ネタバレ・感想ありReleaseのレビュー

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痛々しさ
ネタバレ
2025年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 古い作品だけど、仕事が無理になる描写、昔の嫌な記憶の鮮明さがうまく書かれている。攻めのそれをまだ受けが持っているというところで決壊してしまうのがほんとにうまい。
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解放された先にある幸せ
ネタバレ
2024年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 奥村のやり方は正直ちょっとな、と思いましたが、安西が過去そして今現在の苦しみから解放されたのは良かったなと。はるひも過去の自分の過ちから解放されたね。森とうまくいって良かった。
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男、男、男、女の4人が過去の柵を手放す話
ネタバレ
2023年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説 読み放題対象。16年発売の新装版です。
私はこの作品好きでしたよ。へー月村先生、こういう構成のお話も書くんだ、と感心したくらい。男、男、男、女の4人の恋模様と、それぞれの過去の柵を手放す解放releaseのお話。女性メインの章も収録されてるので、もしかしたらBL読んでるのに!って苦手な方いるかもしれないけど、なんとなくもったいない。一章くらいでストーリーに必要だったら私はすごく良いと思うな〜。そんなこと言ってたら設定に枷がはめられて、様々な可能性があったはずのストーリーもどんどん単調になってしまうし。

ただ、後書きによると、元々デビュー初期、前世紀(!)の作品だったとか。あー、なるほど、読み始めのときに、主語が一人称の「僕」、で、なんとなく違和感があったのが、やっぱりデビュー初期でまだ慣れてなかったからかな。(「僕」にするなら、もう少し説明描写を少なくしてもっと本人からの視点でいきいきと書いた方が違和感ないと思います。。でも、途中の章で女の子の一人称「私」がメインで書かれないといけない流れになるので、たぶん一人称の「僕」を選択したのだと思う。)

