ネタバレ・感想あり天涯の佳人のレビュー

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津軽三味線
2024年9月19日
良かったです。主人公 達央がとってもピュアで、せつなくなりました。津軽三味線の事もよく調べて書かれていると思います。心に残る一冊です。おススメです。
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試し読みの数ページが面白くて気になった
ネタバレ
2024年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 超有名な三味線奏者の孫が初めて参加する大会。演奏が始まると度肝を抜かれる聴衆。その大会で弦が切れた。その時に、あれ、どうしたんだろう…と演奏を辞めてしまった受け。もうこの導入部分からして面白いんですよ!その後、音信不通の父を探すことになったり、この辺はすごい時代が感じられ、もはやこの設定が時代劇じゃん…て感じなんですけど、面白い!!プロになりたいとかじゃないのに、一日中三味線を引いて、もっと高みへと向かう受け。こういう自分との闘いみたいなのが、本当なんだろうと思います。でも、それを周りで見てる人が素通りできない気持ちもよくわかる。特に三味線に纏わる受けの思想については、もはやついていけねー!くらいの孤高の境地にあると思います。それでも、受けのそばでフォローし続けた浅井さんスゴイよ。ちょっと世間を知らない感じの受け、土手で三味線引いてたら石投げられたり、同郷の先輩からは自分の知らないところで燃え盛るような憎悪を向けられていたり、しかも浅井さんは女の人と良い感じで、自分のことはもうどうでもいいの?と、この辺のツラいことどんぶりで山盛り出される感じ、怒涛です。受けの鈍感さと繊細さが表裏一体となって、生きづらさを形成している。これそんなに分厚い本じゃないと思うんですが、中身は重厚です。本筋たるストーリーがこんなに面白く書ける作家さんそういないと断言します。受けが攻めと幸せになってくれて、本当に嬉しい。それが、演奏にも影響を与えて、良い循環が生まれたら良いなと思う。
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思っていたのと違った!
2023年1月4日
夜光花先生×三味線×黒髪メガネさん、ということで、三味線を弾くと妖怪が出てきて、黒髪メガネさんはドSで溺愛もののお話だと思っていたら、あやかしは出てこず、ドSでもなかった(笑)
浅井さん(攻めさん)が優しくて物足りないほど。
三味線を生で聞く機会がなかったのですが、ぜひ聞いてみたいと思いました。
すごく良かった!
ネタバレ
2022年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話に引き込まれました。内容や表現にも違和感ある所がなく手放しで良い話だと思いました。受が素直で前向き、野心なく三味線さえ引ければいいという性格なので観客でなくても応援したくなります。攻からの愛に気づかず最初拒んでしまうけど、一度だけ体を重ねた後は攻の他者への称賛や親密さにモヤモヤ・嫉妬するのも共感できました。Hも二回あってそれなりです(笑)最後は金田さんにしろお父さんにしろほっこりすっきりしたし、レビュアーさん方の高評価を信じて買って良かったです😊
一気に読んでしまった
ネタバレ
2022年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ これまでの出来事と出会いを経て成長していく達央くんの姿は、とても良かったです。足長おじさん的な浅井さんの愛情も深く、関係を持った後の達央くんの悩みは読んでて切なかったですが、達央くんが三味線に打ち込む姿は引き込まれました。更に成長を感じたラストは暖かい気持ちになり、爽やかな気持ちで読み終われました。
良かった
2022年12月14日
途中、すれ違いが苦しかったけど、すごくいいラストを読ませてもらい、感動しました。レビューを読み、購入を決めましたが、買ってよかった!
取り急ぎ星5をつけなきゃ!
2022年7月11日
レビュー数が少ないから、とにかく皆さん読んで!の気持ちでレビューしました。自分の言葉で感想を書きたいのだけれど、まずは星5をつけたい。
読み応え有り!!!
2022年6月21日
一気に読みました(*≧∀≦*)面白かった♪ 嫋嫋と打ち鳴らす津軽三味線が聞こえてくる様でした。読み応え有りました!!
すごく良かった
2022年6月9日
夜光先生の音楽家もの。今回は三味線!読んでいて頭の中で三味線が鳴り響きました。それくらい達央の演奏シーンは迫力があります。お年寄り達が達央の三味線の音色に涙するシーン、すごく良かったです。なぜだか私までもらい泣きしてしまいました(笑)攻めも受けも至極まとも!それなのにお話に抑揚があるって本当に素晴らしい作家さんだと改めて思いました。
ドラマチックで引き込まれます!
2022年5月18日
青森育ちで純粋無垢に育ってきた達央が東京で浅井や、色々な人と出会い関わるうちに、人間としても津軽三味線の奏者としても成長し、そしてプロを目指すようになるまでのお話し。津軽の厳しい冬にも似た強く激しい 三味線の音色が時にはもの悲しく、時には優しく物語とリンクしていて、本物の津軽三味線の演奏を聴いてみたくなります。読了後、まるで1本の映画を見終わった後のような感慨深い作品でした。
すごくいい!
