「雛鳥は汐風にまどろむ」全7話
海辺の街に引っ越してきた勇一と甥の歩は、お惣菜屋を営む陵と出会って…。表紙のイメージ通り、切なく優しいお話でした。よくある、子供を育てる受と…というほのぼの系ではなく、どこか寂しげな陵と、母をなくした歩という陰のある二人に、勇一がまっすぐに愛を伝えて奮闘する、心にジーンとくる展開。泣くことさえできなかった固い表情の歩が涙を流すシーンに、たまらずうるうるきました。そして素の、大きな子供のような陵の表情にも…。読後感も清々しくてとても良かった!本編での描写は見えない感じでした。
「after story」13ページ
歩がお泊まりの夜。ここでチラリとみえた描写は先がボワっとした○でぼかした感じでした。
「3years later」電子限定描き下ろし5ページ
世界で1,2を争う卵焼きは…。ちょっと大きくなった歩。将来が楽しみ!
「あとがき・雛鳥のララバイ」カバー下
勇一を挟んで川の字で寝る歩と陵。二人の会話が最高!笑えるし和んだー!