ネタバレ・感想ありワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】のレビュー

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何度も読んだらまた面白い。
2025年3月3日
この作品だ、充分に堪能し、続編のセンス・オブ・ワンダーで、さらに面白みが上がって、またこのワンダーフォーゲルの初めから読み直してまた味わい深い面白さを感じ。
と、こんな感じで、何度も読み返したくなるスルメのような味わいの作品。
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おもしろかったです!
2025年3月1日
ワンダーフォーゲルというのは「自然に親しみながら心身を鍛錬し、語り合うことを目的とした青年活動」のことなんだそうですが…
まさにこの作品はしろう×ゆうちゃん、稜×イブさんの4人でワンダーフォーゲルしているような内容でした。
先人のレビューにある通り続編『センスオブワンダー』にて霧に包まれた何もかもがすっかり明らかになるのですが、リアルタイムで読んでいた方々はよくぞ後発が出るまでの数年間このモヤモヤに耐えられたよなあ…と感心してしまうほど『ワンダーフォーゲル』単体だけでは本当にわけがわからない。それでも、ひたすら伏線だけが張り巡らされるのみでエチもほぼないというのに評価が低くないのは、読ませるうまさがあるからだし何よりキャラが魅力的だしセリフ回しも面白いからなのでしょう。事実わたしもみえない友達の正体を知りたかったり、傾国顔のイブさんとどう見てもおっさんなマリさんの魅力を頼りに読み進めていたところがありますからね…
まとめますと、まず、しろう×ゆうちゃん(このカップルはキスのみ描写)の奇怪な過去から話が広がっていき、『センスオブワンダー』では稜×イブさんをメインに謎がどんどん解決→稜イブのゴタゴタと恋愛(こちらはイチャラブエチあり)に話が推移していく感じです。
そもそも医者だったゆうちゃんのおじいちゃんが催眠療法を使ったりで余計なことをしなければみんなの記憶(主観でしか覚えていない)もこんなに絡まなかったんじゃないかと思うのだけれど、話をここまで面白くし、個性も生い立ちもバラバラな4人を結びつけたファンタジスタもまた、そんなじいちゃんなのだという皮肉。
読めば読むほど味が出る
2024年12月22日
放浪先の沖縄で野宿を続けていた男が、台風の避難先で小説家の家にお世話になることに。不思議な力を持つという小説家と閉所恐怖症の男との嵐の一夜から生まれた恋のお話。またその人物が関係者として登場する前日譚的なお話。
この感想を書いていて改めて気付かされるのが、この作品は2つ目のお話「ワンダーフォーゲル」が主軸なんだということ。それをくってしまうくらい最初の「みえない友達」が難解すぎて、噛み砕くのに必死になってしまいました。一度読んだだけでは内容がさっぱり分からない上に、登場人物が誰が誰なのかを区別することも難しい。一体何の話をしているのか、どんな関係性なのかも分かりづらく、何度もページを戻ったり、名前を確認する作業を繰り返した人は多いはずです。だけど、何度も読み返し、色々な人のレビューを参考に考察していくうちに、驚くくらい話の内容がクリアになるから不思議です。良く理解した上で読み返すと、今までちんぷんかんぷんだったのが逆に不思議になるくらい話の内容がスッと入ってきて、描かれるべきところはきちんと細かく描かれているし、話す内容も過不足なく的を得ているのがちゃんと読み取れます。こんな不思議な体験は初めてでドキドキしました。自分がこの世界に入り込んでいけるかどうかが理解力に表れるなんて、作者様の漫画は本当にすごいと思います。
このお話には続編があり、考察したものが結実し、ストーリーとしてきちんと補完されるだけでなく、「みえない友達」をよりクリアにする展開になっています。ぜひセットで読んで欲しいです。
1作目。難解な前フリ。。巧妙で面白い!
2023年10月21日
200ページ、見えない友2話+表題作3話。

<1:本作→2:センスオブワンダー→??>
まず先に断っておくと、ややこしいのが苦手な方には向きません。
読み始めがさっぱり意味不明!
誰?何?続刊から読んじゃった??
と不安になるかもしれませんが、この`見えない友`がはじまりです(笑)。

ミステリアスな進展で、徐々に意味が見えてくる。
2度読み&続刊とセットで丁寧に読むと、その様々な前フリが効いてきて非常に面白いです。

冒頭部分は前フリ的な、導入ストーリー。
まずこの`見えない友`を先に2回読むと、とりあえず状況が見えてくる。
ここまで主人公も違い、BLまでもいきませんが、作者さんファンならぜひ丁寧に読んで欲しい。

そしてその後で本編スタート。
全く登場人物が変わってくるので、??と思う方もいるかもしれませんが、大丈夫。
背景ストーリーは冒頭2話の内容も出てくるので、最初の人物たちも脇役登場します。

本作1冊でも読了可能ですが、さらに続刊で冒頭2話のミステリアスな部分への締めくくり的なお話&本編2人のもの足りない仲のその後もあります。

読後の満足感的にも、ぜひとも2冊セットで読むのを強くオススメします!
冒頭部分が一番ややこしいので、疲れている時の流し読みには全く向きません。
(ぜんぜん面白くない、笑)。

休みの日やゆっくり丁寧に読める時など、2度読みしたりお話の世界に入り込める時間のある時ですと、作品の進展の巧妙さ、奥行きの深さと、さらには自身の想像力からの深読みの余地まで十分に堪能できるかと。。

いやいや、さすが作者さま。。
絵もキレイ系じゃないし、読むまではとっつきにくいんだけど、作品の良さを感じると、ほんま、読後の満足感がハンパない!!

