ネタバレ・感想あり未熟な楽園、或いはのレビュー

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良い
2023年1月27日
短編集でしたが、全部読み応えあってめちゃくちゃ面白かったです。暗めなので元気は出ません。だけどこの雰囲気大好きです。
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若さ、未熟さ、痛さの詰まった作品集
ネタバレ
2023年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『旅すること』コンビニ店員の安藤海が家出少年を拾います。家に帰りたくない中田智也は有名進学校に通う高校生で、その日から誰にも見つからないよう安藤の部屋から一歩も出ずに安藤の持ち帰るコンビニの廃棄で暮らし始めます。夢破れフリーターに甘んじる安藤は、かつて自分も同じ境遇にあったので智也を連れ帰ったのですが、他に行き所の無い智也を守ろうとする一方で、若さという未来と希望を持つ智也に嫉妬し、己れの過去を悔いるのでした。気まぐれに智也に当たり散らしたり抱きしめたりする姿に胸が痛みます。どんよりとした描写が続くのですが、二人の迷子に薄陽の差すようなラストが印象的でした。『communication』『home』元ヤンのみのる君と恋人の圭吾くんのお話。毒親との過去に苦しむみのる君を圭吾くんがそっと支えます。『草叢に隠れた』サークル(たぶん)の先輩のあまりの所業と言い返すこともできない後輩の姿が痛々しい短編です。いずれもキラキラしたBLではありませんが、作者の独特の個性が溢れる一冊です。
続きが気になります
2022年8月11日
メリバやヤンデレなど好きな方にはハマるお話かもしれません。
一冊に3作品入っています。どれも私の性癖にはドンピシャでした。
どれもこの先が気になるような終わり方で、もう少し踏み込んだ内容を読みたいと感じました。
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人を選ぶ作品だろうけど…すごく好き
ネタバレ
2022年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ セールであんま期待しないで買って読んでみたら、よかったです!短編3つで、表紙にもなってる「旅すること」がもうホントに素晴らしかった…。エロもあり、無理矢理の描写もありますが、攻めと受けが一緒に生活するうちに芽生えてくる感情がすごくリアルで…。どうしようもない苛立ちをぶつけてしまうのと同時に弱さを吐き出す、そこから2人は傷を舐め合っていくみたいな感じで。一見するとクズな攻めだけど、受けにとっても、お互い確かに「その瞬間」に必要な存在で、縋れるものだったんだなと思いました。でもそれだけじゃなかったからこそ、2人の選択した未来は暗いものではないと感じさせるラストでした。攻めの最後のあのセリフはなんだか心にズシンときました。何度も読み返しちゃいます。
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心が痛むけど、何度も読みたい
2022年5月5日
読後の余韻というか、心の置き場に困る作品でした。
読み心地が良い作品ではないかもしれません。
それでも読んで良かったと思える1冊でした。

表題作の主人公、なかなかに荒んでいます。
褒められた人物像ではないけれど、彼の痛々しさを誤魔化さない位の表現だからこそ心動かされました。
短編とは思えない位に、心を持っていかれました。
今後もふとした時に、彼らの事を思い返してしまいそうです。

人の弱さ、キレイじゃない部分。
どうしてそんなことするのよ…という人を見て、一蹴出来ず、心を痛めたりグルグル思いを巡らせてしまう様な方は、是非読んでみて欲しいなと思いました。

