攻めの織田の雰囲気、本当に書き方がうまい!ものすごく色気を感じさせる文章。でも残念なのは、この織田が押しが全然足りない人なのです。受けの北巳を愛するあまり、いろいろなことを心配して、こうしたら嫌かな、ああするのはいいのかな…と考えるばかりで実行力なし。どうしてそうなった!?なぜそこで行動で押してこない!?と思うところが所々出てきます。これを大人の広い愛ととる人もいると思いますが、やはり織田の魅力を考えると、思考よりまず行動があってほしいところ。北巳の承諾が得られるまで押し倒すこともなし、と言うことで、エロ少なめ。うーん。あそこまで色気あふれる織田を書いておいて、それはない。超草食系じゃないか。この織田があんなことやこんなことを…とものすごく期待していただけに、どうなっているんだ、と言う感じは拭えません。しかし、ベッドの上でも敬語。年下攻めの醍醐味です。いいですね。