ネタバレ・感想ありグッドナイト、アイラブユーのレビュー

(4.5) 40件
(5)
28件
(4)
6件
(3)
5件
(2)
1件
(1)
0件
母の人生を辿るヒストリージャーナル
2025年2月1日
一人で母を看取った大学生が、遺言に従い母の死を友人に伝える旅に出るお話。
母が仕掛けた遺言による、母の人生を辿る旅。目的地に着き、母の友人に会うと、また次の手紙を渡される。そんな物語の仕掛けが面白く、斬新かつロマンティックだと思いました。海外慣れしていない大空が、兄や旅先で出会った人たちの様々な生き方に触れ、見地を広げていく。自分の知らない家族の一面に戸惑ったり、子供だからと教えてもらえなかった真実を知りやさぐれたりしますが、強くたくましく成長する姿に世界を広げてあげたいと願う母の愛を感じました。
ただ、母や兄の家族愛はたくさん感じられましたが、父だけはどうにも理解出来ませんでした。再婚は祝って欲しいけど、母とのことは話し合いたくないという態度には疑問しかありません。離婚の原因については語られていませんが、父の配慮不足を感じるし、いつでも思っていることを相手に言わせようとする臆病さに少しイライラしてしまいました。父との和解が旅の最後だったので、何となく最後はスッキリしない気持ちになりましたが、母の懐の深さや優しさはたっぷり感じられたと思います。この作品はメールやネットが普及している今の時代に、直接会いに行ったり、直筆の手紙を書いたりするアナログの良さも思い出させてくれました。素敵な旅をありがとうございました。
いいね
0件
まどろっこしくもあり
2025年1月7日
うぜぇーと思うのですが、成長する姿に毎回うるうる、、、最後は本当に大人になったなと、、、ただお父さんには疑問だらけで好きになれませんでした。わたしは大人になれなそうです
最高のママに最高のファミリー
ネタバレ
2025年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の母上が亡くなり手紙を元に主人公が旅へ出る。ヨーロッパで言葉も分からないけど、「行ってみたらなんとかった精神」でガンバッて旅する主人公が微笑ましい。そして色んなヨーロッパが見られて楽しい!主人公の母上はとても天真爛漫だったんだなと。最初は主人公に同情もしたけど、イケてる兄ちゃん(ゲイ)や、父親の再婚相手がサイコーな人だったり、義理の娘さんもサイコーだったり。モヤモヤしてるのは主人公だけで、皆主人公を愛してて大切に想ってくれてる。
でも、主人公もちゃんと成長していくのがいい。
お兄さん苦労したろうな。海外で正解だよ。
日本は何だかんだ保守的で、LGBTQは理解されにくいものね。
いいね
0件
良すぎた!
ネタバレ
2025年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「海が走る…」からやって来ました。
デビュー作ですか!コレで?
とてつもなく力量のある方なんですね~。勝手に旅ものかと思って手を出さなかったのですが、立ち読みから流れるように全巻購入の、一気読み(笑)大空成長記でもアリ、やはり旅ものとしてもとても面白い。だって、私もスマホでちゃちゃっとチケット買って ヨーロッパに行きたくなりましたもん!
自分勝手な家族に呆れた
2024年12月29日
主人公の家族がみんな自分勝手過ぎて不愉快でした。常にイライラしながら読んだけど主人公がいい人なので救われた。これから主人公に楽しいことたくさんありますように!
いいね
0件
( ゚д゚)ハッ! そうだ! ヨーロッパに行こう
ネタバレ
2024年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ …と、思わず口に出してしまいそう。読みながらステキな旅をさせてもらえたなと感じた。消えそうだった家族の絆がしっかりとつながったんだろうなぁ…。
好きな作品でした
2024年2月10日
海外旅の話というのはもちろん、家族の再生ともいえる深く広がる穏やかな物語で、何より登場人物がみんな素敵で、愛すべき作品となりました。
何度も読み返したいと思います。
いいね
0件
好きな人は好きだけど。
2023年6月9日
兄貴の恋愛の所は自分はあまり好きではない。
最近は書籍系で汚染されて、この手の話しは誰でも受け入れないと駄目とかなっているけど、もしも自分の身うちだったらと言う相続力欠如だと思う。
受け入れられない事に腹を立てるのは、本人のワガママだよ。
身内だから理解をして欲しいとかも凄い押し付け。
家族愛を書いているのだろうけど、自分は今一だな。
いいね
0件
躊躇わずにもっと早く読めばよかった
ネタバレ
2023年5月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気持ちのいい内容ばかりではないけど、きっとそれが正しい感じ方で読み方なんだと思う。
これは大空の物語だから。彼が見て聞いて知っていく過程を一緒に感じながら読む物語。一緒に楽しみ、時には腹立たしさや嫌悪感を抱きながら、旅の終わりに何が見えるのか…。
一方からだけでは分からなかった事と向き合っていく大空の歩みがとても眩しい。

