胸がギュッとなって涙が出そうになるくらい切ないのに心が温まるシーンもたくさんあり今作も最高でした
あまり良いとは家庭環境の受け、苑
地元の有力企業の跡取り息子の攻め、明渡
苑は家でも学校でも居場所のない子でネガティブで受け身ですが、ウジウジした感じは全くなく、自身ではどうにもならない事で酷い扱いを受けているということから自分を守るためにいろんなことを諦めて嵐をやり過ごすような方法をとっているタイプ
ネガティヴですがオドオドしてないので好きなキャラクターでした
攻めのいとこの女の子カナコの前でクラスメイトに揶揄われ、揶揄われた辛さでなく自分はこういう扱いをされても良い人間だとカナコに気づかれたことを恥ずかしく思う
こういう心理描写は流石だなと思います
単純なカプの好きだの嫌いだのだけでなく、キャラクターの背景がしっかり作り込まれてるのが一穂さんのすごいところ
後半とんでもない展開になりますが、わたしはキャラの気持ちにも展開にも納得できました
ただ消化不良というかここからもっと見たい!という気持ちがあったので、続編のラブキスが楽しみです