読めば読んだだけ理解が進むと言いますか。
一度読みでは私には全然しっくりこなくて。
そこここで、はたと立ち止まりながら舟と昭とお父さんの心の中に想いをはせながら2回読みました。
其々の心がセリフやコマから伝わってくるのですが、そもそも人の心の中は方程式があるわけではないので導き出される答えは千差万別で、己で己の心が全て理解できているわけでもないので感情も流れ流され洗い流され剥がれ落ちてやっと少しだけ見えてくるものなのかと。
2人の心と体が重なったようであり、重なれば重なるほど二人の間に薄いベールがあるようにも感じ、でもとても幸せそうでもあり。
こういう事なんだろうと、リアルな人間を見たようなジワジワとしみてきました。
味が、ほんとにいい味がする作品だなぁ。
すごく好きです。
※※ただいま期間限定上巻のみ読み放題です。がっ!!下巻は必読ですww※※