時代考証や服飾・文化その他諸々に間違いを見つけると一気に萎えてしまう私ですが、この作者さんは話の軸とは直接関係ない細かい部分まで徹底的に調べ上げていてすごいの一言。作品を楽しみつつとても勉強になります。
そしてなんといってもメイン二人が魅力的。健気でまっすぐなエネルギーの塊みたいな百と、粋で包容力のある卍。お互いにつらい過去をかかえているものの、寄り添って支えあいながら、少しずつ乗り越えて生きていく二人を全力で応援したくなります。百の天真爛漫なかわいさが卍を癒し、卍がベッタベタに甘い愛を百に惜しみなく注ぐ様はまさに破れ鍋に綴じ蓋。百がとにかく可愛い上に、粋でいなせな色男(卍)が浮気もせず、ちょっと子供っぽい童顔の大男(百)をひたすら溺愛してるのも可愛くてたまりません。
二人にはずっと幸せでいてほしいなぁ