CANISシリーズ、ZAKK先生の別名義、非BL作品。
3巻はなかなかのお値段ですが(328頁あります)、CANISファンとしては大満足な作品でした。
ヤンキーに憧れるDK君が、ひょんなことから猫にされて、世界を救う話。
最初、あまりにもぶっ飛んだ設定に「え…大丈夫?」と不安だったのですが、慣れれば全然問題なし。
荒唐無稽に見える設定にも実はきちんと理由があって、やはり最初から伏線がはられていました。
力強い、鮮やかな線。生き生きとした動物たちの描写。美しい背景。
圧倒的な画力で描かれているので、見ていてほんと楽しい。
物語の中で猫が擬人化するのですが、それがもう最高にセンスよくてカッコよくて。
しばし人間界にいることを忘れました。
CANISシリーズのファンなら迷わず買って大丈夫じゃないかな…。
先生の美しい絵がさらっと明るく堪能できます。眼福。