シリーズ9作目。シリーズと言っても、どこかしらで何かしらの出番があったキャラ達が、薄く繋がってる感じの関係性なので、あとがきを読むまでどの作品の誰とどういう繋がりがあるのか分かりませんでした。でも、だからこそ単品でも楽しめる良さがあるかなと思います。ちなみに私は4作目と8作目が未読です。
何とも微笑ましく可愛らしいすれ違いの数々で、お互いの気持ちが分かってみれば「あの時のあのセリフ・あの行動」にため息を吐きたくなる気持ちが手に取るように分かりました。その後のこれまでのロスを取り返すような溺愛バカップルぶりの反動が凄くて(面白くて)笑ってしまいました。結果的に最初から最後まで全く心配する所がなかったので、個人的にはもう少しハラハラ感が欲しかったかなと思います。