佐伊先生の生み出す魅力的な世界観感、精霊とともに生きる国を舞台とした骨太長編ファンタジー。
この作品にWEBで出会ったときの衝撃は何年たっても忘れません。こんなにすごい作品を書かれる方がいるのかと夢中になってすべての作品を読み漁りました。
『精霊を宿す国』は2人で1つの精霊を宿す精霊師。唯一無二、お互いを半神と呼びます。
国の事情と過去の出来事、それぞれが抱えている立場や事情、想いが複雑に絡まりあっています。
それぞれの唯一無二の半神への想いと歩みに何度も胸を打たれます。
たくさんのキャラクター、カップが出てきますがみんな魅力的で生きていると思える生き生きとした描写で書かれていくのでみんなが本当にいとおしい。
全四巻、大団円を見届けてほしいです。