荒井先生、作者買い。
『あふれてしまう』は甘さが印象的だったので、本作では驚かされた。繊細な心の触れ合いに震え、先生へのイメージがガラリと変えられた。
こんなに透明感のあるセッ○スは初めてだった。
見ていて涙がこぼれた。
人は誰もが足りない欠けた存在。
だから知らない内に誰かを探しているのかな。
そして自分の唯一を見つけたならば、
その想いを言葉で伝え、絵や歌で伝え、体温を伝える。
そしてその最たるものがセッ○ス。
自分を与えたい、相手を知りたい。
2人で1つであるのが完全かのように、
それぞれの深い部分を重ね交歓する。
彼らの愛の透明度に息を呑む。
息を止めて動けなくなるのは、
2人の世界を壊さぬようページをめくる自分。