奏真と隼人の気持ちと関係の変化を中心にストーリーが進み、そこに隼人の中学時代の同級生の昇が関わってくる。まどろっこしくゆっくりすぎる感じがするものの、少年から青年に向かう心の成長やマイノリティに悩む姿が丁寧に描かれていて好感が持てた。
奏真と親しくなった伊藤君とまっちゃんがずっと二人を見守ってくれて、周りの人全てが敵ではないよと証明していた気がする。安易に二人をくっつけないのもイイ。
レビュー数が多く、評価も高いからずっと気になっていた作品。重く苦しい展開が続きそうと敬遠していたけれど、読んで良かった。
*ショートストーリー集読了*
番外編や購入特典、応募者全員プレゼントなどのショートストーリーが詰まっていて、これを纏めて読めるのは嬉しい。
【全31P】
*幸せな週末読了*
フィクションであるBL作品を読んでいると忘れがちになるけれど、やはり周囲の目は気になるだろうし、奏真や隼人は過去に色々あったから学校ではただの同級生でいようとするのが辛い。
でも、週末は思いっきりイチャイチャできているようで、このまま大人になっていってほしいと切に願う。
伊藤君やまっちゃんとも仲良くやっていて安心できる番外編だった。
【全29P】