そしてっ!
坂東センパイ!
探したよ!
探しましたよ、私も〜!
(レビュー見て私だけじゃなくて嬉しかった、笑)
オチはおまけにあります。
坂東センパイが気になる方は、続刊まで読みましょう〜(笑)。

ところで、冒頭の2人は前フリネタの人物として終わってますが、この2人のお話はないのかな〜?
あったら、絶対読みたい!
なにげに単純アホの子に見える南くんが、カワイイ〜!

作者さま、担当者さま、いつかで良いからしろうくん達のお話も描いて欲しいです〜。

〈描き下ろし〉
夏休みの友9p+電子限定?相談室4p+カバー下ミッション&あとがき1p。
何かいい…
2023年7月11日
作者様買いです♪書き出しから謎だらけなんだけど、いろいろ分かってくるうちに登場人物達に親近感湧いて引き込まれていきます!センスオブワンダーに続きます♪
運命の糸
2023年6月6日
2組のカップルの連作集。

この作品、最初に第一話を読んだときには、あまりにも訳が分からなくて思わず笑ってしまった。なにこれ全然意味わかんないwwww

とりあえず一旦途中で読むのをやめ、もう一度最初から仕切り直し。
二度目は登場人物の顔と名前をしっかり確認し、会話の中から過去に起こったらしい出来事を拾い上げ、推測してゆく。

淡々と物語は進んでゆくけれど、なんともいえない不穏な空気。
やがて浮かび上がってくるのは驚愕の事実――。

一筋縄ではいかない作品。誰が読んでも分かるように、読みやすく描かれている作品ではないです。

でもそこがいいのかも。
読み返すたびに新たな発見があって面白い。

複雑にもつれて、こじれて、からまりまくった運命の糸だけど……
最後は全員、きちんと収まるところに収まっているのがすごい。

作品後半、「ワンダーフォーゲル」のほうはもっと分かりやすくて、のんびり南国の空気を楽しみながら読みました。先生のストーリーテラーぶりが存分に発揮されています。

2篇とも、ものすごく草間さかえ先生らしい作品。
ストーリー重視の方におススメ。
6/15までセール中
作者さま買い!
2023年5月13日
続けて二回読み直しました!大学のサークル話からどんどん話が広がっていくこの作品、草間先生の世界には毎回圧倒されます。どうしたらこんなストーリーを考えつくの??そして南の島の空気と嵐の高揚感、とても描写の上手な先生の作画に本当にに自分もそこにいるような気分になりました。
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謎解き中心
2022年12月30日
作家さん買い。終盤まで明かされない部分があって、それを踏まえて2回目読むと1回目には分からなかったところが色々腑に落ちて、あぁーー!!ってなるやつです。エロは少ないですが、続編のセンスオブワンダーではもう少しラブが増してるのでそちらも是非。
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雰囲気がすごい良い記憶ミステリー
2022年12月4日
不思議な過去を持つ4人、2cpの話が出ててきます。幼い時の体験の記憶が、それぞれの抱える思いによって少しずつ異なっていて彼らの今に影を落としていたり、それによって双方への想いが続いている、そんな不思議で雰囲気のあるお話でとても面白かったです。
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不思議な森に迷いこんだかのよう
2022年10月1日
精神科に通っていた登場人物たち。でも、あの頃の脳内って、妄想と現実の差が曖昧だったり。だからこそ、それぞれを想う気持ちが強すぎておきてしまった、摩訶不思議な時間だったのかな、と。草間ワールド全開の世界に迷いこめて良かったです。沖津くんとイブさんの、青缶(笑)見たかったです。ちなみに、しろうくんとゆうちゃんは、イブさん曰く「ヤッちゃってる」らしいけど、どちらが攻め受けなのか(笑)気になります。
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読めば読むほど 奥行きが深まります。
2022年9月5日
”作品内容”を読んで なるほど、あの人が あぁで、この人が こうで、とか思って読んだら めっちゃ 難解な作品を読んでる気になります。ま、でも、沖津くんが その謎解きのような、解説のようなことを 後々にしてくれますが。そして、もう一度 最初っから 読み直すと 作品に めっちゃ 奥行き(深さ)が出ます。とっても 不思議な雰囲気のする作品です。でも 2度目、読んだ時、色々と合点するから 世界観の虜になると思います。(なりました、が 数か所は え、なんで?という点が残ったます。)沖津くんは ツンデレだと思いました。ゆうと君に対しても 世界一 優しい友人だし。(でも ツンだから いつも 意地悪な言い方しかできない、w。)イブ先生に対しても しっかりと向き合い イブ先生の心を溶かしちゃったし。まぁ、イブ先生も 天然人タラシだとも思いますが、w。一番 よかったのは、ゆうとくんとしろうくんが 長い月日を経て、再会できたことが、たとえ 偶然であっても 最高かよ、と思いました。
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最初はなかなか難解なストーリー
ネタバレ
2022年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 導入部分で続編の「センスオブワンダー」の主人公、ゆうととしろう君が出てくるので、「センスオブワンダー」と同時進行で読んだ方が、内容がよくわかるかもしれません。このお話はゆうとに名前を貸した沖津稜君と小説家のイブ先生がメインキャラクターです。人の心が読めるというイブ先生が文壇大御所の神井先生のゴーストライターをしていたり、島のお店の大将からラノベのネタを貰っているという設定が面白かったです。そこに飛び込んできた沖津君。彼はイブ先生の心にもどんどん入り込んできて、二人は結ばれます。草間先生の繊細な筆致と相まって、タイトルの通り、不思議なストーリーで引き込まれますが、登場人物の人間関係は押さえておいた方がいいかも。
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2周目が面白い!
ネタバレ
2022年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 定期的にセールになるこちらの作品。
最初に読んだ時は人物の見分けがつかず、会話も意味がわからず、正直読むのが辛いレベルでしたが、何とか最後まで読みきってから読み返してみたら目茶苦茶面白い!
出てくる人物は最初は黒髪の人達が見分けられなかったけど、慣れたらわかるようになりました。それぞれに個性豊かで味わい深い。
「見えない友達」という話が最初に入ってるので、この話に出てくるしろう君とゆうちゃんがメインカップルかと思ったら、「ワンダーフォーゲル」では違うキャラが主人公でこっちがメインカップルでした。
最後に、この先生の作品の受は処女率が非常に低いイメージだったので買うかどうか迷ったのですが、意外にもユルそうに見えたイブさんが尻は未使用でした。ゆうちゃんは不明だけど、多分清らか。
謎に謎を盛り込んで、独特です
2022年7月1日
BLというより、もうミステリーですよね。推理しながら読んでいくので、すごくおもしろい。これは、また新しい感覚で楽しめました💗
エチ、きゅんきゅんなどをお求めの方には合いませんね。こちらは、頭をフル回転して読み進めながら推理していく楽しさを味わう作品ですね。何度も読み返す作品と言うより、ぐちゃぐちゃに絡まった糸が解けて綺麗な一本になる快感を味わえるので…星5♦
こちらを読んでから、「センスオブワンダー」を是非。
あーもう、大好き‼︎
2022年6月28日
ミステリアスでどきどきして、洒脱な会話と大人の色気にグラッとよろめきました。ワンアンドオンリー草間さかえ先生の魅力満載です。沖縄の開放的な空気がまた良かったです。
面白い!
2022年6月26日
200p、「見えない友達」「ワンダーフォーゲル」番外編、あとがき。描き下ろしイブ先生のなんでも相談室4ページ、カバー下。
面白かった。セリフ回しの中で想像を掻き立てる。人物設定の説明も無いままストーリーが進むので隅々まで内容を熟知しようと夢中になって読む。ニヤっとする笑いも其処此処に散らばっておりこれは一読すると面白さ実感する。何気に皆んなに翻弄されている南くんが可愛い。白眼に点目が可愛い!
不思議な物語
2022年6月20日
高レビューどおり、グイグイとお話に引き込まれていきました。不思議で独特な世界が新鮮でした。??なところもありましたが、もっと読みたくなる作品です。
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面白い!
2022年5月5日
兄弟のように育った2人のそれぞれの恋、、、だけじゃない!!その背景が面白い!!超常現象のようなサスペンスのような。少し難しい所もあったのでもう一度読んでみます!!
気づけば夢中
2022年4月27日
作中に深く深く潜っていくような感覚で読みました。
考察が苦手なので普段はしないのですが、今回は読んでいる最中も読後もあれこれ考えるくらい夢中になりました。

