2巻で発生する事件がweb版と異なります。
この作者さんの描くヒーローの原点なのかな。
異世界に召喚され出会った二人は、熱烈に愛し合うが、年若く現代日本人のヒロインは、事情があったにせよあっさりヒーローを残し現代へ。
戻ってからもヒーローを忘れずにいるが理由も言わず唐突に消えたヒロインを求めるヒーローはヒロインの想像を越えた苦悩と狂気の日々を過ごしていた。
異世界と現代日本との時間軸のズレにより、再会した時には異世界では14年の歳月が流れていた。
ヒーローの14年は過酷で殺伐としていて、ヒロインの謝罪の言葉なんかでは到底許されないくらい荒んだもので、戻ってきたヒロインを受容するには時間がかかるよね!っと納得。
再会後も、ヒロインが消えることに脅えるヒーローが可哀想だった。
読みごたえある、時空と世界を越えたラブストーリーです。
ぜひ、web版もあわせて読むことをオススメします。