2022年5月15日
三味線ものと言うことで地味な物語なんだろうなと思っていましたが、びっくりする位よかったです。今までも夜光さんの小説は何冊も買っていましたが、文章がお上手だけれど再読したい本は無いなぁと言う印象でした。でもこれは違う。まず、天才と言える三味線の才能を持つ主人公のタツオは、自分ではその才能に気づかず、ただ弾きたいように三味線を弾いていると言う設定が良い。努力することもいとわず、その努力がさらに三味線弾きとしてのタツオの才能を開花させます。その音に一目惚れした攻めの浅井は、スポンサーとしてタツオの生活から気持ちまで、かゆいところに手が届く細やかさで気遣います。タツオは天才とはただ努力をひたすらする人…と捉えています。そして自分は天才じゃないけど、三味線弾きの祖父の教え通り、ただひたすら努力していきます。脆さと許し、苦しさと清廉さという相反する感性が彼の中にはあり、側にいる浅井は、あっという間に心を絡めとられていきます。なぜ浅井が性別も年の差も越えてタツオに惹かれるのかというのが、説明がなくとも手に取るようにわかるストーリー展開です。そしてベッドの中でもお互い敬語!ひー!悶えます!!読み終わったあとは、YouTubeで三味線を聴くことになること必至の小説。
津軽三味線の情緒そのままに素敵な話でした
2020年10月26日
夜光さんの作品沢山読んでますけど〜その中でも最高に素敵な作品でした!受けの達央君の純粋な人柄と孤独な生い立ちからくる哀しげな津軽三味線の音が文章から奏でられていて胸に響きました。そんな彼を優しく温かく見守る浅井さんも素敵な人で〜。達央君の周りの人達も皆んな温かい人ばかりで癒されました。清らかな魂がそういう温かい気持ちを引き出すのかもしれませんね。何度でも読み返したいです。
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この作者さんの作品で一番好き
2020年4月6日
何冊か読ませていただいてますが、少し毛色が違っている。骨太で腹にじんとくる文章と物語の運びです。辛く厳しい時代を奏でる津軽三味線がテーマだからなのかな。凄く静かで、激しくて、とても素敵でした。くっついた後の2人も見たいけど、エンディングもとてもすっきりと美しくて読みごたえあったー。読み終わって「ほう…」とため息がでた本は久々です。
シンデレラストーリー?
2020年3月27日
面白かったです!
三味線はあんまり興味がなかったので購入迷っていましたが、面白かった〜❗
ゲスな輩の仕打ちにハラハラしますが、確かに主人公は恵まれた環境で三味線の力を身につける事が出来ただろうと思います。聴いてみたい〜
続編読みたいです。
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本格的な三味線のお話
2019年8月7日
純粋で三味線一筋な受けが、スポンサーの攻めとくっつくまで、だけでなくプロとして三味線をこれからやっていく決意をするまでの話でもあり。
サラッとしたのより、ストーリーが濃いほうが好きな人にオススメできるBLですよ。
受けがちょっと鈍いので、そこら辺イラッとする人はするかも。
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芸の道の厳しさ
ネタバレ
2025年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名演者で名を馳せた祖父と共に三味線をしていた達央。ただ三味線を弾く。それだけのことばかりしてきた彼には、演者としての気負いがない。そう、天才ってやつなのですが、全く自覚ながないのです。危なっかしい達央を浅井が支えます。ドラマチックで一気に読んでしまいました。達央の父親のことがちょい不憫でしたね。夜光花先生作品に登場するおばさまっ、凄く頼れるかたばかりで、登場すると安心してしまいます。
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三味線を弾いている人に手出しは無用な表紙
2024年9月11日
BL小説は、表紙絵に肌を出した絵が多いのですが、この小説の内容に沿っているとは言い難い表紙絵です。
浅井祐司は加々美達央の弾く津軽三味線に惚れ込んでいますし、達央自身にも惚れています。そして、尊敬してさえいるのです。
だからこそ、絶対に三味線を弾いている達央には性的な意味でふれることはあり得ないのです。
夜光花先生も担当者も何故そのことに気付かないのでしょうか?イラストレーターのDUO BURAND先生も、内容を確認したらこの様な見当違いな表紙絵を選択しなかったはずです。正しく着物と袴を着付けた加々美達央を描き、その加々美達央を見守るような浅井祐司を描いたでしょう。
また、BL小説の主人公は「俺」を一人称に使うことが多いのですが、この小説の主人公二人も「俺」を使っています。終始違和感を感じながら読み進めました。達夫は「僕」を使う人物でしょう。また、浅井も「私」を公私共に使う人物でしょう。細かいようですが、そういう設定の違和感が小説全体を陳腐なものにしてしまうのです。
津軽三味線の世界を興味深く読みましたが、せっかく設定された世界観に入り込めないまま読み終わりました。
読者の目線に立って完成した小説にほころびがないかをもう一度確かめて貰いたかったと思っています。
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王道
2022年5月12日
たまに読みたくなる王道もの。
年上のスパダリに甘やかされるシンデレラストーリー。
受けくんが鈍いのもなお良しって感じです。
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面白かった🙂
ネタバレ
2014年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ よかったです!ざっと内容は受が三味線奏者でその演奏を聞いた攻がスポンサーとしてサポートしているうちに惹かれて行く話ですね♪ただ話の半分くらいまでキスさえありません!ずっと三味線のはなしやその他の話ですね(笑)丁寧に書かれていると思いますが飽きる人はいるかな?私は三味線の話など面白いと思ったので一気読みでした(^^)
ただ待たされた分エロは萌えましたが(笑)
オススメですね(^^)
大人への一歩
2023年9月16日
1人の青年の成長、色々な意味で大人への一歩を踏み出した彼の物語でした。本人の希望には関係無くその世界で名の知れた人を祖父に持つ事で音楽家としては随分恵まれた環境に居たことは間違いないです。それなのにあまりにも欲が無く、なのに支援者が付いたり、ライバルが彼のその才能と環境に嫉妬し禍々しい気持ちになるの分かります。受けが色々な所で演奏をする機会を与えられ、それぞれの場所で求められる事が違うのを理解し、彼自身が開かれていくのが良かったです。攻めはとても大人で我慢の人でしたね。それにしても受けのささやかな夢はどうなってしまうのでしょう?とそれが少し気になります。
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作家名: 夜光花
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