最後まで読み終わってからふと、母のヤエさんはなぜこの旅を内緒で計画したのかと思い至った(今更)。もし自分の命があと少しで終わるとなった時、残していく家族や友人を思う人はたぶん少なくないと思う。ヤエさんにとっては1番の心配事は大空で、病床の自分に何ができるかを考えた時、手紙で世界中にいる友人と大空を繋ぐことだったんじゃないかと。自分の死後、大空が1人閉じこもってしまう気がしてたのかもしれない。そうならないように、自分の死を伝えてほしいという思いと一緒に、頼れる人がたくさんいるんだよと実際に体験させることで伝えたかったのかなと思ったのでした。
このタイトル、誰の言葉でしょうか。素敵です。
1巻169ページ、2巻169ページ、
3巻169ページ、4巻199ページ、
(【カドカワ祭 ゴールデン 2023】で50%値下げセールで購入)。
※4巻は本編145ページまで。残りは番外編(兄の過去編)12ページ、電子書籍限定描き下ろしマンガ1ページ、電子書籍特典ページ(イラストやマンガ)が複数。
いいね
0件
旅もの
ネタバレ
2022年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「海が走る・・・」の作者さんの作品なので、読んで見ました。ここまで、先を見通すお母さんって凄いなぁ。旅を通して、主人公の大空の精神の成長もいいです。お父さんの結婚式での、主人公のスピーチが印象的です。
いいね
0件
オススメです
ネタバレ
2022年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻迄読了。家族の物語。家族であっても行き違いはある。家族だからこそ行き違う事もある。色々な形態の家族があるのだから気持ちのあり方も違いがあるだろう。でも、どんなに馬鹿な事をしてもその時は怒るけど味方なんだよ、家族なんだから。と言える愛情は心地よい。いろんなシーンでじんわり涙が溢れる、読んで気持ちいい物語。出会えて良かった。
これは 家族の絆の物語。
ネタバレ
2022年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ お母さん、最期まで 粋な人だったんですね。息子(主人公)に贈った旅は 自分探しの旅ではなくって、彼が 一番 欲しくて、でも 言えずにいた ”家族の繋がり”を取り戻す旅だったと思いました。手紙で繋いだ その旅は 彼を大人にもしたと思います。言葉のわからない国で ホテルや交通手段の手配をするだけで ちょっと 自信がつきますから。それだけじゃなくて、ヨーロッパの景色は 間違いなく 凍り付いた彼の心を溶き放してくれたとも思います。ヨーロッパ、行きたくなりました。ジェラート、食べたくなりました。(コロナがニクイ)お母さんの情事も なんか お母さんに人間臭さを与えてくれてるように思いました。完璧な人間なんかいないですから。色んな人たちが 登場します。みんな それぞれの過去を持っています。でも 現在に生きて、未来を生き抜こうとしています。そこに 主人公もいて(最初のほうは ’今’を生きるだけで精一杯な感じがしました。)未来に進もうとしている姿がラストページに描かれてあって、読後 スッキリしました。
家族のカタチ
2022年6月23日
母の死から遺言に沿って、母の人生を旅するお話。
母の人生をなぞりながら、出会う人、血縁、友人と話をし、丸裸にされ、苦しみながらも成長してゆく主人公の大空にものすごく親近感がわきました。

少し自由な気風の母親、それを受け継ぐ兄、よくわからない父…。
一人ひとりと目の前からいなくなり、不安も寂しさも喉の奥にしまい込んで口を真一文字に結び必死に立っていた大空に大人は昔から勝手。
物語の途中で知り合った子とリンクします。
末っ子の私もずっとそんな疎外感を持って家族と接していた時期がありました。自分が知るのは大方の答えが出た最後だったり、一生懸命考えて出した答えに予想していましたみたいなしたり顔で応対されるとき、発する言葉の最後を持っていかれる。…孤独を感じるんですよね。
ほんとは全然孤独じゃないのにね。

