ドラゴン桜を初めて読んだ時も思ったのですが、受験を題材にした漫画が受け入れられるのって、不思議ですよね。
スポーツやものバトルものならプレイの上手さや強さへの憧れ、恋愛・学園・日常といったものなら懐古や忘我といった需要があるのはよく理解できますが…
勉強や受験というのは、普段頑張ってきたほとんどの人間が、頑張った分だけの結果を出すことができる世界です。
スポーツのように類稀な才能が前提の厳しい世界でもなく、ファンタジーのような未知のドキドキもない。
どれだけ工夫して仮定を描いても、最終的な合否が努力と自己責任である以上、たとえ落ちても「残念、努力が足りなかったね」受かれば「努力が報われてよかったね」以外の感想が出てこず、あまり物語の題材として適していないなという印象でした。