ネタバレ・感想ありセキュリティ・ブランケットのレビュー

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10年も・・・
ネタバレ
2024年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ さすが著者の作品です。
主に、甥の龍、叔父の鼎、鼎の親友さやちゃん、そして龍の友達国生、鼎のセフ レに、さやかの元カレの子供に、龍の実父までが主要キャラといいましょうか。
それぞれの想いが交錯。
恋の矢印が向き合ってたり、一方通行だったり。
名にごともタイミング。そのタイミングのずれで恋人になれなかったり、想いをひきづったり。時間が経過しても恋人になることもあれば、その人推しができないのもあって
そのままだったり。いろんな気持ちになる作品。
この作品では18歳組がなかなか頑張ってます。
もちろん大人組もいろいろ葛藤してうまくできなかったり。
誰とうまくいってもいいのかもしれないけど、個人的にはこのおさまりでよかったのかなと思いました。最後の龍くんの積極性はよかった。自分でつかみにいって、しかもまっすぐすぎて。そこがまたエロかったです。
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傑作
2024年8月14日
ものすごく良かった。凪良先生の語り口が大好きですぐのめり込むんですが、このお話は主要人物4人の語り口で紡がれていて、あっち視点、こっち視点で読めるのがとにかく楽しくて最高でした。上下巻あるだけに人物の心の揺れ動きがじっくり描かれているのも素晴らしかったです。鼎さんが誰とくっつくのかが分からないのがとてももどかしい!続きないんですか?
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いろんな愛のかたち!
2024年6月14日
いろんな視点がありで、おもしろかったです。それぞれの人物像に魅力があります。誰と誰がくっつくのか夢中で読みました。素直になった宮ちゃんは、かわいいですね。高砂さん、メロメロになっちゃうの分かるよ!
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尊い…
ネタバレ
2024年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結構他のレビューでは宮を応援している人が多かったけど、私は始めからずーっと高砂さんを応援してました。宮くんの勘違いさせてしまう言い方にかなり傷ついて、もう無理だと諦めていたシーンはほんまに可哀想でした。。(あ、宮が悪いと言いたいわけじゃないです!)宮と早く結ばれてくれ、というより、高砂さんが早く幸せになってくれ!!!ってなってました。過去の好きな人とか付き合ってきた人は正直私はどうでも良かったですwwwwキャラ的に高砂さんがドンピシャやったんやと思います。宮やからこそ、必死な高砂さんが見れたんやと思ってます。
4人(万座さん合わせたら5人か)の同時進行さすがです、凪良さんお疲れ様でした。素晴らしい作品でした。
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視点展開の力量に唸らされる
ネタバレ
2024年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説。ゆう先生、すごいな、ほんと。読み終わってやっぱり別格感がある。力ないと書けないよ、この構成。交互に4人視点で時系列がほぼ同時進行でお話が進むの。普通だったらこれは誰視点か、どの場面か分かりにくなりそうなのに、視点転換して地の文だけですぐにそれがわかる。そいで人間関係図で全方位矢印が出てるのに、上下巻かけて最後はこれ、っていう収束に納得させられる。一直線の話でないのでもしかしたら難しいとかいう人もいるかもしれないけど、あーなんかこういう絡まりまくって上手くいかない恋愛話を楽しめる自分で良かったって思ったわ。
10年越しでやっと書けたお話って先生が後書きで書いてたけど、先生自身の生い立ちを新聞インタビューで知ってしまったので、昔から先生の中にいるキャラってどうしてもご自身を投影されてて、書くことで昇華してるところがある気がする。作品中でいい子にしていれば、、って子どもが本を読んで親を待ってる姿がほんといじらしくて抱きしめてあげたい。
ゆう先生はここしばらく一般小説を書かれていて、シリーズものでない新作BLが読めないのが寂しすぎる。。。このお話も後書きによると続きの構想はあるそうなので、早く戻って来てほしい〜〜
かわいい宮、幸せになったね。
ネタバレ
2024年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 国生、鼎、宮、みんななんだかの大変さを抱え生きてる。でも愛情をもって接してくれる大人に救われるね。情景や登場人物の美しさ、心の動きつい感情移入してしまう。面白く、読ませていただきました。受験と仕事で恋愛してなかったなと人生振り返りましたが、なぜか結婚して居る。友達結婚だけどまあ良いか。なぎら先生の小説で疑似恋愛して楽しんでます。先生の小説片端から読んで、いろんな人生あるなーと思って居る。万座さんでなく。国生君押しです。(^0^)
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10年の想いが詰まった大作でした
ネタバレ
2023年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初からゲイがたくさん出てくるお話なので「設定が昔のBLっぽいぞ?」と思ったら、10年前の作品が元ネタだったのですね。四者視点という超荒業の構成でしたが、キャラクターの個性がはっきりしていてしっかり感情移入できました。ただ、ちゃんと読んでいないと視点が切り替わった時にその人の抱えている事情がわからなくなって何度か読み直すハメになってしまったので、やっぱり視点は2つくらいのほうが読みやすいと思いました。それと長い。人間関係がとても複雑で登場キャラクターが多く、それがこの作品の面白みでもありますが、同じ描写や表現が何度も出てきたりして展開がやや遅く感じられるので、表紙の通り上巻は宮と高砂の話、下巻は鼎と国生の話で一気にやってくれたほうが読みやすかったような気がします。とまあ、色々うーんと思ったことはありますが、凪良先生のコメディセンスの光るお話で楽しく読みました。一生懸命に頑張っている人が報われるのは、読んでいて気持ちが良いものですね。鼎や高砂の年齢に近い私は恋愛の複雑さというのもわかり、割り切れなさや切なさも味わい深く堪能しました。鼎の恋愛模様に賛否両論があるようですが、私は結局万ちゃんが一番お似合いなんじゃないかと思います。一緒にいてお互い楽だと思えるのが一番長く続きますからね。イラストは癖がありますが、イメージピッタリですごく良かったです。
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すごくいい
2023年9月23日
作者買いで読み始めたのですが、どの作品もいい
中、この作品がNo.1でした。いろんな人の視点がコロコロ変わるのですが読みやすく、思いがわかり、全員を応援したくなる。まさに、作中に書かれていた、恋愛は一方から見るとハピエンだけど、見方を変えると違うを感じさせる作品でした。応援していたのと違うカップルになりましたが、それが良しでした。
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先生の代表作と言える作品だと思います
ネタバレ
2023年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても素敵な内容でした。凪良先生の作品デビューは『美しい彼』で、不動の一番という感じです。その後何作か読みましたけど、軽いものから重いものまで多種多様で、ファンタジーまであるので辛い話が苦手な私は作品を選びがちです。そういう観点から言うと辛い・苦しい描写は過ぎる事はなくて、大人組と子供組それぞれの恋心を深く丁寧に掘り下げて、オムニバス形式で展開することで、それぞれのその時々の心理がよく分かるのが良かったです。
主人公は宮というスタンスで進んでいきますが、実際のところ叔父の鼎の方がメインな気がしないでもないです。というのも、子供組の宮はどうしたって人生経験が浅くて(苦労はしてますが)ものの考え方も幼くなりがちです。その点大人組の鼎は人生経験も豊富で、繊細な性格もあって心の襞も多く考え方も複雑になりがちで…極めつけが、登場人物全てに絡んでくる重要ポジション、というか鼎を基点に皆が線で繋がっている印象です。
「好きあっていても結ばれない」二人って、案外多い気がします。BLの場合、結婚というゴールがないのでカップル成立が結婚と同等の意味があって、だとするなら結婚と同じで「タイミング」ってあると思います。好きあっていても…のパターンは、このタイミングを逃したか合わなかったんでしょうね。あと好きな気持ちって生もので、賞味期限ってあると思います。色々な事があっての過去、そして今なんだと。
あまりにも混み合った何角関係かも分からないキャラたちが、様々な苦悩を乗り越えて成長、己の気持ちにカタをつける姿に胸を打たれました。先生の代表作は?と聞かれたら『美しい彼』の次に挙げたい作品です。
凪良作品で個人的に一番好きかも
2023年7月2日
凪良先生の作品で一番好きかもと言いつつ、まだ先生の作品をすべて読めていませんし(でもほとんど全部購入済みなので、次にどれを読もうかと考えるだけでわくわく幸せな気分になります!)、しかも凪良先生の作品はどれも読み終える度に「これが一番好きかも~!」となるので全く頼りにならない感想だとは思います。でもひとまず皆さんこの作品も読んでみてほしい 笑(もしあらすじだけ読んで自分のBLの好みの設定から外れてるからとかでスルーしているとしたら非常にもったいない良作です)。ほんっっっとうに最高に素敵なお話でした。2冊に渡ってこの素晴らしい世界を書いてくださりどうもありがとうございます。あとがきで続きも書きたいというふうにおっしゃっていて、お忙しいだろうけどもし先生にまだそのお気持ちがあるならいつまでも待ちますので何卒よろしくお願いします、という思いです。
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はぁ〜流石凪良先生だわ
ネタバレ
2023年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美しい彼から凪良ゆう先生の作品読み漁るようになったけど、今のところ外れナシ!!こちらの作品も表紙が素敵だったし、レビューも高評価だったので迷うことなく購入。読み進むと共に複雑に絡んだ一筋縄じゃいかない関係に、もどかしく切なく、ぬああああ!と雄叫びをあげてしまった。あれ、もうこれわからない。結局誰と誰がくっつくの?と不安になり表紙を確認。なのに拭い去ることのできないアンバランスな関係にひとりヒィヒィ唸った。何一つうまくいかん。なぜだ。人の気持ちほど自由にならないものはない。

