全5巻+番外編を一気読みしてすぐに2周目、2人の始まりを読み返してます。それくらい良かったです!
1999年のお話なので、少し古いのと、日本のBLのお約束というか暗黙の了解を次々とぶち破ってくるので、そこを踏まえた上で読む作品だと思います。
皮肉と嫌みの応酬、身勝手、欺瞞、反発、人間臭い振る舞いに胸が締め付けられるようでした。
そんな中でも、なんといってもアドリアン目線で語られるジェイクの魅力!力強く圧倒的な存在感で、成熟した大人の色気を醸し出してアドリアンを惹き付けます。読んでるこちらは驚きで卒倒しそうになるのですが、、。どいつもこいつも、男の趣味か悪すぎです、アドリアン。
アドリアンは巻が進むにつれて、実はかなりの美形
で知的なお坊ちゃんと知れてきます。
脇キャラも皆、個性的で振り回されるアドリアンが面白いです。
驚かされるコトが多かった作品ですが、ずっと抜け出せずに幸せな余韻に浸っています。