一回読んだだけでは分からないことが多く、再読してみると見逃している所がたくさんあったことに気付きました。
散りばめられた何気ないひとコマひとコマの意味に気づいた時の喜びったらないです。
草間先生の作品を読むと、漫画って無駄な絵はないんだなと改めて思いました。
こんなにワクワクできる時間を過ごせて幸せです。
続編も読んできます。
全200ページ。
(30%値下げセールで購入)
子供の時のゆうちゃんに何があったのか
ネタバレ
2021年12月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『みえない友達』大学のサークルで平坂幸四郎が南くんと沖津先輩に引き篭もりになったきっかけを話し始めます。小1の時に友達のゆうちゃんが目の前で誘拐されたこと、でも誘拐の届けは出ていなくて、目に見えない友達•イマジナリーフレンドだと思われたこと。その治療に行った精神科の医師が自分の見た誘拐犯だったことで平坂は外に出られなくなったのでした。けれども身元不明の遺体が発見されたおばけ屋敷で、平坂はゆうちゃんに貸した自分の本を見つけます。ゆうちゃんが実在するのなら助けなくてはならないと、グループセラピーに通い、そこで出会った閉所恐怖症の沖津稜から、ゆうちゃんに会わせてやるから大学に入れと言われ、今に至るのでした。その沖津稜と小説家のイブさんとのお話が、続く『ワンダーフォーゲル』です。相手の考えていることがわかるという、やたら勘の良いイブさんの家に泊めてもらうことになった稜は、ゆうちゃんの数奇な子供時代を語り、そこから二人の距離が近づいてゆきます。こちらはエロありでBLみが深いです。ゆうちゃんの身に何があったのかは謎のまま、2CP+南くんの活躍は『センスオブワンダー』に続きます。
不思議だけど安堵する
ネタバレ
2021年12月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 草間先生の不思議な魅力あふれる作品。オープンエンドとも言えるストーリー運びか魅力的。出てくるキャラクターそれぞれがイキイキしててリアルです。
謎の誘拐事件。本当は何が過去にあったのか。それすらがはっきりしなくても今が大切で、今を生きてるんだね。と、感じました。記憶ってそれぞれが違うので、真実も違ったりする。そんな面白さがあります。直接的なエ○は少なくとも、醸し出される雰囲気がいいんです!ゆうちゃんとしろうくん。イブ先生と稜くん。文字にするのももどかしい!とにかく面白いのです!何度も読み返そう!
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坂東先輩?坂東先輩〜!?
2021年12月11日
めっっっちゃ面白かった!
伏線が、もうテンコ盛り!前半の「みえない友達」は何回もページ戻って、???となりながらみんなの名前覚えないと訳が分からん。で、分かってきたらグイグイ読めて、「ワンダーフォーゲル」に突き進む。2回3回と読むと、気付かなかったあれもこれもみんな伏線。そしていくつかの謎が残る。創作物って、ラストに何もかもを詳らかにすることが可能だけど、現実はそうではない。人の記憶の数だけ複数の真実が存在して、本当のところは確かめようがない。この作品もそんな風に、真実は記憶の奥に深く沈められたまま終わる。読者に考える楽しさを残してくれる。