もー、最後の最後、うまいこといった時のホッとしたことよ。高砂さあぁぁぁん!!良かったねぇ!!と拍手喝采。いやぁ、面白かった面白かった。
読み応えバッチリ!!
2023年5月11日
凪良ゆう先生の作品は、コミカルでもシリアスでもどんな物も『すげー』って感動しちゃってます
こちらの上下作品では、エッチぃ〜シーンはそんなに多目ではないんですが、要所にチャント結ばれてくれたり着火剤の様に画かれているかとおもいます
こんなに次の展開とか気になったり、誰と誰がくっ付くのかハラハラさせられたお話しは、あまり私の中ではありませんでした
なので、読んでる途中で自分なりの展開を想像してみたり、こうだったらこんな風にするかもって思いながら読めた作品でした
子供が大人に変わる時、大人が子供の様に素直になれない時
自分もその昔体験した事ある様な焦れったくってせつなくってもどかしい気持ちを、思い出しました
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素敵なお話でした。泣きました。
ネタバレ
2023年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかくいいお話で、号泣。すべてのキャラクターが愛おしい。みんなにハッピーエンドになってほしい。とくに、こころを奪われたのは鼎さん。気が強くて、とことん美しくて。でも本当に好きな人への思いは伏せたままだった。こんなにせつない恋があるだろうか。あとがきで、鼎と高砂のハッピーエンドもあった。と、凪良ゆう先生が書いていて、読者としても、そうなってほしかった、という気持ちもあり。でも、あんなに、自分から何も望まなかった宮くんにもしあわせになってほしくて。ラスト、大切にされている宮くんをみて、ここらからほっとしました。これが最良のハッピーエンドなんだと思いました。
切なさと喜びと
ネタバレ
2023年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい作品です。子供にとって親とはどんな存在か、安心して頼れる人がどんなに必要か、読んでいて切なくなりました。脅されたとはいえ、カナちゃんと国生との関係は「え?」と思いましたが、最後にいい感じになるとは意外でした。宮が自分の思いを貫いて高砂と結ばれ、ジェシーも自分のことを理解してくれる人とつながり、大満足の結末でした。
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よかった
ネタバレ
2023年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 宮くん応援していたので私的にはハッピーエンドでした。推しが違うと感じ方も変わる、賛否両論ある作品だなと思います。歳の差好きにはたまらないと思います。
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ちょっと今までにナイ感じ
ネタバレ
2022年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品はきっと読む人によって評価は変わるのだろうと思います。それくらい誰が誰とくっついてもおかしくないストーリーで読者もそれぞれカップリングした結果、喜んだり残念がったりがあっただろうなと思います。
陶芸家の鼎(かなえ)、鼎が引き取った 亡くなった姉の息子の宮、鼎が十代の頃からの親友の高砂、宮の同級生で親友で鼎大好きな国生、この4人の視点が交互に切り替わります。大人組は37才で子供組は高校3年生の18才。1巻の始まり時点で鼎=麗人で大人気 ストレート→バイ?ゲイ?、宮=女の子にモテるイタリア人とのハーフまだ未知数、高砂=ゲイにもノンケにも女性にもモテるイケメン真性ゲイ、国生=女の子にモテモテ 男で好きなのは鼎オンリー、それから鼎の10年来のパトロンで大人の包容力溢れる40代のバイ 万座もいます。何このキラキラした登場人物。この他にも個性的な人物が加わってきてワチャワチャします。ホラー女子まで出てきます。←マジでコワイ。個人的には最推しは宮くん!母子家庭で苦労してきたこともあり、すごくすごく気を遣っているとっても優しい男の子です。
視点がよく切り替わってその度に格言みたいなお題がついてくるので毎回 ん?てなって読むのにストップがかかりましたが、おもしろかったです。いいところで切り替わるのでもどかしくなりますが、それぞれの気持ちがよくわかります。2巻のあとがきでは続編も考えてらっしゃるようで、すごく読みたいです。宮くんがどう成長しているのか、気になる~!絶対もっと素敵になっていると思います。
ミドリノエバ先生のイラストもすごく素敵でした。ただ宮くんの顔のポツポツ?ソバカスかな?凪良先生はそういうの書いてらっしゃらなかったので無いほうがよかったと思いました。それ以外は最高です。特に高砂はすごーく素敵。
カバーイラストや口絵でカップルを予想されるでしょうが、恋愛、友愛、家族愛、無償の愛、いろんな愛が詰まっています。くっつくだけが愛じゃないって思えたりします。
1巻 2017年12月 総305ページ 2巻 2018年1月 総320ページ 挿絵あり
名作!恋は理屈じゃないです。
ネタバレ
2022年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ とっても素敵な作品でした。凪良先生の他作品のセリフにありましたが「計らずも落っこちる」それが恋。この作品もまさにそれ!歳の差だとか友人の甥だとか叔父だとかそんなの関係無く落ちる時は落っこちる!有り得ない設定だとか状況だとかを超越してしまう。恋は定石通りにはいかないものですよね。作中、其々が恋に落ちる描写が素晴らしかった。胸に沁み入りストンと納得。それと恋心も時を経て形を変え心のど真ん中に居た相手の立ち位置が変化するのも納得。無理矢理感が無いのが流石の凪良作品。登場人物1人1人の個性が輝いていて飽きる事なくラストまで読み…幸せな気持ちになりました。宮くんがとにかく可愛い!そりゃ〜惚れてしまうわぁ〜。そして高砂のとっても素敵なスパダリっぷり…だけどやきもち焼きな所が最高でした!!4人が、いやマリアーノとジェシーもそれと万ちゃんも!皆んな幸せになって欲しいな。何度も読み返したい大好きな作品になりました。続編も是非読みたいです!!国生、熱愛成就編を切望します!!
宮くんには幸せになってほしい
2022年6月8日
宮くんの子供の頃の壮絶な体験や、おたふくかぜの時の鼎や高砂さんとのやり取りは、何度読んでも涙が出ます。とにかく、宮くんに幸せになってほしいという親心で最後まで読んで、大満足でした。高砂さんがかっこよすぎて、若妻会に入ってモンシュシュの客になりたい・・・鼎、国生、万ちゃん、ジェシー、マリアーノ、皆幸せになってほしいです。唯一、花房ちゃんにはぎゃふんと言わせて欲しかったです。
大きく育った愛の中
ネタバレ
2022年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヘーゼルナッツと愛を込めて呼びかける言葉。父を知らず、母を亡くし、叔父の元で育てられた龍。見た目に反して大人しく、引っ込み思案なところもある自信がない繊細な子。そんな龍が大人になろうとする時に様々な事が巻き起こりました。龍の、人に嫌われたら居場所がない。1人になってしまうという恐怖。それをまとめて包んでくれるセキュリティブランケット。高砂がなってくれてよかった。鼎や万座国生の事も絡んで絡んで。同級生が過去をやり直したらどうしよう…と、ハラハラしましたが、ボタンの掛け違えは後で戻そうとしても戻らないってこと。龍が壊れちゃうと思いましたが、鼎の一言て勇気を持つ。カッコいい鼎。緑の王子様は騎士に甘やかされて幸せになるのです。鼎も幸せがすくそこにありそうてす。余りに先が気になりわ一気読みしました。ぜひ読んでほしいてす。イラストも良し!、です。国生がいい男になりそうで楽しみです。
一気読み❗
2022年1月22日
本作もホント面白かったです❗さすが凪良作品!龍の幼い頃や叔父である鼎との出会いの描写は涙無しには読めませんでした。でもお涙頂戴だけでなく、龍の父であるマリアーノのカタカナ表記のセリフ等、笑いのエッセンスも多々あり、あっという間の上下巻でした。主人公それぞれの人物描写もしっかりしているから感情移入出来るんだと思います。昔読んだジョン・アーヴィングのサイダーハウス・ルールを思い出しました。今後の展開も気になるところなので、是非続編を読んでみたいです‼
予想外がうれしい
2021年12月17日
三角関係や四角関係は余り好きではなかったので、購入してから読むまでに、数ヶ月かかりましたが、読みはじめると、さすが凪良先生。全てのキャラが生きていて、ぐるぐるするはずの関係も最後には予想外で終わり、その予想外が次につながりそうな予想外でうれしく思います。今日は寝不足です。
素晴らしい
2021年11月30日
恋愛、家族愛のベクトルがこれでもかとあっちこっち入り乱れているのだけど、もうほんとそれぞれが一生懸命に生きてて、時にズルくて、時に可愛くて、時に切なくて、時に健気で、時にバカで、つまるところみんな人間らしく、人っていいなと思わせられる。全員を応援したくなる。この混沌を見事にまとめ上げた凪良先生はやっぱり只者ではない。
ボリュームたっぷり楽しめました!
2021年6月27日
出てくる人、出てくる人、全員イケメンで楽しめたのですが、中でも鼎さんが、ドンピシャタイプで。
あとがきで、作者さんも書かれていましたが、是非この続編を書いていただきたいです!本当に楽しみにしています。
この小説を超える作品はあるのでしょうか…
2021年5月4日
BL小説の域を超えた文芸作品として凄い小説を読んでしまった感。正直、1巻は読んでて辛かったししんどかった。1巻のラスト、まさかここで終わるとは…まじですか先生状態です。2巻も早く続きが読みたい、でも読み終えたくない、物語の中から抜け出したくないのジレンマでした。凄い作品を読んでしまった…しばらくは登場人物達が頭から離れる気がしない。この先、これを超えるBL小説に出会えるのかなー。
安全毛布
2020年11月28日
タイトルに惹かれて、購入。

