あまり深く気にせず読めば面白いです。
こんなにコメディ色の強い悪役令嬢転生モノは初めて読んだし新鮮ですね。
常に従者とのやり取りが全力で、気を許してるからこその直球な会話が面白く、当人たちもなんだかんだ楽しそうなのが微笑ましいです。
1巻を読んで、この先の内容にも期待が持てていたのですが、2巻目を読んでみて「あれ?結局何がしたい漫画なんだ?」と迷子になってきた印象なのが個人的にはかなり残念でした。
特に急な断罪イベントが起きたりして、でも主人公は「きたな断罪!」と応戦して負かしてしまったり、全く持って意味不明でした。
そもそも運命の強制力で起こってるんだか、たまたまなんだか……
そんでもって、メアリは没落を望んでいるんだからゲーム通り断罪された方が好都合だったのでは?
謎に、元々の悪役令嬢キャラと同じくプライドは高くて、冤罪で断罪されるのは気に食わないとばかりに全力で応戦した主人公に理解ができませんでした。
私が理解力ないだけなら誰か説明してくれって感じです。物語の道筋についていけない。読者が迷子です。
断罪の際、メアリに懐いているヒロインのアリシアをいじめた罪で断罪イベント始まったのに、当のアリシアはメアリの肩持ってるし……。
いじめられた本人が違うと言ってるのになんで断罪イベント始まったの…。
生徒会の人たちも意味不明、生徒会中心人物のパトリックのリアクションも意味不明。
アルバート家の凄さを誇示して言い負かしドヤ顔したメアリも意味不明。
2巻からストーリーが本当に分からなくなってしまいました。原作小説読めば分かるんでしょうかね…。
アディとのやり取りでファンディスクの件について話されていたのも納得いきませんでした。
すでにヒロインはパトリックルートに行ってるのだから、ファンディスクにアディルートがあろうと全く意味は無いような…。
いや別にアディとアリシアがくっつく可能性あるとか誰も思ってはいないようでしたが。
じゃあファンディスクについて話すのに一体なんの意味があったのか……。
まともに考え出すと頭が痛くなってきました。
何も考えずにぼーっと、さらーっと読めばメアリのドリル頭コメディとして楽しめるとは思いました。