作品の面白さはそれだけではない。キャラクターが皆とても魅力的。特にイブさん〜。落ち着いた大人なのに、不思議ちゃん。前半は小憎たらしかった沖津が、実は可愛い。登場人物達が誰も彼も謎めいていて、それがお話を妙にエロティックに盛り上げてくる。作者さんの笑いのセンスも凄く好みで、最後のページまでクスクス笑ってしまう。

エチ描写は、素 股と触りっこまで。野宿上等な沖津くんが、なぜかオシャレな別荘風建物で盛ってるそのギャップが良い。そしてイブさんは存在がもうエロい。誰がどこまでの関係かは会話から補完してねって感じも、作者さんの技量が巧みなので、なかなか良かったです。

読んだ後に、レビュアー様方の考察を読んでさらに面白さが増すので、お得感大な1冊でした。
難解といえば難解だけど
ネタバレ
2021年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前から気になってはいたけど「センスオブワンダー」の発売を機に購入。謎が謎のまま終わる本作品ですが、深く考えずに雰囲気を楽しみました。
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謎、そして謎…
2021年12月8日
最初の「見えない友達」から「ワンダーフォーゲル」お話しが流れるように進みます。
読んでる途中から謎だった部分が少しずつわかっていくのですが、100%のあかし方ではなく読者の想像力に委ねられてる感じがとても良かった☆全てが言葉や絵で明らかにして欲しい方にはモヤモヤが残るのかもしれません(苦笑)私は余韻が残る作風が好きなのでこの作品は大好きです☆
続編?の「センスオブワンダー」を読むのもとても楽しみ♪
謎解きBL(ネタバレご注意!
ネタバレ
2021年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ世界の2つのお話が収録されています。
「見えないともだち」2話。
初読ではややこしいと感じました。
主要人物の呼称を作為的に複数使っている為なのでキャラと名前をしっかり識別して再読するとスッキリします。
謎の奥に謎を複数重ねた構成ですが、ひとつずつ解明されて最後にはつまびらかにされています。
主たる謎の、
(なぜゆうとの父親はゆうとを連れて半年以上放浪していたのか?→ 余命残り少なくなり最期に妻に似た息子をそばに置きたかったから。)
(なぜ祖父はゆうとの記憶を消したのか?→ 父親がゆうとを妻の代わりに性的な処理をさせていたから。)と、読み取る事ができます。
稜が隠したたくさんの事、祖父がゆうとを隠した理由、ゆうとがマルチ部で頑張っている事等々、謎が解けた時に各々の必死で優しい思惑が理解でき胸を打ちます。
部費の延滞、サークル名の変更など背景にある些事も楽しかったです。。

表題作「ワンダーフォーゲル」3話。
心を読み取り特に性欲や好意に同化しやすいエロミステリアスなイブさんと、DTなのにいきなり寝ぼけて素/股かましちゃう天然雄みのある稜の組み合わせが最高です。
奄美の植生や海、夜、雨、台風が奥行きを持ってリアルを感じさせる背景。
最後まではやってないのにエロスを感じる絡み。
身体だけではなく会話で深まる関係。
全てが良質でしっとりとまとわりつくようなとても雰囲気のある作品だと思います。
タイトルから想像してしまった野外でのアッチの活動はありませんでした。
当て馬の作家先生は、当て馬以外に作品に強く絡んでくる良い(悪いw)役割を担っています。
続編に続かせるためのミスリード?的なイブさんの発言があって、「センスオブワンダー」への期待も高まります。。

局部はトーンでの陰影や破線、遠慮がちな実線でも描かれています。
じっくり味わう作品
2021年11月30日
今更ながら草間さかえ先生ブームが来て、積読を一気に崩しています。先生の作品はとにかくストーリーが面白くてものすごく引き込まれます。物語を読んでいるだけなのに登場人物たちの心の深層を覗いているような不思議な気分になりました。