この本に出会えて本当に良かったです

アダルトチルドレン。という言葉が適切なのかどうか不安ですが、機能不全家庭で育った又現在進行で育っている登場人物が様々な形の愛を抱えて、悩んで、考えて、苦しんで、飲み込んで…
そんな中で生まれる葛藤が痛くて悲しい。

でも、救われたような気になります。
カタルシスのビックウェーブでした。
子供時代が辛かった。家族という言葉が苦手。という方に是非読んで欲しいです。
私は、私のインナーチャイルドがほかほかしたもので包まれた気持ちになりました。

私にとってこの本がセキュリティブランケットです
切なくて狂おしい愛と友情
2020年8月31日
18歳の親友DK二人と37歳の大人二人が愛や友情に必死になるお話です。作中で叶わない片想いを諦める描写があるのですが、あまりに切ない心情と二人の距離感にしにそうになりながら読みました。BL作品において恋愛よりも優先すべき感情は無いと信じてたのに、この作品で見事なまでに裏切られました(笑)大人同士の割りきった恋愛と猪突猛進な拙い恋が平行して進むのも新鮮でした。
良い
2020年7月14日
主人公より脇役同士の方がお似合いであまり好きじゃないなと思い上巻だけ読んで放置してたけど、下巻を読んでみると納得の終わり方だった。
演出がシャレている
2020年6月18日
日めくりカレンダーの格言のような章ごとの一文が楽しい。偉人の名言のような、仏人のウィットのような面白い演出です。文字とともにアナログなフィルムが回るロマンス群像劇みたい。色んな人物の気持ちになって時々泣かされながらもどこかコミカルな空気を感じます。高砂、鼎、宮、国生、出てくる全員が皆男前で、田舎町を舞台に19歳差のBLが二組もモダモダするってもうおとぎ話としか思えませんが名文演出と心情描写の上手さでグイグイ読まされました。視点がかわる構成も良かった。片言の日本語がカタカナなのが宇宙人が喋ってるみたいで(笑)ちょっと気になってしまい申し訳ないけどパパ早く退場しないかな、と思ってました(笑)年の差は好みではないけど読まされちゃったんで星5です。
続き!
2020年6月16日
優しくて素敵なお話でした。カナちゃん万ちゃん国生のその後が速く読みたいです。
本屋大賞受賞おめでとうございます㊗
2020年5月11日
凪良先生、「流浪の月」の本屋大賞受賞おめでとうございます👑。先生の作品は何点も読ませて頂いていますが、この作品を読んだ時の筆力の驚きが忘れられません。10年かけての作品だそうですね。さもありなん。繊細でリアリティがある描写で先が読めない展開、あっという間に読了していました。その後に来る筆力への感動❣。さすがです‼。本屋大賞受賞の実力は既に折り紙付きです😊。
ここに落ち着いたか〜
2020年3月30日
上下巻の長いお話の中で、一体誰が誰を好きで誰と誰がカップルになるのか、ジェットコースターのような目まぐるしい展開も楽しくて、アレ?もしかしてこっちがくっつくの?などと考えながら読めて、とても楽しかったです。それぞれの気持ちがテンポ良く描かれていて私は大好きです!
評価誤りですが、
2019年12月3日
凪良先生の作品は本の面白さから言うとどれも星5です。ただそれが私好みの内容かどうかで星評価しているので、ある意味誤り。読み始めると現実世界を忘れてしまう。続きが気になってしかたがない。素晴らしい作家さんです。で、今回の作品はじれったい。ある一日を何人もの視点から書くので進まない!お腹刺されて大変!なのに次は別の人の思い出話始まる、みたいな。宮くんの生い立ちには涙がでます。続きは読後に。
年の差カプ
2019年8月24日
すれ違うって本当にもどかしい。あの時こうだったらなんて考えても後の祭りなんだけど、色々悩んで前に一歩踏み出した時、それぞれの幸せが見えてくるんだなぁ。
☆5×2
2019年5月19日
作者さん曰く10年かけての力作、上下巻にBL要素が詰まりに詰まってて☆10の内容だと思います。上巻では何度もウルウルさせられました。主人公4人視点で綴られる過去から現在まで大人の愛に子供の恋。各々の思惑もありドタバタになりかけたまま下巻へラストは皆落ち着くところへな流れでヤキモキ、イライラ、ウルウル、イチャイチャとよくある感情満喫です。私のお気に入りは自由奔放に見えて愛情深く大人対応出来てツンデレな鼎ちゃんでしたが、4人違った魅力があるので読者さんのお気に入りも見つかると思います。
すっごく良かった!
ネタバレ
2019年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 宮、鼎、高砂、国生の4人の視点で代わる代わる語られていきます。
宮の過去の話が本当に可哀想だし、鼎との出会いの下りは涙が出ます。何処か遠慮がちな宮が高砂への恋心を自覚し、両片思いになったところから怒濤のすれ違い(T_T)上巻後半から、これでもかこれでもかと不幸なすれ違いが襲ってきます。
下巻では、それぞれの思いが切なすぎて、どうまとまるのか先が気になって読むのが止まらなくなりました。
子供達が自分の気持ちを押し殺して、大人二人をくっつけようとしたり。この時の宮と国生の気持ちに胸が苦しくなります。鼎が高砂に本心を伝えなくて本当に良かった。これでもし大人二人がくっついていたら、宮の心の傷は深く消えないものになってしまっただろうと想像しちゃいます。
宮と高砂の今後のラブラブも見たいし、鼎が誰とくっつくのかも見たいし、凪良先生も書く予定でいらっしゃるようなので楽しみに待ちたいと思います。
出来ることなら、鼎は国生とくっついて欲しいな~。国生のあの情熱、鼎への思いはすごく格好いいと思いました。普段クールな鼎なので、あのくらい情熱的な相手の方が噛み合う気がします。
イライラしたけど、結局よかった!!
2019年5月2日
作家買いです。両片思いとかすれ違いとかが大好物ではあるけれど、限度ってもんがあるでしょ!!というイライラを抱えながら、頑張って読みました。最初の方から切なく辛い描写が多くて、ちょいちょい涙も。すれ違いや勘違いにウンザリしつつも、読み終わってみれば幸せな気持ちになっていて、結局大満足なので、これからも作家買いは続きそうです。
(≧∇≦)b
2018年10月28日
作者さんの作品が好きで購入。今回も期待を裏切らずなんともいろんな感情を残す素敵な作品でした。
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情と愛
2018年8月17日
上巻はあらゆる意味でヤキモキ我慢しながら読み進め、下巻にドドドッという流れ、"やってみるまではとても難しく、でもやってみると意外と簡単なこと"っていうフレーズに"あるわぁ"とつぶやいてしまいました。不安になりましたが最後は甘々!
読み応え充分
