夏の思い出を切り抜いたような印象を受ける静かな絵です。音のない夢でも見ているかのよう。目が印象的でした。
お話の方は……。千紘はきっと、自覚がなかっただけで愁人のこと好きだったんだろうな。だから急に意識しだして気づいたのかなと。「こんな寒い部屋に一人で どうしてたの」というコマが印象的でした。レビューを見ると母親との関係が半端という意見が多いようでしたが、実際あんなもんじゃないでしょうか。そんなに早く受け入れてもらえないだろうし、微妙な感じのままってこともあるんじゃないかなと思いました。そしてタイトルの冬知らず。我が家では1年通してがんがん咲いてます。こぼれ種ですごい増えて邪魔で抜いちゃうくらい。ずっとずっと好きってことなのかしら……?