表現自体は何というかズバンと直球で来ないんです。決してわかりやすくはなくて、さらっと読んだだけでは重要なところを流しそうになってしまったりします。じっくり読まないとわからなくなっちゃうから行きつ戻りつ読み終わるまでに結構時間が掛かっちゃいました。
言葉の意味を考えながら読むって本来ならば面倒臭くなりそうなんだけど、話が面白いので苦になりません。むしろん?と胸に引っ掛かるところが面白い。じっくり絵と文字を追い考えながら読むのがすごく楽しかった。
真実がいくつか明かされていないところがあるのですが、それが物足りなさには繋がっておらず、むしろああでもないこうでもないと想像を巡らすのが楽しい。それはやはりキャラがしっかりしていて奥行きのある物語だからだと思います。
一筋縄ではいかない分、読み込むぞ!というチャレンジ精神を刺激してくれる作品。読者としては読み応えがあって本当に面白かった〜。草間先生やっぱりいいです。
「センスオブワンダー」もセットで読んで~
2021年11月30日
作者買いで、只今セール中。大好きな草間先生の作品なので、読むのを楽しみにしていました。草間作品がフォローさんのレビューにあがると、ウズウズしてしまいます~。確かにこれは難解な部分が多いですね。一読じゃ分からないことも多く、何回も読み直しましたよ。それでも理解できない部分が残ったので、続編の「センスオブワンダー」も読んでみました。そしたら、だいぶクリアになってきたぞー。こちらを読み始め、しろうくんとゆうちゃんがメインCPかと思いましたが、恋愛に関してはイブさんと稜の方が描かれてる割合が多いんですね(続編も含めて)。こちらの作品は一応完結になっていますが、「センスオブ~」にがっつり内容が続いているんでそっちもセットで読むべきですね。っていうか続編を読まな分からんやろうって感じです。稜の「野外活動」は、屋内で生活できるようになったんである意味完結なのかもしれませんが…。絵の雰囲気も、ちょっと捻った内容なのも、やっぱり好きだなぁ、草間作品。
え!!!うそっ!続編?!
2021年11月18日
フォローさんのレビューでこちらの続編が近日発売という事を知り、驚きと喜びでいっぱいです!いつもありがとうございます!さかえ先生のTwitterをチェックしたところ、本当だ〜〜と再び嬉しくなりました。続編発売前の復習、必須ですね!という事で僕も久々に再読。
いや〜〜何度読んでも、想像&妄想の余地ありまくりな作品だと思います。そして読者さんそれぞれの見解や解釈の仕方があると思います。うんうん。
さかえ先生の作意がどの様なものであれ、色々な角度から想像・考察できる作品で、とても興味深いと思います!さかえ先生により真相が明かされるのかどうか、楽しみですね!
『ワンダーフォーゲル』のイブさんと稜くんのその後の関係も、続編があると知り、どんどん気になってきました。とても楽しみです!
イブさんのメガネ最高!!!!!!
2021年11月18日
もうすぐ続編発売ということで!おさらいです。
正直この1冊だけでな謎が多くてどうしたものやらでした。
2017年の作品なのでまさか続きが読めるなんて!完結するのでしょうか…?ドキドキ
謎があるのは主に「みえない友達」なんですが…答えが明かされると期待してます。
草間先生作品は登場人物がみんな何かしら抱えている所がいいですよね。
「ワンダーフォーゲル」では閉所恐怖症の沖津くんと人の頭の中が読めるイブさん。
沖縄の台風の夜、広い家だからという理由でイブさんちで一緒に寝ることになる2人。
イブさんの不思議な力の本当のところや沖津くんならではの性事情などを絡めたエピソード、そういう変わった設定をしっかりBのLに持って行けるところが流石だなと思いました。
そして沖津くんだからこその視点で見るイブさん。
あーいつの間にか自然にキスなんかしちゃうしっくりとはまる感じはそういう事かと納得の結末が待ってます。
さっぱりしてるのに、しっかり練られている!
このこなれ感が草間先生流というのか…好きですね〜。
これは続編楽しみになってきましたよ!!!
つらいだろうけれど、応援したい
ネタバレ
2021年7月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 【みえない友達】の読み始めは、こーちゃんとゆうとが『毎日野球や虫取りして法面から落ちたり』する場面や『男の遊びと初恋感がごちゃごちゃ』に対して「うんうん、小学校低学年の頃ってそうだよね!」とうなずきながら楽しんでいた、ら……ゆうちゃんのことが事件になっていない、の辺りから「もしかして…」とイヤな予感が。
(刑事)事件として扱われていないってことは、そちら側が「善」で逆側が「悪」だということだろうし、つまりは悪と認定される「何か」が現に起きたということなんだろう…いやだ…知りたくない…。
そして、ゆうちゃんを連れていったのが誰でどんな職業か明らかになったことで、予感が確信に。『半年間にあったことは全て… 』のくだりは辛くて途中でいったん本を閉じ、もとい、スマホを伏せました。
何度もフラッシュバックする過去の辛い記憶がいかに人間にダメージを与えるか。様々な文献で読んだり、そうした記憶を「消去」する施術について耳にした人もいるでしょう。
辛いことは忘れたいし無かったことにしたいと思うのは当たり前の人情。でも或る出来事だけ都合よく忘れることは難しい。じゃあまとめて消せばいい、と研究した人達が実在するのです。でも私にはその先が恐ろしい。一定の記憶を失くしたことに気づかずにいる間はいい。でも大切な思い出も一緒に失ってしまったと知る時はきっと来るはず (え、覚えてないの?と人に指摘されるなどして)。一部記憶が欠落していると知ってなお、自己同一性(自分は連続・一貫していて同じ一人の自分だ、という感覚)を保てる?昨日の自分と今日の自分は同じ、と確信できないのでは?そんな心もとない感覚で生きる人生で幸福を感じられるの…?
苦しまぬよう忘れさせようとした人たちの気持ちは愛の一種には違いなくとも「しろう君はお前のことなんて夜見た夢のように忘れてる」とまで言う必要はあった…?
記憶を取り戻す決心をした彼を応援したいです。
草間先生がこの物語を、何もかもつまびらかにする創造主(神) の視点では描かなかったことが、話が分かりづらいというレビューにつながっていると思いますが、むしろそこがリアルでいいと感じます。「自分は何もかもお見通し」と自信満々な人達こそ「何も分かってないな」と思うこと、ありませんか?出来事の経緯も人の心情も「よく分からないなぁ」と謙虚に思うくらいで丁度いいと先生が仰っている気がしました。
やっぱり、ひと味違う
2021年1月16日
なぜ、もっと早く購入していなかったのか、、、
先生の作品はほとんど持ってるのに。
読んでは前のページに戻り、また読んで、、
また戻って、、、あっ、そうか!みたいな。
謎解きみたいにワクワクするし、ちゃんと甘い部分もある。また1冊お宝が増えました。
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難解
ネタバレ
2020年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一読しただけじゃわからないくらい難解なストリートになってます。特に、見えない友達のストーリーがわかりづらく、結局自分的にこういうことなのかな?って解釈する感じ。
幼いゆうとがしろうにフェ◯って!?やっぱり父に母親がわりにされてたのかな。そりゃ祖父も記憶消すわな。。
表題作のワンダーフォーゲルの受け様の艶っぽさが良き。
安定の草間さん
2019年8月14日
常に作家買いです。草間さんの作品はほとんで外れにあたったことがない。絵はちょっと癖があるけれど作風と相まってgood❗
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おもしろい
2019年7月14日
さすが先生の話ですね、思われなかった展開いっぱいある。陵くんかわいいです。
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野外活動見たかったかも。
2018年8月30日
謎が謎をよぶ展開でおもしろかったです。登場人物達が個性たっぷりだし、笑いも織り込まれているので読み終えてニヤリとしてしまいました。ふたつのタイトルですが、ひとつの世界(ストーリー)。少し不思議なところも(この作家さん)スゴイ!!
作家買い
2018年7月10日
難しいかな?と読んでいなかったのですがちゃんと(いつもの)萌えがあるので大丈夫でした。むしろ話に入り込める楽しみもあって良かった。草間さんの童貞っぽくない童貞ってきゅんとする(^^)
作者さん買いです
2018年4月22日
とにかく1話目が複雑で1回読んだくらいじゃ…、読後も分からない事が多くて…。表題作は、分かり難い事はないのですが、不思議な能力の事がはっきりしないのが…。いや何度も読めて、寧ろそれが良いし、面白いんですよ、世界観も相変わらず独特で味があって、ただ、本当に難解。男同士なのでBLなんですが、それは瑣末な事と言うか、物語のほんの一部で、自然なのも良かったです。2組の話ですが、スピンオフ的な感じで同じ世界の話なので読み応えもあって良かったです。
難解。釈然としない部分を含め面白かった
ネタバレ
2018年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二部構成です。ワンゲル=野外活動の意味だとは、山岳部と混同してました(笑)