2018年5月27日
作者買いです。
さすが出てくるキャラクターがみんな魅力的で夢中になって読みました。
全員片想いなのがとても切ない。1巻はうわーっ!ってところで終わるので精神衛生上2巻まとめて購入することをオススメします。
宮くんの境遇には涙涙。。
宮くん!
ネタバレ
2018年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凪良先生は、やはり期待を裏切りません。主人公は4人ですが、健気な宮くんにどっぷり肩入れして読みました。宮くんの瞳の表現がとっても素敵でスフェーンを調べて、こんな色かと大満足。常に口説いているような甘い言葉連発の高砂さんも大好きです。キャラ濃いけど。
とっても気になるところで終わっているので、下巻が出てから読んだ方がいいかも?
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いじらしさに泣けちゃいます
2018年1月27日
登場人物が多く、しかも4人の心情がそれぞれに描かれているので、いつもの物語より読みにくいと感じました。でも主人公のなかなかの重い設定の中で、周囲の人たちのやりとりは軽いタッチで表現されていることが多かったので、笑いあり涙ありで私はとても好きです。いろんな出来事がありハラハラし通しですが、下巻では主人公の宮君がとにかく幸せでいて欲しいなと思います。終わり方が気になって気になって、早く読みたくてしょうがありません(T-T)
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宮くんがんばった
2024年11月17日
宮くん、人の気持ちを思いやるいい子でほんとにかわいいのだけど、自分の気持ちを後回しにしてしまうのが切なくさらに愛おしい。
勇気だして行動して、思いを伝え合って幸せになってくれて良かった良かった。
かなちゃんサイドの話が苦手で、そこはマイナスで。かなちゃんのお話がなければ宮くんのお話も成立しないのはわかるのだけど、なんか地雷だった。
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続編が読みたい
ネタバレ
2024年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鼎があまりにも切なかったので是非続編が読みたいと思いました。
ちゃんと鼎が吹っ切れて新しい恋をして幸せになった姿を見届けたいです…
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愛の物語
2024年1月31日
恋愛、家族愛、友情…深く考えさせられました。
登場人物がそれぞれ魅力的で
上下巻あっという間に読破です。
私の望んだカップリングではなくて
それだけが残念…本当に残念すぎて
えちえちシーンも私の中では盛り上がらず
気持ちが入らなかったので
星を一つマイナスにしましたが、
それぞれの視点からのストーリーはさすが、で
このカップリングを望んでいた人には
幸せで満足のいく物語だと思います。
続編がいつの日か出るかも?という
期待を持たせるあとがきでした。
カナエ推しとしては、楽しみに待ちたいです。
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大作でした。
2023年2月19日
読み始めたらどうなるのか気になって気になって一気読みました。何度も苦しいほどの切なさが襲う作品でした。
凪良先生の作品は表現力が豊かで映像がそこにあるかのように物語の情景が浮かぶところがすごいと思います。
話としてはかなり長かったのでしばらく時間を空けてからじゃないと読み直さないかなと思いますが読んで良かったと思います。
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じれったい
ネタバレ
2022年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ これでもか!ってぐらい絡まった関係にじれじれしながら、読みました。
絡まった糸をほどけないもどかしい気持ちと鼎と高砂の10年の想いにやりきれなくなる。タイミングが合わなかったではすまない、いろいろな感情が4人+1人にはあって、リアルな話とどうなるの?ってハラハラと、上手い文章に一気読みしました。
私はお互いを思いあってるカナちゃんとサヤちゃんにくっついて欲しかったので☆-1です。
恋心と親心、錯綜しながらも魅力的
2022年10月21日
上巻を読んでいる時はどうなるのかと思った。くんず解れつ偶然も多くて、でも読み続けさせる魅力がある。諦めたり我慢したり、諦めなかったり曲げなかったりする中で、一番大事なものを残そうとする。ジェネレーションギャップも立ちはだかって、恋心と親心、どちらも良く分かります。
いいね
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普段は年下攻めが好きなんですが
2022年4月19日
私、年下攻めの方が年上攻めより全然好きなんですよ。この作品2カップル出てくるんですが年上×年下と年下×年上どっちも出てくるんです。いつもは年下に流れる筈が、2人のキャラが好きなのか、年上攻めの方のカップルのが好きという。珍しい作品。作者様、当たり外れ個人的にあるんですがこちらは当たり。
私としては鼎が主役なので…
ネタバレ
2021年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんもあとがきでおっしゃってましたが…。鼎と高砂がくっつくパターンもあったと。私はそれが読みたかった!表紙を見て、それはないのだろうとは薄々感じてはいましたが、最後の最後まで諦められなかった。鼎は、作者さんお気に入りの美人、ツンデレ、不憫受けに輝いたみたいですが。ボタンの掛け違いかぁ。あるけどね。高砂が宮を選んだのが、納得いかないのよね。なんか年齢差があり過ぎて気持ち悪かった。
鼎と万座苦手。ヴィンスは論外
ネタバレ
2021年7月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ この先生の作品ではじめて設定や登場人物が沢山でなかなか入り込めず、少し読んではやめ、また読んでやめを繰り返してました(笑)読み始めたらみんなが宮のことを想ってるようで綺麗ごとをいってるだけで、逆に宮を傷つけていてイライラしてしまいました。鼎が1番優柔不断で肝心なことからずっと逃げています。すぐ流されるけど気持ちはグラグラでそんなんだから初恋を引きずって、結局一番宮を傷つけてるじゃんか!って全く好きになれなかったです。最後も万座の申し出をキッパリことわるわけでもなくモヤモヤです。その万座も愛妻家とかいいながら10年も関係して、娘バレしたら別れるとか本当になんなの。バイが一番たちわるいわ。高砂は実らなかった初恋は気持ちを整理して、ちゃんと新しい恋に向き合っていて、鼎たちと正反対でした。そんな高砂と宮が遠回りしまくっても、両思いになれてよかったです。