作中、大空はそりゃそりゃド派手に大人たちに振り回されるんですよ。振り回されまくり!
怒れ大空!もっと大人にぶちまけろよ!
ぶちまけてぶちまけて、大事な家族に寂しい想いを何年もさせたんだってことを気づかせてやらなきゃ!!
って、ずっとずっと読みながら思っていました。
物語が進んでいくと、母の人生、兄の人生を想像して自分の未熟さにも気づき始めて一皮も二皮もむけて強くしなやかになっていきます。

父とね、どうやってかかわっていくんだろうと最後まで気がかりで…で、泣きました。

大人もさ人生初めてのことばかりで器用にはできないじゃない?
一人で立って一人で歩むけど、目線をあげれば手を伸ばせば繋がることが出来るし、温かいコーヒーを出してあげることもできる。
母は一人の人間の軌跡を知って欲しかったのかも知れないけど、大空のためにも自分が関わった人々を家族として手繰り寄せたかったんじゃないかなぁ。

先生の取材弾丸旅行が載っているんですが、わわ~!すごい辛い頑張る~!!って(笑)日程がタイト過ぎません?
でも、おかげで読者はヨーロッパに行ったような空気感を味わうことが出来ました。

すごく好きなお話です。
時間のある時に、じっくりじ~っくり読んでもらいたいです。
映画のような
2022年4月26日
良い作品はいつもフォロー様から!有難うございます!
ロードムービーを見ているような作品です!
2日目は兄弟一緒でしたが、一人旅って不安だろうなと。
でも母親としては、寂しい思いをさせてしまった息子に伝えたい大切な事を、言葉ではなく体験として知って欲しかったのかな?
親心に涙が出ました。
5月6日まで半額セール中です!
ヨーロッパの空気含んだ良質な作品
2020年10月14日
レビューの高評価と、自分が好きそうな題材なので読んだら、大当たりでした。時々、その土地の本物の空気感を描ける作家さんがいるのですが、この作者さんも間違いなくその一人ですね。ヨーロッパへ取材旅行に何度も行かれたそうで、(取材旅行記が2、3、4巻に載ってます) 綿密な背景もさることながら、ヨーロッパの国々の空気感が見事に描き分けられてます。コロナでどこへもいけないいま、マンガで旅をしたい旅行好きの人におすすめです。
読後は心が温かくなる
2020年10月13日
「Good night , I love you.」最終巻を読み終えた今、これほどピッタリなタイトルはないなと感じました。
色々拗らせた主人公の大空が、”母の遺言”により母の軌跡を辿ってヨーロッパを巡り、仕組まれた出会いと偶然の出会いを経て大人になっていく、まさにひと夏の冒険譚と家族愛の物語。
一緒に旅をしている気分になれるので、旅好きの方には特に刺さる作品だと思います。
完璧な人間なんていないからこそ、ただ赦す赦されるということではなく、手を伸ばし歩み寄ることが大切なんだと改めて考えさせられました。
マイノリティについてもすごくメッセージ性が強く、これが初コミックスとは驚きです。
BL要素があると言及されている方もいますが、補足として、単に同性カップルがいるというだけで主人公はノーマルだということを書き添えておきます。
そして最終巻はおまけが盛り沢山なので要チェックです!
あとがき2P、番外編(大地パート)12P、十三回忌家族写真イラスト、描き下ろし4コマ1P、電子書籍特典ページ(過去イラスト・漫画)28P
泣きました
2020年5月21日
BLの要素もありますが、きっと全ての人に感動を与える名作だと思います。買って良かったです。素敵な作品をありがとうございました。
ワクワクする
ネタバレ
2019年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ たらちねジョン先生の漫画が大好きです。
家族の暖かさを感じれて、旅行の素敵さを教えてくれるような漫画です。
色んなところに旅行に行きたくなりました!
家族について考えさせられるお話
2019年1月31日
息子の成長を想う母の愛と、離れて暮らす家族との微妙な関係。
オトナになりきれていない拗ねた主人公が、海外を巡り、いろいろなものに触れることで、凍った気持ちが溶けてオトナになっていく過程がとてもいい。
読み終わったあと、家族に会いたくなるお話でした。
旅したくなりました
2018年11月3日
コミックカバー絵がすごく目を引き、1巻の立読み数ページで引き込まれました。そして期待通りの良作でした。大空くんと一緒に旅をしている感覚でした
軌跡
2018年4月13日
少し大人になったからこそ受け入れられる、家族のありのままの姿。受け入れたから主人公は成長できたんだろうなと思った。
いいね
0件
いいですね!
2018年1月10日
母親の死から冒険というか旅が始まっていくのですが、どんどんはまっていきます!(*>∀<*)
いいね
0件
無料1巻まで読んだ
2017年7月25日
雰囲気があって良かった。最初は絵柄がラフに見えたが、読み進めるとこの描き方が著者の持ち味なんだと思った。ロンドンやパリの空気感がよく伝わってくる。続きも読みたい。
読んで良かったです。