【みえない友達】

舞台は大学の部室。平坂幸四郎と南と沖津稜先輩との会話で始まる。ここで平坂と沖津は誘拐で突然引き裂かれ、互いに探していた友達同士だとわかり感動の再会となる。

平坂が誘拐犯だと思っていた医師はゆうちゃんの祖父で、ゆうちゃんは祖父により記憶を消された上、祖父の患者で閉鎖恐怖症の沖津稜の身分を借りて生きていた。平坂は本物の沖津稜と高校時代に会っていてゆうちゃんに会わせると言われこの大学に入学した。

ゆうちゃんは父の死を知り、今まで逃げ隠れしてきた事は無意味だった?平坂と本物の沖津を巻き込み、父と平坂には取り返しのつかない事をした?祖父の真意は?と問う。本物の沖津を知る友達を探し出して沖津への恩返しをし名前も沖津本人に返してあげたい。「しろうくん(平坂)はおれのヒーローだもん」の言葉を最後に【みえない友達】の話は終わる。

二つ目の話【ワンダーフォーゲル】

舞台は南国。本物の沖津稜は飲食店でバイトをし野宿生活の中、人の心が読める小説家 伊武と出会う。

この二人のキャラと関係性がとても面白い。イブさんは物腰の柔らかい大人の男で人の心が読め鋭い反面、肝心なところは鈍感というとても面倒くさい男性。

一方の本物の沖津稜はゆうちゃんの影の存在的な人かと思えば、ゆうちゃんを溺愛するブラコン兄貴風で、裏表のない陽気で素直な人で性的にも純情な可愛らしい男性。童貞力が面白い。

互いに認め合っていてこの先もうまくいきそうな二人。閉鎖恐怖症もあの家なら平気そうだし快方に向かえばいいな。イブさんは稜の小説でも書くんですかね。

でもやっぱりやっと再会できた最初の二人の話はもっと見たかった。ゆうちゃんが祖父の後を追う事になり、さすがヒーローとの再会!しろうくんの存在の大きさがわかり嬉しい。が、祖父の愛情を掘り返すのも辛い。しろうくんがいるから大丈夫かな。恩返ししたかった稜がイブさんと出会えゆうちゃんも安心出来たかな。【みえない友達】での疑問はまだあるから釈然とせず。父の死因や小1のフ◯ラや身元隠しや記憶操作など危ない要素ばかりで怖い。知らないままの方が幸せのような。

この手の不可解さは名作か駄作かに分かれるけど、これはどうかしら?BLだし稜が主人公みたいだしアリなんでしょうね。
表紙が素敵
2017年7月8日
人を中身が透けて視える海月に見立てた群れの中で、小説という成果ではなく自身を見てくれる沖津がイブにとって唯一の存在、という自己解釈に浸ってます。

この作者様は味のある絵柄、説明や明解さが少なく時として読手に負担があるのも特徴です。
初読、名前だけでなく人物見分けまでもがし難く、イラッとしました。
が、今作も繰り返し読むと自分なりに事実や心情が整理でき、何度も咀嚼するスルメのような魅力に溢れています。

ゆうちゃんの親絡みやイブさんの能力、で真相は?となりますが(沖津の言だけでは…て、あれ?やはり私が理解納得出来てないだけか)、それでも恋愛はできるし幸せであるのが主なので、物足りなさ含め大満足です。でもでもやっぱり見たいよ坂東、気になるよ笑
面白い!!
2017年6月27日
もう、さすが草間さかえ先生です!面白かったー!!謎が謎を呼ぶ展開にドキドキしました。ありきたりなBLに胃もたれしてきた時にぜひ!ネタバレなしで!ちなみに作品紹介のあらすじはコミックス後半に収録されている表題作『ワンダーフォーゲル』のものになります。そこだけ読み始めに混乱されないようご注意を。前半は別cpのお話ですが、後半の表題作にも繋がるので1冊通して1つの世界観です。草間先生の描く絡みも色っぽくて素敵でした💕※修正はもともとリアル描写ではないものの、白抜きじゃナイのが嬉しい✨
む、むずい
2023年12月22日
頭の弱い私には少し難しかったです。読んでは戻り読んでは戻りでなかなか読み終わりませんでした笑
だけど嫌いじゃなかった。ちょっと不思議なストーリーでした。
これと「センスオブワンダー」一緒に
2023年11月27日
初めて読んだ時は、ミステリーっぽい要素がある変わった話だなぁって感じでしたが、2〜3回目でよりよく味わえます。確かに最初は分かり難い部分もありますが(誰が何がどこで起こっているの?)、何度か読むと面白さが増すと思います。本作と一緒に必ず続編の「センスオブワンダー」も読んでください。
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面白いけど
2023年11月25日
面白かったです! ただわかりにくさもあったかな。話自体が複雑というのもあるだろうけど、登場人物の会話がなんだか読みにくい。草間さんはもともとこんな感じという気もしたけど、この作品は特にそれが濃いような。ストーリー的に意図的なのかもですが。続編で色々わかるようなので、こちらの読み返しも今から楽しみです。
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え?!
2023年11月19日
ストーリーが難しいとかより最初の方、キャラで混乱しました、、、ちょっと戻りながら読み進めました。頭がシャッキリしてるときに読まなきゃダメですね!また再読してみたいとは思ってます!