様々な想いで溢れてる
ネタバレ
2021年7月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4人の登場人物が短いスパンで代わる代わる登場するとか、終盤まで結末が、誰と誰が結ばれるかがわからないとか、いろいろな面で挑戦的な作品だったと思います。後書きからも凪良先生のこの作品への思い入れが伝わってきました。
家族愛、友情、恋心とたくさんの想いがあって、それぞれが絡まり合いながら進んでいくので、一対一の恋愛だけでは得られない読み応えがありました。この交差する想いがどう結ばれていくのかが気になって、夢中になって読みました。
結局最後は高砂が一番美味しいところを頂いちゃって何かずるいなぁと思いましたが、まぁ宮くんが幸せになれたからいいか。鼎は今までそれなりに好きに生きてきたんだしと思いつつ、切なさは残りました。自分もいい大人だし親だから気持ちはわかるけど胸が痛かった。それぞれの相手を想う気持ちが温かいけど、ちょっとほろ苦さも感じる読後感でした。振り返ればこの一冊で様々な想いに触れられて、いろんなことを感じさせられた、ものすごく贅沢な小説だったなぁと思います。
思ったラストとは違うけど
2021年7月11日
そことそこがくっつくのか〜と思ってしまったけれど、宮が幸せになれたなら良いのかな…先の事を考えると歳の差ってあんまりない方が良いんじゃないかと思っちゃうけど。
さすがの凪良ゆう先生で、安心して読めました。続編楽しみにしています。
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作者さん買い
ネタバレ
2020年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物みんなの想いが交差して、途中どうなっていくのかわからなくなりハラハラしたり、楽しめました。読み応えがあります。本当は両思いだった高砂とカナちゃんのところは、少し切なくモヤモヤしましたが、最後はなっとくの結末でした。
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ヤキモキ
2020年4月25日
一体どうなるの?とヤキモキしながら読めます。すれ違いもここまでいくとしっかりして〜〜と思ってしまいました。
凪良さんぽさ全開ラブコメ
2018年5月15日
この作品は、某家政婦もビックリするほど主人公たちが「見ちゃって」、こじらせ、何でわざわざソッチ行くかなと最悪のタイミングでストーリーが動く、まさに「わざとら」・「こじらせ」のコンボ炸裂、凪良作品の真骨頂とも言うべき一作だなと思います。
主人公たちの境遇はわりとシリアスなんですが、こじらせ過ぎてラブコメというよりギャグ臭さえあります。
だけどそんな凪良作品が好きなの、「こじらせの紐解き」がたまんないの、という方には堪らないと思います。
紐解きが完了した後、これでもかと発揮される攻めのスパダリっぷりが気持ちよく、読後はスッキリ。
十年温めた作品というだけあって(あとがき)、キャラそれぞれに愛着と思い入れがあるのが、読んでて伝わります。まさに凪良さんの『親心』ですね。
続編を書かれるなら、のんびり待ちたいです。
実験的な
2018年5月12日
凪良ゆうさんが好きで、殆どの作品を読んでいます。
色んなテイストの作品を書かれる作者さんではありますが、丁寧で切なく、登場人物それぞれにきちんと背景の感じかれる描き方が特徴です。
その中でもこの作品は、登場人物4人それぞれに焦点を当てながら順繰りに描く特徴的な作品でした。
ある意味作者さんにとっても実験的な描き方だったのかな、と思います。
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複雑!?
2018年4月22日
それぞれの想いが絡まりまくり。こっちもあっちも想いが叶ってほしいと思けど、そんなわけないし。最後は1番無難に落ち着いた?
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読みごたえある
2018年3月12日
4人それぞれの視点で話が展開していきます。宮くんがとにかく純粋で健気で可愛いので、幸せを祈らずにいられません。複雑に絡み合う四角関係がどうなるのか気になって即下巻購入してしまいました。それぞれのキャラが魅力的に書かれているので感情移入しやすくて面白かったです。
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それぞれが良い
2018年2月28日
切なさや胸キュンや色々詰まって面白かったです。それぞれのキャラが生きていて良かったし、宮くんの不憫なのに健気ってとこが応援せずにはいられませんでした。
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下巻まで読みました
ネタバレ
2018年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上巻を読んだ時点でとても面白く、展開が予想できない状態だったので、下巻を楽しみにしていました。そして先日下巻を読んだのですが…。悪くはないですが、人間関係がこじれにこじれ、女ストーカーの刃傷沙汰まで出てくる上巻に比べると、うん。普通。と言わざるを得ない展開だったような…。もちろん、話を収束させなければいけないので仕方ないと言えば仕方ないのですが、下巻はすこし、パンチが足りなかったかな…と思ってしまいました。期待値が高すぎたのかも。あと、下巻に入るとさらに人間関係が複雑になるので、若干やりすぎかな〜と感じました。(むしろこの物語の趣旨がいかに人間関係を複雑化させるか、だった気がする)正直、万座さん要る?って思ってしまう(いや要るんでしょうけど)。もうちょっとだけ人間関係をシンプルにして、そのぶんそれぞれのカップルがきちんとまとまるまで書いてほしかったかな〜と…。万座さんの娘云々は個人的に蛇足だとしか思えない。とは言え、2019このBLがやばいに入ってきそうな作品だとは思います(凪良先生だし)。何にせよ宮くんは幸せになれて良かった。酷評しましたが作品としては面白いです。
恋愛、友情、家族、タイミング
2018年2月18日
