一冊の中で、前編と後編に分かれる形のストーリーです。
とにかく表紙が素晴らしいし、英田サキさんだし、と大河ドラマを見るつもりで読み始めてしまったので、若干物足りなさを感じました。
というのは、攻が命を懸けて戦うシーンが2回あるのですが、どちらも受は現場にいません。
受目線のストーリーなので、戦いの激しさが伝わりませんでした。
高望みし過ぎかもしれませんが、攻目線の戦闘シーンがきっちり描かれていれば文句なしに☆5です。
受は貴族ならではの気位の高さがあり、ツンデレというにはデレが無さ過ぎるかな?
攻は、地獄のような過去(と言っていいと思う)を背負いながら生きる剣闘士。