2017年2月17日
とても素敵なお話でした。
全巻読みましたが、買って良かったと思える作品でした。
外国の空気
2017年1月8日
自分も海外を旅してる気分になりました。
主人公が葛藤し色々な事を飲み込もうとする姿にとても共感します。彼がどう成長していくのか見てみたいです。
いいね
0件
凄く素敵
2017年1月3日
母親の死と言うショックから何とか立ち直った青年が今度は母親の思い出を旅する凄い素敵な作品。色々考えさせられる。
いいね
0件
人の感じ、空気感、旅情、ぜんぶ◎
2016年9月4日
主人公の心模様も、現れる人々の心根のあたたかさも、描かれる旅情も、ぜんぶ心地よくて、気持ちのいい漫画でした。4巻どうなるのかな、たのしみ。
いいね
0件
続きを早く読みたい
2016年4月4日
大変おもしろかったし、気に入ってます。なんて言ったら分かりませんが、主人公と一緒に成長でき、一緒に旅行してる気持ちになりました。3巻が出るのが楽しみです。
良かったよ
2024年10月29日
誰が悪いとかないんだけどさ、やっぱりどうしても女性目線になってしまうんだよね。私は旦那が1番好きになれなかった。色んな原因を作った張本人だから。お母さんが浮気したのも寂しさから、海外に行くのは仕事なら仕方ないけどさ、家族なんだからいくら仕事とは言え配慮が足らなかったと思う。子供のイベント事は出席するべきだろうし、せめて知っておくべきだったと思う。何が離婚理由かは明確に言ってないけど、浮気なら致し方ない気がするし、離婚しなきゃお兄ちゃんが片親だからとか言われることもなかったと思う。そもそも主人公だって兄が出て行ったとしても、両親が揃ってさえいればこれほど寂しい思いもしなかったと思うから。最後は丸く収まっていたが、私の中ではお父さんがもう少し配慮できていたらと思えてしまう。
いいね
0件
バラバラだった家族が
2022年12月28日
母の死で父親の存在を知る、遺言で世界旅行を始めてバラバラだった父や兄とも交流し、きっと色んな事を体験して欲しかったのでしょう。
いいね
0件
よかった
2022年6月9日
旅先の雰囲気が凄くよかった。
いく先々で色んな人に出逢い驚き悩んで成長していく。
家族であっても人生はそれぞれ。
これもまた家族愛だわ。
いいね
0件
跡を辿って己を知る
ネタバレ
2022年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母の死を迎えた大空が受け取った手紙。母からの手紙に導かれ、母の人生を辿る。キレイなわけでも、人に誇れる偉業を成し遂げたわけでもない。でも、母は己の人生を見ることで大空のこれから、自分が去った後に残せる祝福のように。大空は欠落を持って生きている。欠落を埋められるのは自分だけ。その欠落すら、愛おしくなるヒがくる。そんな事が伝わるんだろうか…。難しい。押し付けにもなることだし。大空の閉じた世界に一つ、穴を穿つ。顔色を見ないで言葉を出せるようになった大空は生きていくのがすこし、楽になったかも知れない。見えなかった自分事も少し見えるようになっただろうな。しかし、のこ旅は苦しいね。言葉に出さないと首が締まってしまいそう…。
いいね
0件
なんかすき
2018年11月3日
なんとも言えない
でもなんか心にくる作品
バックパッカーになりたい
琴線に触れるかんじ?!
いいね
0件
大人が読みたいマンガです
2018年11月3日
独特の世界観に引き込まれました!
主人公の成長も感じられてよかったです。
いいね
0件
家族が向き合う複雑さ
2025年1月29日
1巻の画が雑で読むのが辛いが、最終巻までには画面が綺麗になった。母を1人で看取った大学3年生の主人公が、ヨーロッパ各地にいる母の友人を訪ね歩く物語、主人公が旅の中で何を得るのかが気になって頑張って最後まで読んだ。
母親が自分の生きた証を知って欲しくて手紙を繋ぐ旅をさせた、荒療治だけど主人公にはしんみりする時間をあげずに、バラバラになっていた家族を繋ぐ最後のタイミングだったのかもしれない。
ただ主人公が一番重い役回りをさせられたように思う、一番若いのに。母親からは、1人で看取ることと自分の過去を一方的に知らされ、父親と兄からは病状の悪さを知らされなかったとはいえ、親の看病と看取りをした主人公に労いも無く、自分たちが家を出ていった事に理解を求められた。
多分、内省的だと思う主人公にはカルチャーショックが沢山あっただろうに、もうちょっと主人公の救済もしてあげて欲しかった。
救いなのは、主人公の友人や旅先で出会った見知らぬ人の優しさ。主人公に負担の多い家族の救済だけど、旅漫画として楽しめた。
いいね
0件
完璧な人間なんていない
ネタバレ
2022年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「完璧な人間なんていない」、この言葉に尽きるなと。
沢山の事実を受け入れて前に進んだ主人公は本当に器が大きいです。優しく純粋な心を持ち続けた彼にどうか幸せになってほしい!と、応援しながら読了しました。