下巻のあとがきにも書いてありましたが、設定はいくらでも変えることができ、だからこそ、思う事も色々で、宮くんのストーリーとしてはやはり、前半が辛かっただけに、後半が良かったなと思います。なので、評価は上がりました。
恋愛や友情や生い立ち、そして、どう選択していくかとか、じれったい気持ちとか、苛立ちとか、、うまく織り交ぜて、描かれているなと、改めて痛感しました。
自由奔放そうで、口が悪い鼎さんのお話しも気になるので、楽しみ。
評価が難しい
ネタバレ
2024年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の宮もお相手の高砂も叔父の鼎も割と好きなタイプのキャラクターだったし、読み始めたら先が気になって最後まで徹夜で読みました。でもその他のキャラクターがもうほとんど苦手!
特に高砂の元カレの息子がもうクソガキで最悪。可哀想ではあるけどあの親に育てられて逆になんであんな甘っちょろい仕上がりになってるのか謎。
鼎の相手候補の国生も苦手なタイプの強引年下攻めでしんどかった。強引に迫るタイプの未成年年下攻めは相手を犯罪者にしてるという自覚をもっと持ってほしい。
宮の友だちとしてならそれなりに良い奴だけど攻めとしてはダメダメ。鼎の相手は万座が良いな…でも国生優勢て終わったから萎えました。まぁあとがきによると決まったわけではなさそうですが…
一気読みしたし過去の主人公と叔父のエピソードではちょっと泣いたしメインのカップルに不満はないですが、読んでてストレスが溜まるキャラクターが多くしかも出番も多いので読み返しはしないかも。
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カップリング
ネタバレ
2023年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ この組み合わせ不満と言えば大いに不満足です。長年の両片想いが報われないのは切なくて、それはそれでいいのですが、お相手が好きだった人が我が子同然で育てている甥で幼いの頃からずっと知っているティーンエージャーってそれは無いでしょうって思います。そんな子供に対して邪な想いを懐き欲情するって気持ち悪いです。鼎の場合でも確かにアプローチしたのは向こうですが、お相手が息子の親友ってこれも不快です。ビジネスパートナーの彼には是非とも頑張って欲しいものです。と言うか鼎はもう2人共切って別のお相手を探すのが一番かと思いますけど。ぐちゃぐちゃでしたね、この4人プラス脇役の3人。恋の行方が何処に行くのか、散々振り回された感じです。文字通り日本からパリ、そしてインド経由でタイの世界旅行もしますし。自身もしくは親の恋愛を通した若者達の著しい成長そして同時に大人/親達が子供達を通して学んでいく様子がよかったです。いくらBLでも紗耶花が男性の名前ってあり得ないと思うのですが。花房氏に対する鼎のやり方も私には理解出来ません。各章の題名が凝って、あれも物語の一部として楽しかったです。
好みがわかれそう
ネタバレ
2023年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ う〜ん…個人的にはこの人物が特別魅力的とか、気持ちや行動にあまり共感できませんでした。好みのカップルがいなかったのと、それぞれの人間関係など登場人物が絡み合うのもなんか物足りないというかモヤモヤするとおいかスッキリしない感じがしました。上下で詰め込み過ぎ…?
途中でギブアップ
ネタバレ
2022年7月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凪良先生の構成力で上巻の途中までサクサク読めたのですが、高砂と鼎ちゃんの要素出てきて年齢的にもこっちエンドかな...?だよね...?と思い始め、その後も読み進めるうちにこの二人エンドしか考えられなくなりました。
どうしても終わりが気になって下巻をちらっと見てみると高砂と宮エンド。鼎ちゃんが国生万座どちらと結ばれるのかはわかりませんでしたが、プツッと気持ちが途切れてしまい読むことを諦めました…
歳の差読むのもう辞めます( ; ; )
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小説として面白かった。
2020年7月27日
作家さんが大好きで購入。
小説としてはさすがの文章力だと思いました。BLとしては予想通り、設定や登場人物にはまれずでした。
凪良さんの意欲作だと思います
ネタバレ
2019年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説としては、凄くおもしろかった。でも、登場人物の性格とか考え方がわたしにはあまりあわなかった。とくに鼎にはあまり魅力をかんじませんでした。ジェシーと龍パパがいい味をだしていたと思います。
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メッセージ性の強い群像劇のよう
ネタバレ
2019年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4人の他にも登場人物が多彩で複雑ですが、でもそれぞれの人物像がしっかり描かれているのですごくわかりやすかったです。私は高砂×鼎推しなので残念な結末ですが「もし高校生に戻れたら今度こそ告白する」と思いながらも、守るべきものが大きすぎてもう動けなくなってしまった鼎の心情が切なくて焦れったかった。自分の幸せより宮の幸せを願う親心が切なかった。恋人にはなれなかったけど、高砂にとってかけがえのない存在になる事で長い片想いを手放した鼎が素敵でした。続編も書かれるそうですが、鼎の周りの人間模様はグレーゾーンのままぼかしておいて欲しいような気もします。怒涛の上巻と答えを見つけ収束へと向かう下巻。自分を殺して生きてきた宮が全力で幸せを掴みに行く成長した姿が見られて良かった。恋愛と家族愛と友情。とにかくたくさんの愛が詰まった作品ですが、誰の気持ちに寄り添うかで感想は変わるかと思います。私は鼎派なのでhappy endとは言い難いかも。
少し物足りない
2018年11月10日
4人の人間関係が絡み合ってそこは面白いとは思うけど、そのせいか冗長に感じてしまった。鼎がやたらと褒められていたけど魅力がさっぱりわからなかったのもその一因かも。
読了しんどかったです
ネタバレ
2025年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凪良先生の作品はそれなりに読みましたが、こちらは絵が好みではなくて積ん読でした。
…そして合わなくて下巻は読み飛ばして読了しました。

