絵が綺麗で好みだったので購入しましたが、買って良かったです。
ストーリーは目新しい題材ではないですが、「うんうん、そうでなくっちゃ」と展開に頷いて、すっぽり落着くべき場所に嵌まる、そんなお話です。
主人公は、乱暴にされる=求められている、と思い込もうとして「気持ちいい」と自分に暗示をかけていて…
でも愛あるおセッセを知ってしまって自分を騙せなくなったんですね。
それに気付く時のおセッセの乱暴な描写は痛々しくて…
変な話ですが自分の肛門がすくみあがりました(笑)
でも、激しい流血や暴力の描写はありませんよ。
作者さんの表現力のなせる技かと。
幸せになってほしい男の子がちゃんと幸せになった、それだけで満足感があるじゃないですか。
あまりしんどい展開が続くと読み返す気にもなかなかならないので、個人的には丁度良い切なさでした。
これがデビュー作かぁ。期待の新人さんですね。
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