ヒーローはヒロインと別れてからも忘れられず、ヒロイン以外の女性には全く反応しないほどヒロインゆ執着しています。再会してからは拒絶するヒロインにストーカーか!ってぐらい必死に追い縋ってる様子はちょっと可哀想になるぐらい。許してほしいとヒロインの言うことは何でも聞くと下手に出ているようで、欲求を抑えきれずぐいぐい迫っていく強引さもあって、かっこ良かったです。ヒロインは芯が通っていて、恨んでいたくせにころりと惚れちゃうようなこともなく、少しずつヒーローに心を開き、心を傾けていく様子が丁寧に描写されていて分かりやすく納得出来ました。大きな山場はなくちょっと物足りなさはありましたが、関係を修復していくような小さな小山は何度かあって飽きずに読めました。脇役のキャラも良かったです。