でも、作家さんの初期作品って、後々の売れ筋増産体制に入ってなくて、元々作家さんの中にあったものが溢れてる瑞々しさがあって、私は好きですね〜。どうしても過去の初期作品で新装版が出てないものだと、挿し絵や表紙が古く感じられて内容もそうかと思いがちだけど、そんなことは全くない〜これからも積極的に昔の小説作品読んでいきたいと思います。
心の傷は何で癒えるか
2023年11月17日
登場人物がみんな少しずつ心に傷を抱えていて、それを必死に隠そうと、あるいはないふりをしようと頑張って日常送っている。タイトル通り、それが「release」される日が来るのか、誰もわからない状況で、必死でもがいている様子が描かれています。主役の2人はもちろんのこと、はるひと遼平のカプの葛藤もすごい。どちらのカプも互いに好きで、なぜ一緒にいられないのか、読んでいて本当に苦しいです。人は、誰かの苦しみを「release」する力があるのか、祈るような気持ちで読み進めました。誰かを好きになるって、時には苦しくて全てを捨ててしまいたくなるほど追い詰められることがある・・ということを思い出させる物語です。幸せになって欲しいと強く願いながら読むこと必至です。
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すごく良かったです。
2023年9月12日
長く長く思い合って、色んなことを乗り越えていく。
応援したくなるお話でした。また読み返したいと思います。
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同級生男三人女一人の物語
ネタバレ
2023年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全体的に重めであるものの、人の薄暗いところを書いた良い作品だと思いました。
ちょっと時代背景が古い?と思いましたが、新装版らしいです。
途中男女ものの話が入り、一定数苦手という方もいそうだなあという印象。私は良いと思いました。
BLというジャンルなので最後は大団円です。
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全228頁、大号泣〜〜!!
2023年4月22日
すっごい泣きました!メインCPじゃなくて、友人CPのお話で!メインCPのお話は攻めがヒーローのように格好良くて、受けのトラウマを溶かしてゆく展開が◎これだけでも私の中では☆5だったのですが、友人CPのお話はその上を軽く超えていきました。BLなのに男女のお話で号泣するなんて!本当に読んで良かったです。オススメです☆
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さすがの世界観
2021年9月1日
BLというと男性ばかり出てきますが 喜多村と森の話があるのも良かったと思います。安西が接触恐怖症になるきっかけは最低な事をされたと思いますが奥村の安西に対する気持ちがお男前だと思いました。
涙止まりません
ネタバレ
2021年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 精神的に追い詰められる主人公が、神がかり的に素敵な攻めに、救われるお話でした。安西は、高校時代に学校の先生から性的悪戯をされ、その場を想いを寄せていた奥村に助けられました。若かった2人は何も出来ず離れ離れに。数年後、偶然再会した時の奥村は成長し、またしても会社でいじめられている安西を、さっさと辞めさせ、鮮やかな手際で救っていきます。一方、若かりし頃の過ちで妊娠できなくなってしまった喜多村はるひ。ずっと好きだった幼馴染に告白されるも、受けられない(涙)だが森は、はるひに恋人が出来るまで諦めず。
2人の幸せが本当に嬉しく思えるのは、彼らの不運を人の所為にしないという、自立した考え方を尊敬してしまっているから。
松尾マアタ先生のイラストもマッチし、楽しめました。月村先生、ありがとうございました。
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好きです
ネタバレ
2017年10月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は好きな作品なのですが学生時代の友人である奥村×安西以外に森×喜多村(女性)が話の間に出てくるので「BLが読みたいのに!」なんて言ってる人は読まなくていいかなと思います。中学時代の出来事から奥村を避けるようになった安西、メモリは喫茶店を手伝ったらすぐに回収する予定だったのに先延ばしになったりと安西のひた隠しにしていた気持ちが後半わかっていって読みながら「安西、もうちょっと頑張れ頑張れ」と応援してました。喜多村さんの話を間に入れることで
人生の幸せとは周囲が決めることでは無くて今この時間が地球最後の日なら自分は誰と手を繋いでいたいのか…なんて極端な事を考えて今までの人生と真逆の生き方を選べてよかった。私基準ではエロくは無いです。
おもしろかった!
ネタバレ
2024年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。かなり初期の作品らしいのですが、面白かったです!2組のカップルのお話ですが、男×男、男×女のお話でした。男×女の友達カップルの話も気になっていたので、どちらのお話も楽しめました。
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安西君が逞しくなってきた
2023年2月16日
安西君の中学時代は可哀想。相談しても逆に追い込まれるって、相当しんどいし人を弱くしてしまうよね。
そんな彼が奥村と再会出来て良かった!!
今後も幸せであってほしい。
男女カプの話も驚いたけどおめでとうだね。
続編ではメインの2人の話だけでいいかな
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面白い
2021年12月17日
BLですが、普通のカップルまでハピエンを迎える珍しい作品だった笑。私は基本ハピエンが好きなので、女の子でも誰でも幸せになってほしい。トラウマを抱えた受けと、完璧な攻めだけど、どこかにいそうな親近感。田舎のほのぼのした感じも良かった。
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時間の流れが少し穏やかな感じ
ネタバレ
2020年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 学生時代のトラウマなどで、都会で、もがいていたリーマン安西くんを脅し田舎に呼び寄せたもと同級生律くん。同級生の喜多村さんが皆を振り回し、周りの男どもは皆常識的で落ち着いてるので、振り回されてくれてます。だんだんと安西くんも落ち着きを取り戻し、居場所を見つけられます。
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ストーリー短め、あっさり読了
2024年4月16日
私が年食ったせいなのか、主人公のトラウマ過去とか、女友達の葛藤とかそこまで重く感じなかった。
あと、先が読めちゃったからかな。こういう展開だろうと思ってた通りだったから、期待値を超えなかったと言うか。さらっとあっさり読むには良い作品だと思います。はぴえんだし。
心情、心理、がっつり書いてある系が好きなのでこれはそこまでのめり込めなかったなぁ。
挿絵は好みあるからなんとも。
ヨミホ 小説 再会モノ
2023年9月22日
中学同級生の安西と奥村が、安西の帰郷で偶然再会して、という話。小説。月村さん大好きなのでヨミホの小説読んでます。今回は挿絵が!松尾マアタさん!表紙も挿絵も素敵過ぎて眼福極まりなくて、安西と奥村のイメージもピッタリだった!繊細な安西の後ろ向きな性格を、奥村がグイッグイ引っ張っていく様子がとても良くて、2人の話はあっという間に読了、多分かなり短かったと思う、全体の7割くらいかな?後半3割くらい2人のお友達のキタムラって女の子と森って男の子の話になって。BL読んでてなんで男女の恋愛?しかも女の子主観?とちょっとびっくり。月村さん作品には、今回のキタムラさんのような素直じゃないツンツンして気の強い女の子がよく出てくる印象。これなー、好きになる時もあるけど、苦手な時もあり。今回はキタムラさんが無神経過ぎて無理で、自分を好きだと言ってる森に自分の女友達紹介するって、どんだけ???よく笑って許したなお友達。安西に付き合おうって言ったり、奥村に好意を寄せてるフリしたり、自分が1人で抱えて我慢するなら人を巻き込まずに最後まで貫けよ…と思ってイライラ…。これが安西だったらキュンキュンしちゃったのかな?女の子だからイライラするのかな?自分の嫌なところも露見されて余計イライラ…。安西と奥村の話だけなら星4つだけど、キタムラさんが無理で読後感も悪くて後半だけだと星2つで、全体で3つ。うーん、マアタさんの絵は素晴らしかったです。
重めな雰囲気
2022年8月14日
重めのお話で、受けを救ってくれる攻めも器用なわけではありません。その弱さが展開的には良いところでもあるんですが。2話入っていて、後半(若干短め)のお話は完全に男女カプ。行為シーンはぼかされていてほぼありませんが、普通に男女の恋愛のお話でした。そのあとSS的にまたメインカプのお話。
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男女4人
2024年8月13日
主要登場人物4人、それぞれ片方がトラウマ持ち、それを手放すお話でした。前半は、中学の同級生同士。後半は、スピンオフと言えるのか、受けの高校同級生幼なじみ同士。
クズ教師が出てくるので、地雷注意。
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読後感最悪
ネタバレ
2019年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 別のサイトで、途中の女の子視点の章はいらないという口コミが多数。そうは言っても、ストーリー上必要だから存在するんでしょ?と思って読んでみたら、マジでいらなかった。
女の子の、自罰的なのに露悪的な性格に嫌悪感がわく。
とはいえ主要キャラだし、とそこまではやり過ごせても、最終章でイライラが余計に募った。自業自得で妊娠できないことを気に病んでいるのがキャラとしての根本だったのに、最後には好きな人との子供ができるというご都合展開。ご都合展開は物語に必要だと思うけど、読者がはぁ?となるような、良かった良かったと思えないようなご都合展開は読後感が悪すぎる。主人公の男カップルがアゲアゲなラブラブっぷりだったらまだ気にならなかったかもしれないけれど、トラウマで接触恐怖症な受と、それにじっくり付き合う攻という繊細なカップルだから(当然男同士だから子供はできないし)、性格いまいちな女の子が周り引っ掻き回して最後は好きな人の子供できて幸せになるという流れが悪目立ちしてしまう。
受攻の物語自体はまぁまぁ良かったのに、読後感が女の子への苛立ちになってしまって残念。
普段はこんなに批判的なレビューは書かないけれど、思わず書きたくなってしまうくらい読後感が悪かった。
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作家名: 月村奎 / 松尾マアタ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館