何故かTwitterの宣伝とかでよく見かける作家さんだったので試しに読んでみました。
もちろんBLと分かってて読みましたが、普段BLをあまり読まない私には序盤から唐突に始まる特殊な世界観について行けず、置いてけぼりになってしまいました。
一言でBLと言っても作風はピンキリなので、この作家さんの描くお話はBL上級者向けのような気がしました。
例えばBL界では当然とされるオメガバースとかそういった設定に喜んでついていける、元よりBL好きな読者さんにはオススメな作品だと思います。
私は多分BL初心者なので、どちらかというとTLのようなノリで楽しめるBLの方が好きかなと思ってしまいました。
この作品は、人間とイン魔が共存している〜って世界観で物語がスタートし、精 液貰えないとイン魔は死んじゃうからヤりまくり当然みたいな世界観でした。
そもそもイン魔ってなんやねん!みたいな知識レベルじゃ物語についていけません(笑)
男同士でヤりまくり前提の設定なので、この作品には女性なんて性別はそもそも存在してないのかな?という不思議な世界観でした。
私は普通の世界観で、男を好きになって悩んでいるみたいなかなりリアル寄りのBLに萌えたりするタイプなので、ちょっとかけ離れたものを読んでしまったなぁ…と最初は後悔しましたが、せっかく買ったので最後まで読んでみると、ハマれたらかなりどっぷりハマりそうな、抜け出せなくなるような魅力は感じました。ラストの書き下ろし「可愛すぎてイン魔って怖い!」な3連発がこの作品の魅力を物語ってたと思います。
イン魔だからこそこんなにハマってしまう、可愛いし気持ちいい……という人間側の感情こそこの世界観だからこその萌えを生み出していたんだな〜と。
この作品を読んだのをキッカケに頭を柔らかくして色んな変わった世界観の作品も楽しめるようになりたいなと思いました。
ただほんと、最初の感想通りBL初心者さんにはオススメできません(笑)ある程度BLにハマってから読みましょう!