海が見える町が舞台なのがお話の雰囲気と合ってて素敵。桜次郎の熱い視線と晴仁さんの距離感は絶対何か気持ちを秘めてるって思わせるのに、そこに触れることなくストーリーは進んでいく。
逆に晴仁さんが廃品を丁寧に直していくシーンはしっかり描かれていて、同じように桜次郎が優しく丁寧に救われていったのかがわかってたまらない気持ちに…。あぁ直接的じゃないこの表現の仕方がこのお話の魅力か!
最後二人の気持ちが抑えきれなくなったシーンは出会ってから今までの気持ちが爆発したみたいに熱くてめちゃくちゃ良かったーー。
お父さんの話だけ違和感ありでどうかなって思ったけど、全体的に雰囲気の良い夏に読みたいちょっと大人な作品でした!