追記
続編読んでだいぶ色んなことが消化できました!これでもっかいこちらも読んでみようと思います
3.5☆
2023年6月18日
作画はあんま好みじゃない。丁寧に描いてるかはわからないのだけど、絵のタッチが雑な感じの絵、沢山の線で描いてるような。そして雰囲気や顔立ち体格が似ていてわかりにくい。最初の「みえない友達」の方、二度読みとかはしてないけど、理解しないと進まないので序盤は時間かかった。ゆうちゃんに記憶を忘れさせる方が良いと言う方向性や明かせない事情とかもあって、不振な点がありわかりにくかった、表題作の方は言いにくい話だったのがあって簡単にはわからなかった。と言う感じ。どっちも確かにどゆこと?とは思ったけど、複雑で情報がないだけで短い話だから直ぐにわかったし、ちょっとミステリーな感じは味わえなかったかな。そして、完結となってるけど、なんだかなー。合わないのかな、モヤりとする作品。簡単過ぎないのは好きだし悪くはないけど、読み手としてはキャラ見分けがつきにくい上に少ない情報で複雑なので読むのが面倒になりそうだった。評価は3.5☆
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ミステリーBL
ネタバレ
2023年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ ミステリー要素4.5、BL要素は4くらいですかね。BL的にはさっさと進む感じがしました。が、ミステリー要素は、、、今巻では予測はできるけど、何もわからないまま終わります。続巻の「センスオブワンダー」でもかなり解明されつつも、全ては明らかにはなりません。当時の大人が皆亡くなってしまっているからもありますが…。そして、隠れてる部分はかなりヘビーです。。。でも、皆の性格が、明るめなので暗くなり過ぎないです。過去の自分とも、現在の自分とも上手く付き合っていけてるように見えます。
題材が結構重くて、、⭐︎5はつけられませんでした。でも、ストーリーはすごく細かく作られてます。
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面白い
2022年10月21日
気が付くとこの作家さんの作品が本棚に増えていってます。絵はあまり好きですはないですが、お話しは文句なく興味深くそしてエンターテイメント性があります。何処までが本当に起こった事なのか、何処までが妄想なのか判らないまま読み進めていくしかないです。一先ずここで起こっている事は誰かの真実なのですから。
難しい。でも面白かった
ネタバレ
2022年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 推理小説のようなBLでした。
しろく君が小さい時にであったゆー君をだれも知らないって言うのが、ちょっとどきどきワクワクしちゃいました。なぞがとけるにつき、へーっ、へーっ!って思いながら読みました。
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ミステリーとして読むとワクワクする
2022年5月9日
『みえない友達』は表題作と無関係の話かと思ったらガッツリ繋がっていて、点と点が散りばめられたまま表題作に入り、しろう君とゆうちゃんのことが気になっていたはずなのに、イブ先生と稜の探りあうような掛け合いを楽しんでしまった。

イブ先生の飄々した人を食ったような、でも、無邪気なキャラクターが魅力的で、閉所恐怖症で意固地な感じもする稜が意外と冷静に周囲をよく見ていて、なのに自分の気持ちには無自覚で、作品に登場する男たちがみんな愛すべきキャラクターだった。

