江戸時代、罪人への墨入れを仕事としている入れ墨彫り師”桐生“と、吉原の男版・陰間茶屋でNo.1売れっ子の”白鷺”のお話。
桐生の純粋で健全そうな男の子ぶりと、白鷺のツンとしてるけど色気と男気があるところがよいです。
仕事と恋愛でそれぞれ夢があって、お互い相手を想っているけれど、2人に辛い試練が起こり切ないです。
タイトルに物語が凝縮されています。
“運命の出逢い”としては使い尽くされているお話ですが、こういうのってやっぱり泣けちゃう。
余談ですが、作品情報のジャンルに学生、教師、吸血鬼とありますが、全然関係ないです。
時代物ですがファンタジーでもないと思います。(何かと間違ってる!?)
総228ページ。