「嘘つきは紳士のはじまり」の続編。
一筋縄ではまとまらない大人な感じの作品です。
家族のいるゲイ教師ポールと、ノンケ学生ジョナサンのお話。
全然甘々でなく、
ストーリーも他のBLにはない軽快さと打算さを持つ展開です。
読んでしばらく経つと何が良かったのか忘れるのですが
(たぶん読んでいて甘いいい気分にならないから忘れるのかも)、
読むと複数の人間模様の中に深いものがあったりして、
やっぱり良い作品だったと思う、不思議な作品です。
人生や人間関係って一筋縄ではいかないよね、
という現実性を盛り込んであると感じる作品です。
スピンオフでなく続編なので、前作から読むこと必須です。
総228ページ。