懐かない性悪受け!徐々に懐いて甘々になっていくのが、性悪受けの萌えどころであり定石だと思うのだが、この主人公はそうはなり切らない。ライバルとして敵視してきた相手なのに本能で惹かれ、抗うけど我慢できない!でも負けたくないから、噛み付く押し倒す(そして結局組み敷かれてる→萌え点)本能に抗えず恋仲にはなるが、最後まで主人公の完全屈服は見れない上、ゲスな噛み付き方で攻めに勝利し興奮するという歪な愛情表現で終わるので、欲求不満が残る(賛否両論されるのもこの点かと)。その半面、いつまでも噛み付き屈服しない主人公が、作品の個性であり、魅力であり、見所のひとつだと思う。