心が痛むのに、その痛みは温もりを残してくれます。
素晴らしい作品、出会えて嬉しく思います。
時々無性に読み返したくなる
2019年5月21日
3つの短編もの。
最後はハッピーエンドじゃなきゃって人や胸糞悪い話が苦手な人にはオススメしません。
読んでても明るい気持ちにはなれないんですが、時々無性に読み返したくなる不思議な作品です。
最後の話は続きないのかなー。ちょっと救いが欲しい。
なんだか知らないけど買ってみた
2017年5月6日
良かった。面白かった。読み応えありました。
商業誌ではなかなか見られない陰のある作品です。ヤマシタトモコさん風と書くと軽くなってしまいますが、似ています。このGWに6冊ほど電子書籍でBLコミックスを購入しましたが、初めて読む作家さんなのに断然いちばん良かったです。
私は好きです
2016年8月31日
前の方が書いている通り、最後はハッピーエンド!が好きな方にはオススメ出来ませんが、私は好きです。
表題の作品は、心に傷を持つ2人が、段々心を寄せ合って行く様子と、主人公の葛藤や苦悩みたいなものが良く伝わってきて、とても心に残りました。
最後の作品は確かに救われないお話なんですけど(汗)全体的になんだか惹かれるものがあります。他の作品も読んでみたいです。
甘くない
2016年7月21日
gateauの作品なのでなんだかんだ甘くて青春っぽい話なのかと思ったら、絵柄の通り全然甘くない作品集でした。ハピエン必須の人は避けたほうがいいです。さんざん現実を突きつけられた挙句ここで終わり!?って展開。特に最後の話はかなり後味が悪い。でも個人的にはグッときたので☆5です。
人生の影の部分。タイトルがいいな。
2024年5月6日
人生の影の部分にしっかりフォーカスしてくれています。
フィクションでは、ハッピーエンドであることのほうが多い。
でもね、実際人生にはこういう出来事の方が多いのかもしれない。挫折とか、悲しみとか、寂しさとか、怒りとか。
そういう部分が混ざって人間らしくなるんだよね。人間臭く生きていく。
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雰囲気が好き
2024年4月11日
表題作のなんとも言えない雰囲気が好きです。上手く行かない世の中で、生きていくのは正直胸くそ悪い。その中の絶妙な胸くそわるさが素晴らしく描けていると思いました。
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どれもスッキリとはいかない
ネタバレ
2023年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 168p、1作品目「旅すること」は約100pの同人誌加筆修正された作品。コンビニ店員の安藤と家出して来たDKの中田の話。行く当ての無いDKを自分の家に招き入れるが…。どちらも先の目的の見えない今をただ単に過ごして今、在るだけ。安藤の感情のぶつけ方は壊れているな、と感じたが中田を手放せたことは良かった。中田の人生が動き始めた。2作目「communication」も同人誌の加筆修正された書店員の実とコンビニ店員圭吾の話。3作目「home」は2作目の実の苦しいDK時代の回想からの描き下ろし。圭吾の突然、豹変するシーンに何となくホッとした。4作目は「草叢に隠れた」はWEB掲載「飲みサーの大学生」を改題、加筆修正作品。何なんだろう?クズ?でも最後は物悲しい。
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絵には
2023年8月14日
ちょっと癖?個性あります!が、お話の雰囲気と合ってると思います。最後のお話がもう、、、報われなさすぎて、、、続き欲しいけどこの後味の悪さがまたいいのだ、、、
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歯車が噛み合わない
2022年6月14日
凄く悲惨で、下の下まで落ちて不幸になってというよりは、日々の生活の中で1つずれたら少しずつ歪みだして…の様なねっとりした雰囲気を書かれるのが凄く上手です。最後の話はもうちょい読みたかったな!!
読了。なん・・かね、
2021年8月3日
重めの話だけど・・深いなあ。表題作「旅すること」え?ここで切れる?そのあと欲しいよおーー。最後まで、書き下ろしを期待しながら読んじゃった。ちょいヒリヒリしてもイイからハピエンで❗kayamaセンセ、お待ちしてます。なあ~んか気になって読み直す。あ、ここのセリフは、こーゆー意味だったのかあって新発見する。
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嫌いじゃない。
2018年5月5日
最後の話の先輩は何なんだっ!あれで終わりだと救いがない。あの後どうにかいい方向に持ってってほしい!続きが欲しい。
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よき
2017年5月22日
ハッピーエンドではないけどわたしはすごくすきな感じでした。表題作の2人の未来が知りたい〜
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表紙買い
2017年5月6日
表紙に惹かれて買いました。全部が全部ハッピーエンドではないけど、心に残るお話ばかりでした。二人の未来を想像する楽しみもあるかな~。
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好みではないけど熱量は感じる
2022年5月6日
168ページ。
中編ひとつと短編3つ入り。
・「旅すること」約100ページ。安藤がなかなかに下衆なのにちょっとカッコつけた感じとか苦手だし、中田くんも有名進学校設定の割にダメ感強すぎるし、その他もろもろ正直好きな要素はゼロ。でも読ませる熱量はあって、なかなか良かった。外との温度差を感じるシーンが印象深く、ラストページが鮮やか。星4寄りの3。
・「communication」カップルの日常。星3。
・「home」前の続き。個人的に、親との仲に説教して良い話に持ってくの好きじゃない。あれを見ると、うらやましい育ち方してんな……って急激に冷める。星2。
・「草叢に隠れた」先輩のクズっぷりがすごいです。ひたすらかわいそう。星1。
救われる
2021年5月3日
最初の話が好きでした。
この家出少年が昔の自分と重なって見えたのか、お互いが何かしらを抱えていて、二人の歪な生活が始まるという感じ。悲しい最後ではなくお互いが救われたのではないのかなと思いました。
綺麗なBLではない
ネタバレ
2019年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵柄のせいか、匿う大人の攻めが高校生の受けに手を出すのに引いてしまいました。殴るし全く愛ないやん。最後には愛あるんでしょうが…。攻めがなかなかのクズです。昔助けてもらった人みたいになりたいと高校生を拾ったのに手出すし、その恩人からも絵を盗んで何も言わずに出てったとか…。あとバイト先の女もヤバイ。あと2つ短編が入ってます。最後のやつは受け可哀想…。これも攻めはクズ。イラッとするしなんだか暗ーい気持ちになれます。
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作家名: kayama
ジャンル: BLマンガ 学生(BL)
出版社: 一迅社