげたいよなって思いました。(表紙裏、たまらなくいい♡)
素晴らしい作品をありがとうございました!
いいね
5件
2025年3月7日

最新のレビュー

人の目を気にしないと生きられない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ この人が好きだから恥をかいても良い、という価値観はおそらくこの作品には出てきません。飛曹兵として軍人として、強く猛々しくかっこよくないといけない精神が根底にあります。性の衝動に駆られても、同性の同僚と関係を持ってもそれは隠さないと生きられない。自分だけでなく、所属する軍や銃後の家族の面子を保つにも。
そうした時代観の違いが分かる描写も多い一方で、人懐っこく初心な男の子に対して湧く愛しさ、掻き立てられる性欲には共感しまくりました。本当に志津摩くん可愛い。そして自らが死んでもなお人の心を惹きつけて離さない魔性の男。
あとは日本男児の体型を描くのがうますぎる。しっかり骨太で手足と首短めで、筋肉質。素晴らしい。また、シリアスなシーンと行為シーンがちゃんと地続きになっているところに物語の一貫性を感じてすごく好きでした。作者さんはこの説得力を出すのにどれだけお勉強したんだろうか。久しぶりに買った商業誌でしたが本当に大満足です。
いいね
3件
2025年4月21日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

命燃え尽きる間際の恋
編集:鋼女(シーモアスタッフ)
特攻隊員の志津摩と一夜の関係を持った写真家の淀野。志津摩が明かした八木という隊員への想いに、嫉妬で狂う淀野のその後に震えます。そして死が目前に近づいた八木と志津摩の暴力的な交わりは哀しくも愛おしい…。彼らの濃厚すぎる激情と劣情が交差する、amase先生の究極の逸品。各所で話題の衝撃作です!

この作品を読んだ人はこんな作品も読んでいます

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