最終巻を購入はしたものの、心の準備が整わず、毎日本棚を眺めては閉じてを繰り返していましたが、こちらのシリーズをお教えくださったフォロー様がレビューされていたのを見て、改めて、みのりの手から読み返す事ができました。
もつ鍋とリーゼントにあった、先生のインタビューを読む前と後では、この物語の見え方が一変。
卯一を始め、明虎、浅生田、麻巳の存在、松見。全ての人物が何だか愛おしく見えました。
卯一と明虎の、どうしようもない愛。
沢山の人を振り回し、奪い、不幸にさせたように見えるが、皆、自分で望み、選択し、ある意味幸せだったのではないかと思えたりもする。
最終巻のピンクの背景に明虎と手を合わせ寄り添う卯一の表情が、今までになく穏やかで素敵。
スカベリ子先生の 「でも愛してあげる 」 の想いが沢山詰まった作品。
そして、リズミカルに笑い飛ばしながら、パズルのピースを完成させたのであろうかと、感慨深くなってしまったり。。
途中で苦しくなったり嫌悪感で、最終巻まで読めずにリタイアしてしまった人もいらっしゃると思いますが、、、大きな声で言いたいです。
ジェラシー最高! スカベリ子先生最高!!
5年にわたる作品制作、まずはお疲れ様でした。
巻末おまけの浅生田さん、、相変わらず残念な人で可愛いいです。