優しい甘さと温かさをミルフィーユみたいに何層も重ねたみたいな、贅沢な幸福感に浸れるお話でした。初作家さんでしたが、なんとも言えない独特の絵柄と雰囲気が…陽だまりとか木漏れ日のような、心がふんわり・ほわほわするような空気感ですっかり虜になってしまいました。
成島さんもふみくんも、どちらもゲイではなかった(もしかしたら今も?)と思うけど、「好きになった人が同性だった」「同性を好きなったのではなくて、君を好きになった」というのが、ごく自然に伝わってきました。
普通は、それらのセリフを口に出してキャラに言わせてしまいがちなんですけど、あえて言わせずに絵で伝えて、それがまた(本人同士にも読者にも)伝わるっていうのがね…作家さんの腕でありセンスなのだなと思いました。
一冊でファンになりましたが他の作品の雰囲気は分からないので、似たような優しげな作品から読みたいです。