BL作品として読むと少し物足りなさは残るけれど、ミステリーの序章として読むとワクワクする。
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完結じゃないね
2022年5月5日
センスオブワンダーまで読まないと、何一つ謎は解き明かされない。さほど難解には感じなかったけど、謎の提示の仕方はうまいと思った。イブさんと稜の関係が楽しくて、あまり深刻な感じは受けずに読んでしまった。私はこの連作あんまり深読みせずに面白かった、良かったねで終わらせたい。
独特でした。
ネタバレ
2022年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 推理小説を読むような感覚でした。人物を理解するのも内容を整理するのも1度では難しくて何度も読み返しました。わかりにくいと言ってしまうと描き方が悪いのかとも思うのですがこれはこれでよく構成されていると思います。ゆうととこうしろうの昔の話がテーマではありますが現在の2人の話はほとんど描かれずに稜とイブさんの話に絡んでくる感じであの2人やっちゃってるっていうイブさんの感?読心術?ホントのところどうなんでしょうか。キスはしてましたからそういう流れなんでしょうか。南くんもなかなかいいキャラでした。イブさんと稜の空気感がとてもいいです。
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一筋縄ではいかない
2022年3月17日
1回目では分からなかった。
何度か読んでも真実ははっきりしなくて記憶のピースは空いたままだけどそこも含めて考察の余地があって面白かったです。
表題作とその前日譚、謎めいた2本立て
ネタバレ
2021年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の前に前日譚的な中編が載っている2本立て。他の方のレビューにある通り、確かに難しい。先が気になってグイグイ読めて面白かったけど疲れたー。無粋かもだけど解説が聞きたい。
「みえない友達」
元引きこもり同士の幸四郎×沖津。幼い頃の幸四郎の友達、他の誰も覚えていない「ゆうと」について。どういうこと??と頭を捻らせながら、なんとか理解しようと没頭して読みました。全部読んだらなるほどと思えるけど、やっぱり難解。幸四郎はどうして分かったんだろう。確実にいるのに出てこない板東がまさに見えない友達で面白いな。南の柔軟性もすごい!
「ワンダーフォーゲル」
閉所恐怖症の沖津(稜)×小説家の伊武。沖縄で野営しながら働いている稜は、嵐の夜に広くて静かな伊武の家に世話になることに。考えていることが読めるのかと思ったら、心が読めるのか。本当なのか妄想なのか、半信半疑ながら伊武自身を信じた稜の迷いなさがかっこよかった。伊武の力もまた細部が難しいな…。続編でもう少し理解が深まればいいな。
一読では何が何やら
ネタバレ
2021年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ わからなかったです。2度読んでなるほど。もう一度読んだらもっとわかるかな?でもまた今度にしようと思いました。フェ〇ということから、だからお祖父さんが記憶を消したのかと思いました。沖津のノートは残ってないのでしょうか。読者が色々と考えて、こういうことかな?と納得する作品なのかな。草間先生スキな方か難しいお話がスキな方に良いのでしょう。私は草間先生スキなのでほうほうと読みました。不思議なお話で何回か読んだら味が変わってきそうな感じがします。大学でマルチの勧誘やってる始まりでもう目がテンですもの。こんなBLないですよね。悲喜劇的だと思いました。
2017年6月 総200ページ 修正はトーン、白抜き。
難しい
2021年6月26日
レビューを読んで覚悟はしてましたがやっぱりよくわからない。特に最初の話。何回か読み返しましたがなんとなくそうなのかな??という感じ。ただ子供時代のゆうちゃんがすごーく可愛かったので星四つです。
BL感は少なめ
2019年2月1日
表題作とあわせて、2作品ですが、どちらも読むことで、話がわかるというか、とても、謎の?ん、なんとも、不思議な世界観でした。そこに、愛というものはもしかしたら、あるのかしらん、、的な何度読んでも、不思議な感覚で、さすが、草間先生だわと、いう感じでした。
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読み返し必須
2018年8月8日
結構難解な話です。初めて読んだときは混乱して行ったり来たりしながら進めました。二度目もやっぱり混乱して同じことをしました。笑
不思議要素があるのですが、その原因が超能力だったり精神疾患ゆえだったり事実だったりするので余計に混乱します。
でも根っこの感情の部分は相変わらず草間さかえさんらしいキャラばかりでほっこりします。両思いって良いですねー。
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なかなか
2018年2月28日
深くて 入り組んでて ちょっと難しげでしたが、やっぱりおもしろい。草間先生はどうやってストーリー練るのか知りたくなりました。幼い日一緒に遊んでいなくなったゆうちゃんを 大学て探し見つけたしろう君。思いつかない内容でした。
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う〜ん。
2017年11月24日
『地下鉄の犬』が凄く良かったので、草間さかえさんを読みあさっております。でも、今作はイマイチよく分からない作品だと思います。なので、まだ物語に入っていけてません。(;_;)そんな訳で☆4つにさせていただきました。
ぜひ読み返して!
2017年8月17日
最初読んだ時は、ん?よくわからないぞ?
って感じでしたが、もう一度読み返して見たらあぁ〜なるほど〜って感じでした笑
2組のカップルの話でしたが、表題作をもうちょっと読みたかったな〜と私的には少し物足りなかったので、星4つで。
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作者買い
2017年6月27日
エロあり。最初の話はキスだけ。狭い枠に奥行きのある絵が凄い。話は自閉症や閉所恐怖症の人が出てきて分かりにくい。ただ分かりにくいこと自体が伏線なのでは と読み進める楽しみあり。南くんが何か良い。次の話が表題作 最初の話が理解出来ず最後まで読んでもう1度読み返し。妄想症か心が読める。 寝ぼけて他人のを触るのはエロかった。でも『最後』までしてない(してる絵無し)が残念。
途中におさらいとかがあれば良かった
2024年3月30日
草間先生の他の作品で感動し、この作品を読んでみましたが数回では分かりにくかった。時系列バラバラで、おまけに登場人物が会話中に混乱していて、読んでるこっちはもっと混乱。よく読むと面白いだけに残念。
おっと・・・難しいストーリーだわ
2022年5月20日
頭がこんがらがってしまう!!母の死後、父親に連れまわされたり祖父に閉じ込められてり、名前を借りてたり。名前を借りた相手は閉所恐怖症で南の国で頭の中を文章にできる「イブ」に出会い。そのイブもこんがらがってて…1回読んだだけでは理解できない。って理解できるのか??
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良いです
2022年5月13日
なんだかごちゃこちゃしてて、キャラの区別もつきにくかったかな。高評価だったので読んでみましたが、どうなんだろ。続き?があるようなのでそちらを読んでまた読み返してみたいと思いますが、一度だけだと???で終わります。
絵と雰囲気は
2018年2月8日
絵と雰囲気は好きです。ただわかりづらくて置いてけぼり感があった。後半の方が読みやすいかな。何回か読んだら感想変わるかもしれないけど、ちょっと疲れたのでまたいつか読んでみたい。
何度も
2017年7月26日
スマホだと画面が小さいので、人物の見わけがつかなくて??、二度目でやっとストーリーがわかりました。沖津くんとゆうちゃんの見わけがつかなかった。
じっくり読むと面白いです。
2周目で理解
ネタバレ
2019年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初読んだとき意味がわからなくて、色々理解した上で2周目読んだらやっと内容を理解しました。
謎が多い話だしファンタジーな能力持ちのキャラクターがいるし、何より稜とゆうちゃんが似ていて区別がつかなかったので一読しただけでは意味がわからなかった。2周目では見間違うことはなかったけど一周目はただメガネ外しただけだと思った…。
2回読んで内容はわかったけどあんまり好みの話ではなかったです。
わからない
2023年9月17日
2回読んだらわかったっていう人いましたが 2回読んでも人物特定がとてもわかりずらいです。そこまで苦労して読まなきゃいけないものでは無い。
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作家名: 草間さかえ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 徳間書店