登場人物が多くてあちこちでタイミングの悪さで誤解と悪循環の連鎖。視点も二組の攻受視点なのに加え、いいところで視点切り替えされるのでイラッとしてしまいました。早く先が読みたい読者の気持ちを狙ってのことだったかもしれませんが、上下巻でそれを繰り返されるとしんどくなってきました。
極めつけは37歳の大人同士がそれぞれ18歳と恋人になること。主人公受はいい子で応援してあげたいけど、それ以上に受の叔父の鼎に高砂とくっついて欲しかったです。子供達もしんどかったけど鼎はその倍の年月しんどかった訳で、ずっと好きだった相手を思いながらセ◯レに抱かれ、極めつけに甥がその相手とくっつくなんて可哀想すぎました。もちろん鼎には熱烈に思ってくれる受の友達がいて救済はされてますが、ちょっと違うかなあ…と。

評価が高い作品なので好みの問題が大きいと思います。私は希望カプ同士がくっつかなくてモヤモヤしてしまい、とても高評価にはできませんでした。
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読んでて不快
2025年2月1日
1巻の途中まで読んだのですが、読んでて気分悪くなっちゃったので読むの止めました。登場人物が多すぎる。しかもたくさんのキャラが出てくるのに全員不快で最後まで読むことができませんでした。
ハマる人と、ハマらない人がいるんだろうな
ネタバレ
2021年11月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凪良先生の作品が好きで、沢山読ませていただいています。
残念ですが、初めてハマらなかった作品です。
みなさんのレビューを読むと、高い評価の方もいらっしゃるので読む人によって評価がとても分かれるのだなと思いました。
お互いに思いあっていた37歳同士が、すれ違いのまま終わってしまい、お互い同時に19歳と付き合うなんて・・・。さすがにありえなさすぎる。
どうしても全く話に入り込めず。下巻の最後は飛ばし読みでした。
作者さん大好き
ネタバレ
2021年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん大好きで色んな作品読みました。
が、こちらだけは、期待外れでした(TT)

