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鬼の伝説の残る村、主人公と妹(表紙の子)とが巻き込まれる周囲の思惑、すっきり完結で面白かったです。
主人公も頑張ったんですが、中盤からめきめきと存在感を増した、主人公の友人であり、村の旧家の当主である真澄君が良かった。私
の中ではすっかり彼が主役です……若い身の肩にのしかかる重責、不安、そして覚悟……かっこいい!
あと、悪役が清々しくバカな悪役で、読後感さっぱりでした。微塵も同情せずザマーミロって言える悪役というのも良いものですよね。
同著者別作品と鬼に関する設定が同一だそうですが、そちらを知らずに読んでも問題ありませんでした。
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