なんだこれは…強く心を動かされ、いつまでも興奮が冷めやまない。
人は自分が正しく、異なる価値観を持つ者は誤っていると排除してしまう傾向にある。
天動説が絶対的と言われていた時代に、それに疑問を持ち、真理を求めた者たち。
厳しい弾圧を受けても自分の信念のために命をかける彼らは、握りつぶされ、例え自分がその目的を成し得なかったとしても、次の世代を信じバトンを渡す。
そして受け継いだ者は、それを発展させていく。
小さな一人の人間から始まったことが、波及されていく壮大さに鳥肌がたった。
今生きている世界は、先人達の挑み続けた歴史の上に成り立っているのだ、と忘れていたことを思い出させてもらった。
授業ではほんの数分で終わってしまうところを掘り下げているので、歴史ものとしても大変面白い。
だが、それだけではない。
フィクションかもしれないが、登場人物それぞれの生き方に強く感動した。
自分は今、信念をもって生きているか?
そういつまでも問いかけられている。