表題作他2編、合わせて3編入っています。
表題作は表紙の通り獣人×人間もの。獣人が暮らす国がある設定です。
【仕事の関係で田舎から都内に出てきた葵。引っ越したマンションの隣の部屋には、ウルニャワン共和国のオオカミーン族である『ウゥ』が住んでいた。ウゥと仲良くなった葵は、友人として彼と接するうちに恋愛感情が芽生えてきて…】
まず、攻めがすごく獣人です。言葉も顔の骨格の関係で日本語が話しにくい設定とか、徹底してます。オオカミーンの他にイヌドッグ、ニャオァーンという種族がいるらしい。そちらも見たい(笑)
見所はやっぱり獣人らしい激しいエッチ。デカイ、強い、コブ付き。そして多い(笑)受ける側はなかなか大変ですが、葵は愛ゆえ、受けたいんです!ラブラブなのになかなか入れてくれなくて、焦れる葵が健気でかわいい。2話入っているのですが、どちらもテーマは挿入かな。紳士で優しいウゥが獣になるのがすんごくいい。葵もエロい。
2つ目は1話完結の、捨てられない男の話。物を捨てられず、男も捨てられず。捨てるきっかけがちょっとファンタジー。ファンタジーエロです。
3つ目は幼馴染みのことが好きなゲイ×ノンケ男子。2話目の『ノンケと呼ばないで』が印象的な話でした。ゲイとノンケ、壁はあるけれど人を好きになる感情は変わらないし、ゲイの友人を好きになったらノンケなのかって、確かに疑問。そういう、セクシャリティのボーダーみたいなのを考えさせられました。
全体的にはちょっと絵にクセがあると感じるかも。獣人はモフモフ系ではなく顔以外は人寄りです。ビッ、と手袋するところをぜひ見てください!