ただ、どうしても母と兄と父の傲慢さが苦しかったです。
主人公は小学生~大学生まで長々とほっておかれて、家族にとって大事なことも伝えてもらえず…
それに伴う寂しさも苦しいことも消化してきて、なのに1人ぼっちになったら、突然「知ってほしい」「赦されたい」と爆弾をどんどん投げ込まれる。

皆それぞれ悩みを抱えて苦しんでいたことはとても伝わりました。それを知らないまま終わるよりは、寂しさを1人で消化し続けるよりは良かったのでしょう。
でもここに至る前に、大切なことを伝えたり、家を去った後にも関係性を構築するタイミングってあったでしょ…、と……
それをやっていない辺り、さすがに主人公の存在を忘れて過ごしていたとしか思えず、それを踏まえて行動や態度、思考の内容をみると、どうしてもモヤモヤしてしまいました…

読んでいて本当に旅行しているような気持ちになれる素敵な描写が詰まっていただけに、このモヤモヤ感が残念でした。
ロードムービー的な
ネタバレ
2021年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 所謂ロードムービー的な漫画。
亡くなった母の遺言で海外に住む友人に母の死を伝えるというミッション。
ぷいっと海外に出て行った兄との関係を修復しつつ…という感じ。
(;´_ゝ`)
2017年1月16日
なんとなく気になったので読んで見ました。
絵が好きになれなかったです
いいね
0件
雰囲気はいい
2016年12月15日
絵もきっと、ヘタじゃないと思うのに...なんでこんな雑なの?最近のBL系作家さんは雑すぎる。もっとちゃんと描いてほしい。せっかく雰囲気もお話もいいのに、台無し。味があるヘタウマと雑は違う。
私はダメでした
ネタバレ
2021年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受け入れられなくてもいいから知ってほしい、ってすごい傲慢だなと思った。
少なくとも主人公は介護のために休学までしてるのに母の容態を知らなかったとはいえ兄も父もそこを思いやるところがなかったり。
父なんて今まで全く連絡もせず、会いたくないと思ってたのに、再婚の結婚式には来て欲しいって、なんで?としか思えない。
母も自分は何も語らず死んだ後に色々と負のところも含めて知らせるって、結局自分のことしか考えてない。不倫は墓まで隠し通せよ。
海外というオブラートに包まれてるだけ。最終的に主人公も全部受け入れちゃうんだなともやもやしっぱなしでした。
逆に家族以外の友達とか旅先で出会う女の子とかはいい子が多かった。
レビューをシェアしよう!
作家名: たらちねジョン
出版社: KADOKAWA
雑誌: it COMICS