「当たり屋」をして生きていた青依ですが、印南さんと出会ったことで少しずつ世界が広がり、自分の可能性を見つけていきます。その変化がとても丁寧に描かれていて、気がつけば親のような気持ちで青依を応援していました。
もちろん印南さんとの関係も魅力的です。青依は印南さんに守られるだけの存在ではなく、彼の隣に立てるよう努力を重ね、秘書を目指すまでになります。恋愛の甘さだけではなく、一人の人間として成長していく姿に胸を打たれました。
特に印象的だったのは、青依が将来について悩み、自分の意志で未来を選ぼうとする場面です。以前の彼なら考えもしなかったような選択に向き合い、自分の意志で未来を選ぼうとする姿に大きな成長を感じました。
青依がさまざまな経験を通して知識や自信を身につけ、人とのつながりを広げていく様子は、長編の成長物語を読んでいるような気持ちになります。
恋愛も仕事も人生も、少しずつ積み重ねながら前に進む青依の姿がとても魅力的です。完結はまだ先ですが、これからどんな選択をしてどんな大人になっていくのか、最後まで見届けたいと思っています。