設定に無理があり過ぎて、感情移入できないし、中身が薄い。珍しいです、他の作品はどれもとても濃い内容なのに。

過去に長年片想いしてた相手の育てた子供、しかも高校生。自分の子じゃない子を、1人で育てるって意味分かってるはずだよね、『親友』って位置にいたなら。
いや、分かっててよ。
しかも中年のいい年した大人が、その子に恋心。。
ホントに?逆にその元々片想いしてた相手に気持ち深くなりそうなんだけど。。
歳の差はイイけど、『その子』には、あり得ない。。

例え姉の子でも、自分の子じゃない子を1人で育てるって、できないでしょ。1人でだよ?

気持ち深まるっしょ。長年、本気で好きだった相手だよ。
なのにその子供にって。。

恋は理屈じゃないとしても、この設定はあまりにあり得なすぎる。ってか、見ようによっては、ただの薄っぺらいゲスな人に見えてしまう。

その人の言う『好き』は、深さのない、ただの軽い気持ちなんだと感じてしまいます。


他の作品はどれも素晴らしい作品ばかりです!!
ホントは星1ですが、他の作品はとても素晴らしいので、他の作品考えて、1足しました。
期待外れ…
2018年5月3日
凪良ゆうさんの大ファンで、2巻の表紙の受がタイプだったのでとても期待していましたが、期待外れでした。
冗長で中身が薄く感じてしまいました。
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